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アレなんだよなぁ〜!?

MOVIE 5
【401-500】



401.THE X-FILES セカンド2

  • 203血液/204不眠/デヴィッド.ドゥコブニー、ギリアン.アンダーソン/1995/96.3.17
  • 203-ペンシルベニアで意味不明の大量殺人が起きた。容疑者には特に動機はなかった。しかし、容疑者にはある共通点が見つかった。それはLSDMという農薬を散布された地域にいたという点である。実はこのLSDMと体内のアドレナリンが結び付き、デジタル表示機器のサブリミナルによる恐怖心のうえつけにより殺人が誘発されることがわかった。郡はこの事実を隠蔽した。
  • 204-ペンシルベニアで不眠の研究を行っていた研究者が殺された。この裏にはベトナム戦争が絡んでいた。優秀な兵士を作るための人体実験が行われていたのだ。24年間不眠を強いられたコールという男の仕業であった。しかし、モルダーが真相を究明しようと思った矢先に彼は新しい相棒によって射殺されてしまった。実はこの相棒がスパイであったのだ。
  • 402.THE X-FILES セカンド3

  • 205昇天PART1/206昇天PART2/デヴィッド.ドゥコブニー、ギリアン.アンダーソン/1995/96.3.17
  • ヴァージニアで誘拐事件が起こった。元FBIのドエーンという男が精神病院から脱走し、人質をとって立て籠ったのだった。だが、この男は誘拐は宇宙人の命令だと主張した。そして、自分には鑑識番号が埋め込まれていると...。誘拐事件はモルダーによって解決された。だが、スカリーが真実に近づこうとした瞬間に病院から抜け出したドエーンに誘拐され、山頂に運ばれる。モルダーは必死の救出活動を展開するが身内によって足を引っぱられる。そして、真実を副長官に告げ、副長官もXファイルの再開を約束する。けれど、スカリーを思うモルダーの気持ちは晴れなかった。暗躍する秘密組織は彼等にいつまで試練を与え続けるのか。
  • 403.THE X-FILES セカンド4

  • 207トリニティ/208昇天PART3/デヴィッド.ドゥコブニー、ギリアン.アンダーソン/1995/96.4.20
  • 207-LAで血に彩られた殺人が続出した。壁には必ず血で書かれた文字を残し、被害者は吸血鬼に襲われた様になっていた。「父」「息子」「娘」(三位一体)と呼ばれていた者達が犯人であった。モルダーが助けた女性は犯人達を葬るため、自分の命を投げうった。
  • 208-スカリーは遂に見つかったが生死を彷徨っていた。モルダーはその姿から、自分も捜査官を続ける事を断念しようとする。だが、スキナー副長官の必死の説得により、モルダーは任務に戻る。そして、奇跡的にスカリーも回復する。命の尊さを知った二人は今まで以上の結び付きでX-ファイルの解明に当たる。
  • 404.THE X-FILES セカンド5

  • 209地底/210レッド.ミュージアム/デヴィッド.ドゥコブニー、ギリアン.アンダーソン/1995/96.4.20
  • 209-アバロン山。地震学者トレプコスは地底の探査から「新生命体」と思われる物を発見した。しかし、この生命体はキノコの菌体に似た寄生体で人間の体に入り込むとその体を蝕んで食い尽くすのだった。
  • 210-子供が神隠しに遭い、背中に文字を入れられて、放置される事件が続いた。その背後にはうし成長ホルモン(異星人DNA)を人体実験していた組織が暗躍していた。肉食に反対する宗教団体はただ比較対照として利用されていただけだった。実はスカリーを誘拐したのもこの組織に関連があったのだ。
  • 405.THE X-FILES セカンド6

  • 211不老/212オードリー/デヴィッド.ドゥコブニー、ギリアン.アンダーソン/1995/96.4.20
  • 211-マサチーセッツ。老人ホームで実体なきレイプ事件が起きた。この背後には東洋人が絡むアルツハイマー病の治療薬が原因であった。
  • 212-捜査官BJの中には殺人鬼コクリーの血が入っていた。遺伝的素質は遂にその父にも襲いかかった。だが、捕まったBJの中にはさらなる恐怖として、子供を身ごもっていたのだった。
  • 406.THE X-FILES セカンド7

