Yusaku Market
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アレなんだよなぁ〜!?

1. 追撃

【出演者】渡哲也、仁科明子、松田優作、高品格、小野武彦、峰竜太、杣山久美、粟津號、佐藤慶、小池朝雄、佐藤オリエ、白川望美、三田紀子、美田麻紗子、剛達人、永島暎子、日野道夫、原田雅子、武藤章生、五條博、水木京一、山根久幸、庄司三郎、北上忠行、清水国雄、三橋渡、鶴岡修、磯野博、横田楊子、川口良、田代みどり、原田千枝子、茂野文代、玉川伊佐男、今井和子、丘みつ子、石原裕次郎【監督】舛田利雄【脚本】永原秀一【音楽】GAME[FUN CITY](音楽)、ポリドールレコード(音楽協力)、鈴木清司(編曲)【撮影】仙元誠三

【あらすじ&徳のかましギャグ】

 街の喧噪の中でパトロールを行う黒岩と徳吉。そこに上條から緊急の一報。現場に急行するとこれで連続して3件目の惨殺レイプ事件であった。その何れも犯行場所は公園で被害者の女性はいきなり首を絞められて亡くなっていた。

 黒岩は4件目を何としても阻止することを肝に銘じた。そして、くじ引きに負けた徳吉の代わりに3番目の被害者タエコ宅に母親を訪ねた。号泣する母親の前で立ちつくす黒岩。

 一方、城西署では緊急に深町次長(佐藤慶)と吉岡課長によって記者会見が行われていた。警察の責任をマスコミに問われる深町。警察はこの事件の犯人を「前科のある性変質者」に絞った。そのために次々と容疑者を引っ張ってきて取り調べる黒岩軍団だったがそれをあざ笑うかのように今度はスーパーのトイレで女性が襲われた。

 被害者の女性は即座に渋谷病院に運ばれる。忸怩たる思いの黒岩は5人目の被害者を出さないために焦るが宗方と新任の看護婦の吉野は患者のことを考え、彼を遠ざけようとする。その病室308号は面会謝絶になり、顔に深い傷を負った被害者のヒサコ(永島暎子)は両親とだけ会う。

 黒岩は即座に不謹慎にも吉野のことを口にする徳吉に対して目撃者探しを指示する。数日が経過し、黒岩はヒサコに当日の状況を聞くがハジメという近所の少年と一緒にいたこと以外は口を堅く閉ざしてしまう。それを執拗に攻める黒岩を吉野は断固として制止する。

 正気を取り戻した彼は宗方から犯人像について一つのアドバイスを受ける。心理学的に考えると実はこの犯人は「外見はごく普通で頭で変態行為を想像するような男」なのではないかと。それまでの犯人の手がかりは「血液型がAB型、被害者の4枚のパンティをどこかに所有している」というだけであった。

 変質者の割り出しもなかなかうまくいかず課長はその矛先をベテランの丸山に向けた。徳吉が絡んで一触即発の状態を黒岩が宥める。窮余の策として黒岩軍団はスリの常習であるオカマに化粧を施させた上條を囮に犯人をおびき寄せる作戦に出る。

 その頃、病院ではヒサコがハジメ少年に悲惨な再会をしていた。傷ついた彼女の顔を見たハジメは何と泣き出してしまったのだった。宗方は彼から何か手がかりがないかと聞いたところ、「あるおにいちゃんにチョコレートをもらった」と重大なことを漏らした。

 モンタージュの作成は事件を目撃したという頼りない老人から始められたがなにぶん心許なくなり、黒岩が宗方に電話を掛け、ヒサコとハジメに協力を依頼する。この二人の協力によりモンタージュ写真は信憑性が高いものになる。

 しかし、黒岩はこの件についてはマスコミの対応も含めて慎重に行動することを心掛ける。まもなく容疑者に岡部ユタカ(剛達人)という男が指名手配される。現在はオーディオ・マニアで以前はカー・マニアだったごく普通の男の彼は5日前に第一電器商会という会社を退職し、犯行当日と今は失職中である。

 だが、警察の指名手配に気づいた岡部は途轍もない行動に出てしまう。何と職務質問された警官を刺殺し、更にもう一人の警官に銃を発砲して病院送りにしてしまう。追い詰められた岡部はアベックの車を奪い、その女を人質にして逃走する。黒岩軍団は鶏を蹴散らし、暴走する岡部を高速の出口で待ち構えるのだが...。

 徳のかましギャグ 「くじ運がいいっすからねぇ、俺」「ヘイ、ヘイ...ヘイすんません」「ピーターって名前にすれよ」「股、開くなよお前」



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