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24. 刑事無情
【出演者】渡哲也、(仁科明子)、松田優作、小野武彦、峰竜太、神田正輝、苅谷俊介、小山田宗徳、高品格、舛田紀子、森正親、白川望美、美田麻紗子、藤巻潤、三條泰子、内田勝正、山本清、阿部希郎、下之坊正道、結城マミ、飯田紅子、鈴木洋次、森下明、永野昭彦、三縄智、細沼茂、中河健司、檀喧太、三瓶英五、トーマツ・グッド、レナタ・ヘロルド、(丘みつ子)、石原裕次郎【監督】舛田利雄【脚本】佐治乾【音楽】GAME[FUN CITY](音楽)、ポリドールレコード(音楽協力)、鈴木清司(編曲)【撮影】仙元誠三
【あらすじ&徳のかましギャグ】
神奈川県警の赤木警部補(藤巻潤)より城西署に無線で応援要請がある。場所は渋谷ステーションホテルである。直ぐに課長の命を受けて、大内と上条が現場に向かう。赤木は彼らに512号室で大量の覚醒剤取引があるとだけ告げる。
赤木と彼の部下の村岡部長刑事(内田勝正)は部屋に突っ込み、大内と上条は逃げ道を塞ぐ。だが、不注意にも若い女(東田アケミ-結城マミ)に誘き出され、後頭部を殴られた上条は犯人達を逃がしてしまう。この失態に激怒する赤木。彼の怒りは城西署でも収まらなかった。
逃がした犯人のボス格の男は東田コウイチ(山本清)という横浜で警官を殺して重要指名手配になっている凶悪犯だった。その上、何とこの赤木という刑事は黒岩に「刑事のいろは」を教えてくれた先輩であった。黒岩を散々罵った上で赤木は署を出て行く。
そして、次回に現れた時は東田逮捕の特命を帯びていた。赤木はある重要な情報を収集していた。東田がある密輸組織から3kgのエフェドリンを盗んだとの事である。だから捜査はヤクを扱いそうな「針尾組の残党」「愚連隊」「関西系統」の3方向で進められた。
赤木は上条と宮本を連れて、「長崎」というキャッチバーに針尾ミサ(三條泰子)を訪ねる。彼女は元針尾組組長の娘であった。現在は裏で女だてらにかなりの覚醒剤を扱っているという噂だ。この店で赤木は突然、強引ながさ入れで証拠品のヤクを押収する。
しかし、彼はミサに今回の件は目を瞑るのと取り締まり情報を提供する代わりに100万円の領収書を切る。
一方、ホテルの指紋から東田の仲間の半田作次(阿部希郎)と浅井健(下之坊正道)の二人だと判明する。だが、城西署では徳吉を始めとして、赤木の強引なやり方に付いて行けないと思うものが少なくなかった。それを押さえたのが黒岩。黒岩軍団はもう一度3方向の売人達を締め上げた。
この捜査で黒岩はミサのところの売人が一人も逮捕されていないのに気が付く。それもそのはず、その頃、赤木はミサとラブホテルでピロートークの真っ最中であった。その中で赤木は東田のエフェドリンの件をミサに話して、取引に応じるよう仕向ける。
疑惑の目を向けるミサに彼は領収書を渡しているから一蓮托生だと言って、更に安全のために取引現場にも立ち合うと唆した。ミサは直ぐに行動を起こし、5000万円で東田の仲間・浅井に取引を持ち掛ける。
一方、徳吉は取り調べた男の中で関西系の売人であるサブという男から「取り締まりの情報が刑事からバレてた」という情報を得る。黒岩にそれを報告すると一言「忘れろ!」と一喝する。その夜、黒岩はアパートに赤木を訪ねる。
思い詰めた表情の彼は「6年前も自分の行為を罠だと正当化した」と言って、赤木に詰め寄る。遂にはそれでも「人間か」と叫んで殴ってしまう。だがその時、赤木は横浜で殺された2人の刑事は自分の部下だったからどんな手を使っても東田を掴まえると決意していた。
8:30 新宿バスターミナルから例の取引が始まる。この緊急時を課長は嫉妬心から黒岩には連絡せずに神と宮本を引き連れて突っ走る。そして、はとバスが東京タワーに着いたところから取引=事件は急展開を見せることになるのだが...。
徳のかましギャグ 「好きそうな顔しやがって、このやろ〜」「クロさんの命令ですか?・・・だったらいいですよ。直ぐやりますよ。課長だったらやだけど」「小さいもの持ちやがってホント」「これだけが楽しみなんだ」「おーおーいっちょまえにあのバ課長やれるのかよ一人で」