  • 213フェチシズム/214呪文/デヴィッド.ドゥコブニー、ギリアン.アンダーソン/1995/96.4.21
  • 213-ミネアポリス。墓荒しが続出した。掘り出された死体には共通の特徴があった。どの女性も髪や爪が切られていたのだ。この犯人はごく普通の家庭で育ち、ヘアー.メイクになった一見ごく普通の男であった。だが、女性の美しい髪と爪に異常な執着心を持っていたのだった。
  • 214-ニューハンプシャー。ある高校で「黒魔術」の犠牲と思われる殺人が行われていた。これは4人の大人が悪魔をこの町に呼んだ報いだったのかもしれない。悪魔の化身と思われた教師もこの大人達を抹殺した後に学校を去った。
  • 407.ニューヨーク ニューヨーク NEW YORK,NEW YORK

  • ライザ.ミネリ、ロバート.デ.ニーロ、マーチン.スコセッシ(D)/1977/163′/96.4.22
  • 1945年タイムズ.スクエアでの戦勝パーティ。復員軍人を装い、女を口説くサックス奏者ジミー.ドイル。それを軽くあしらうフランシーン.エバンズ。ここから二人の新しいページがめくられた。ジミーはフランシーンを追いかけるうちに彼女のいたフランキー楽団を任され、そして彼女と結婚する。子供を生むためにニューヨークに戻ったフランシーンのために楽団をやめ、ジミーも後を追う。しかし、二人の生き方がだんだん食い違ってくる。子供の出産とともに別々の道を歩き出す。フランシーンはレコード歌手から女優へ。ジミーは自分の音楽を追求する。そして、二人の思い出の曲「ニューヨーク ニューヨーク」が二人を再会させる。だが、二人は「ハッピー.エンディング」を迎えた。
  • 408.モロッコ MOROCCO

  • ゲーリー.クーパー、マリーネ.デートリッヒ、アドルフ.メンジョー/1931/85′/96.4.27*2
  • 409.ジャイアンツ GIANTS

  • エリザベス.テーラー、ロック.ハドソン、ジェームス.ディーン、デニス.ホッパー、ジョージ.スティーブンス(D)/1956/201′/96.4.28
  • テキサスの名門レアータ牧場の一人息子ビックは東部から馬と花嫁レズリーを連れてきた。レズリーはビックの姉ラズとテキサスの風習になかなか馴染めなかった。ラズが不慮の事故で死んで子供が生まれた後もこの状態が続き、レズリーは子供を連れ、故郷へ帰る。一方、使用人ジェットはラズから譲り受けた土地から油田を掘り当て、大金持ちになる。ジェットはジェッテテキサスという会社を起こし、ビッグをも買収する勢いであった。ビッグの子供達も父親の意思とは違う方向に進む。ジェットは遂には空港とホテルを建設し、パーティを盛大に開くがビックの家族により、大失敗に終わる。ジェットの愛は実はラズに向けられていたのだ。テキサスは相変わらず、メキシコ人などに対する差別が行われていたがビッグは彼の孫達に未来を託していた。
  • 410.パピヨン PAPILLON

  • スティーブ.マックイーン、ダスティン.ホフマン、フランクリン.J.シャフナー(D)/1973/150′/96.4.28
  • パピヨンは殺人で終身刑という真実は無実の罪でギアナのサン.ローラン刑務所に服役させられた。そこでニセ札作りで服役していたドガに出会う。パピヨンはドガを使って、2回脱獄を試みるがその度に捕まり、独房に入れられる。それでもパピヨンは自由になることを諦めなかった。悪魔島でドガに再会した後、自由を手に入れるために大海原に身を委ねた。

  • 411.マディソン郡の橋 THE BRIDGE OF MADISON COUNTY

  • クリント.イーストウッド、メリル.ストリープ、クリント.イーストウッド(D)/1995/135′/96.4.29
  • 母フランチェスカが望んだ火葬にはロマンスがあった。夫と子供が居ない四日間、彼女は愛を育んだ。その相手はワシントンから来た雑誌カメラマン.ロバートであった。橋の撮影に来た彼を案内するうちに二人は恋に落ちた。二人はこれが人生における唯一の愛と感じたがフランチェスカは自分が家庭を崩壊する道を選択することが出来なかった。この二人は四日間で別れ別れになるが生涯お互いの愛を貫くことになる。この愛が子供達の人生に影響を与えることになる。手紙を読み終えた子供達は思い出の橋から母の灰を感動を抱いて手から離した。
  • 412.ウォーターワールド WATERWORLD

  • ケビン.コスナー、デニス.ホッパー、ジーン.トリプルホーン、ティナ.マジョリーノ、ケビン.レイノルズ(D)/1995/135′/96.4.30
  • 両棲人間(ミュータント)マリナーが海上を漂流中に物々交換のために寄った場所で彼は事件に出会う。エノーラという子供の背中にある「ドライランド」の地図をギャング団スモーカーズが狙い、襲撃に来たのだ。マリナーはひょんなことから、このエノーラとヘレンの三人で逃げることになる。だが、スモーカーズのボス.ディーコンは必要以上にこの地図に固執し、彼等を襲う。マリナーは最初、エノーラとヘレンに心を許さなかったがだんだんと心が通いあうようになる。発明家グレゴールの助けもあり、スモーカーズを壊滅させ、彼等は「ドライランド」にたどり着く。しかし、マリナーは再び海に戻る。
  • 413.クリムゾン.タイド CRIMSON TIDE

  • デンゼル.ワシントン、ジーン.ハックマン、トニー.スコット(D)/1995/116′/96.5.1
  • ロシアのチェチェン紛争に向かった米国原子力潜水艦アラバマ。艦長ラムジー大佐は百戦練磨のつわ者。副長に任命されたハンター少佐はハーバード出のインテリであった。彼等は原子ミサイルの発射で対立した。ラムジーは経験から発射を主張し、ハンターは核戦争の恐れから中止を進言した。艦内は二つに分かれた。最後は通信機に判断が委ねられた。答えは「中止」だった。ラムジーはこのことにより、潔く任務を去り、ハンターに後進を譲る決意をする。
  • 414.プロフェッショナル THE PROFESSIONAL

  • マイケル.ビーン、サラ.トリガー、ジェームズ.コバーン、チャーリー.シーン、ニコラス.ケイジ、クリストファー.コッポラ(D)/1995/98′/96.5.1
  • ジョーとマイクは親子でサギを働いていた。だが、ある大きなヤマで息子は父を殺してしまった。失意の中で息子は父の遺言で叔父に会いに行く。ここでジョーはダイアンという女に出会い、愛しあう、そしてさらに腕を見込まれ、叔父ルーの元で大きなヤマを踏むことになる。これが実は死んだはずの父の策略であり、ダイアンもその一味であった。ジョーは親父のあまりの非常さに嫌気がさし、この仕事から足を洗う決心をする。
  • 415.7月4日に生まれて BORN ON THE FOURTH OF JULY

    トム.クルーズ、ウィレム.デフォー、キーラ.セドウィック、レイモンド.J.バリー、キャロライン.カヴァ、オリバー.ストーン(D)/1989/114′/96.5.2

  • 1956年7月4日独立記念日のパレードとケネディの演説を聞いたこの日生まれのロニーは11年後、海軍の一員としてベトナムに赴いた。だが、現実は予想以上に酷かった。彼は下半身付随の体と同僚を撃ち殺した現実と共に帰国した。しかし、祖国では反戦運動が巻き起こっていた。ロニーは帰還兵と現実の狭間の中でもがき苦しむ。それはメキシコの旅行ぐらいでは癒えるものではなかった。彼は撃ち殺した同僚の家族に真実を告げることにより、自分にけじめをつけ、自ら反戦運動に身を投じる。
  • 416.ニューヨーク ジャスティス-許された犯罪 ONE MEN'S JUSTICE (ONCE GOOD COP)

  • マイケル.キートン、レナ.ルソー、アンソニー.ラバグリア、ヘイウッド.グールド(D)/1991/105′/96.5.3
  • アーティ.ルイス刑事はある人質事件で同僚のスティーブを失った。スティーブは子供のいないアーティ夫妻に三人の子供を残した。夫妻は迷いながらも引き取る決心をする。だが、先立つお金がないアーティはヤクで羽振りを利かせていたベニアミーノからお金を強奪する。しかし、そこにはおとり捜査をしていた麻薬捜査官グレースがいた。そして、アーティはその後、ベニアミーノに捕まるがグレースとともに組織を壊滅させる。もう刑事に戻ることは諦めていたアーティだったが彼の罪は周りの仲間が救ってくれた。
  • 417.シー.オブ.ラブ SEA OF LOVE

  • アル.パチーノ、エレン.バーキン、ジョン.グッドマン、ハロルド.ベッカー(D)/1989/113′/96.5.4
  • NY市警フランクは別の署のシャーマンとピストルによる連続殺人事件を捜査していた。犯人は新聞の交際欄の記事を見た女らしかった。二人は一人の男に目を付けたが事実を否認したため、犯人に殺されてしまう。そして、同様の記事を載せ、犯人を誘き出そうとする。だが、フランクはその容疑者の一人ヘレンを愛してしまう。彼はヘレンに結婚を迫るが実は真犯人は彼女の別れたはずの夫テリーだった。この事件でフランクはヘレンを大変傷つけてしまう。けれど、傷心のヘレンをフランクは一杯の愛で包んだ。
  • 418.スニーカーズ SNEAKERS

  • ロバート.レッドフォード、シドニー.ポワチエ、リバー.フェニックス、フル.アルデン.ロビンソン(D)/1992/125′/96.5.6
  • マーティン.ビショップは表向き、「警備状態をテスト」する会社を一癖ある仲間と経営していた。だが、マティン自身、実は指名手配犯であった。そこをつけ込みNSA?から仕事の依頼を受ける。これには「究極の暗号解読機」に絡む疑惑が含まれていた。この組織のボス.コズモは旧知の友人であった。彼は情報を握ることにより、世界を牛耳る事ができると考えていた。しかし、この計画はマーティンとその仲間によって暴かれ、彼等は本当のNSAと取り引きすることに成功する。
  • 419.ホーリー.ウェディング HOLY MATORIMONY

  • パトリシア.アークエット、ジョセフ.ゴードン.レビット、アーミン.ミューラー.スタール、テート.ドノバン、レナード.ネーモイ(D)/1994/93′/96.5.7
  • 女優を夢見るあばずれハバナは恋人のピーターと遊園地からお金を盗んだ。そして、ピーターの故郷に逃げ込んだ。しかし、ここでピーターは自動車事故で死んでしまう。ここは聖書に基いたコロニーでそれに則り、ハバナはピーターの弟で12歳のジェイクと結婚することになる。ハバナはお金を頂き、去りたかったがジェイクはそれを許さなかった。ついには遊園地にお金を返すことを決意し、ジェイクと共に出発する。FBIに追いかけられながらもお金を返した二人はお互いの罪を許して欲しいと懇願する。二人は別れるが心の結び付きは強くなった。
  • 420.麗しのサブリナ SABRINA

  • オードリー.ヘップバーン、ハンフリー.ボガード、ビリー.ワイルダー(D)/1954/113′/96.5.8
  • 名門実業家ララビー家の運転手の娘サブリナは次男ディビッドに惚れてしまった。だが、相手にされず、傷心のまま、パリに旅立つ。しかし、帰国した彼女はわからないほど、美しく変身した。ディビッドは婚約者と別れて、サブリナと一緒になろうとする。当初はこの仲を取り持った兄ライナスはだんだんと自分もサブリナに心を寄せて言った。弟に気がねして、諦めようとした兄だったが弟の一言によって、サブリナが乗船するパリ行きの船に飛び乗る。

  • 421.ヒッチャー95 THE HITCHER'95

  • C.トーマス.ハウエル、ソフィア.シーナス、アンソニー.クラーク、コレット.オコーネル、マーティン.ジョーンズ(D)/1995/90′/96.5.11
  • 新進のデザイナー.サム.ジャンセンの会社を買収した父の会社を受け継いだことから事件は始まった。まず、マイケルの元の妻ジャニスが殺される。次にディヴィッドが、そして、弟のジミーまでも殺される。日本の企業との契約も悉く阻止される。これらは全て復讐に燃えるジャンセンの娘ダラが仕組んだことだったのだ。ダラはマイケルの会社のカミをけしかけ、仲間に入れ、復讐劇を全て演出したのだ。そして、マイケルから会社を奪い、刑務所に入れることに成功する。しかし、事件はこれで終末をむかえてはいなかった.....。
  • 422.時計じかけのオレンジ CLOCKWORK ORANGE

  • マルコム.マクドウェル、パトリック.マギー、スタンリー.キューブリック(D)/1971/137′/96.5.11
  • 仲間と共に超暴力を犯したアレックスはその仲間に裏切られ殺人で14年の刑を受けた。しかし、新政府の方針により、「犯罪者反射神経を破壊する」という新しい治療法により出所が許された。だが、出所した後のアレックスは昔、犯した罪を全て償うことになる。両親にも見放され、放心状態に陥り、「第九」の音楽と一緒に遂には自殺にまで追い込まれる。アレックスの存在は政争の具とされ、彼はこのことで生き残ることができる。けれども、彼の心の奥底に潜む欲望は音楽と共に蘇るのかもしれない。
  • 423.ジャッジ.ドレッド JUDGE DREDD

  • シルベスター.スタローン、アーマンド.アサンテ、ダイアン.レイン、ロブ.シュナイダー、ダニー.キャノン(D)/1995/96′/96.5.12
  • 2139年ジャッジとよばれるエリートにより、人は裁かれた。しかし、その陰では「ヤヌス.プロジェクト」というクローン人間を作り、世界を支配しようという連中が現われた。ドレッドはそれを実行しようとするグループにより、刑務所に送られるが危機一髪のところでハッカーのファーガソンとともに逃亡する。自分がクローン人間だと知り、そして、その弟リコと新長官グリフィンが計画を実行するのを阻止しようとする。最後は自由の女神の所において、ハーシーとファーガソンの助けにより、リコ他一味を葬り去る。生き残ったジャッジはドレッドを評議会の長官に推したが彼はキスを残し、現場に去る。
  • 424.俺たちに明日はない BONNIE AND CLYDE

  • ウォーレン.ビューティ、フェイ.ダナウェイ、マイケル.J.ポラード、ジーン.ハックマン、エステル.パーソンズ、アーサー.ペン(D)/1967/105′/96.5.13
  • 銀行強盗で出所したクライドは車を盗もうとして、ボニーと知り合う。クライドは次々と仲間を増やし、銀行強盗を重ねる。モス、兄バックとその妻。彼等は新聞などでヒーローとして、もてはやされるがついには殺人まで犯してしまう。警察の手から逃れることができなくなり、兄バックはこの世を去る。クライドとボニーはモスの父の所に逃げ込むが彼の父は警察に息子と引き替えに彼等を売り渡す。明日がないクライドとボニーは遂に保安官らの銃弾に倒れる。
  • 425.フレンチ.キス FRENCH KISS

  • メグ.ライアン、ケビン.クライン、ティモシー.ハットン、ジャン.レノ、ローレンス.カスダン(D)/1995/111′/96.5.14
  • フィアンセ.チャーリーをパリに送り出すケイト。これが悲劇の始まりだった。チャーリーはパリで恋人ジュリエットを作ってしまう。ケイトは傷心のまま、苦手な飛行機に乗り、パリに向かう。そして、飛行機の中でフランス人の泥棒リュックに出会う。リュックは最初は自分の目的のためにケイトに近づくがチャーリーと縁りを戻そうとする彼女を助けるうちにだんだん、ケイトに心が傾いていく。そして、親友の刑事カルトンの一言により、再び飛行機で彼女と会う。彼女の愛はフランスで完結した。
  • 426.秘密 WATERLAND

  • ジェレミー.アイアンズ、イーサン.ホーク、ピート.ポスルスウェイト、スティーブン.ギレンホール(D)/1992/95′/96.5.20
  • 歴史教師トムは妻メアリーと幼馴染みであった。だが、そこには様々な歴史が刻まれていた。トムの母はトムの兄ディックに歴史を開く鍵を残した。トムはその後、父、兄と3人でフェンズと呼ばれる干拓地に住んでいた。だが、メアリーの妊娠によって、ディックは殺人を犯し、鍵の秘密も知り、水中に身を投げる。トムはメアリーを堕胎させる。しかし、この歴史を物語として、語ったトムは学校を追われる。子供のいないトムは物語を生徒のプライスに託す。そして、自分は傷心のメアリーを追って、フェンズに帰る。
  • 427.ザ.ペーパー THE PAPER

  • マイケル.キートン、ロバート.デュバル、グレン.クローズ、マリサ.トメイ、ロン.ハワード(D)/1994/111′/96.5.21
  • ニューヨーク.サン新聞社の編集副局長ヘンリー、局長アリシア、部長バーニーにはそれぞれの人生があった。それは一つの殺人事件のスクープにより、終結を向かえる。ヘンリーは妻マーサとの間に赤ちゃんを授かり、アリシアはお金に負けず、新聞社の理想を守り、バーニーは不倫によって、離れ離れになった娘をやっと身近に感じることが出来た。真実を貫くことが人々を幸せにしたのだ。
  • 428.激流 THE RIVER WILD

  • メリル.ストリープ、ケビン.ベーコン、デビッド.ストラザーン、ジョセフ.マゼロ、カーティス.ハンソン(D)/1994/111′/96.5.25
  • 元ガイドのゲイルは息子ロークの誕生日に自分の故郷で川下りを計画した。夫トムは仕事のため、家に残った。夫とは絆が既に切れかかっていた。しかし、これが事件の始まりであった。川下りの現場で出会った人の良さそうなウエイドとその二人の仲間テリーとフランク、実は彼等は牛の競売金を盗んで逃げている強盗の一味であった。夫も都合をつけて、合流するが次第に彼等は本性を現わし、ゲイル一家を巻添えにし、逃亡を企てる。彼等の仲間フランクを殺し、トムにも手を加える。危機一髪で脱出したトムは激流「ガントレット」で妻と息子を助けるために待ち受ける。トムと愛犬マギーの活躍とゲイル、ロークの勇気によって、ウエイドを葬り去る。家族はこの事によって、家族の絆を取り戻すことが出来た。
  • 429.冷たい接吻 COLD KISS

  • ロブ.ロウ、レスリー.ホープ、トム.マッカマス、ジョセフ.グリフィン、ジェフ.ウールノウ(D)/1995/95′/96.5.25
  • 殺人課の敏腕刑事リックはアンドリュー.パインという実業家が殺された事件を追ううちにその妻ハドリーに強く心がひかれた。事件はジョーというギャングを捕まえ、一見落着したかに見えたが実は裏があった。ジョーの兄アルが実業界に転身するためとジョーの罪を晴らすためにトニーというチンピラに罪を着せ、彼の娘を人質に取った。この事実を知ったリックと仲間アモスとリコはアルを追い詰める。リックはハドリーの濡れ衣を晴らし、ドライブに出かける。しかし、リックの父と同じ歴史は再び繰り返し、ハドリーは銃弾に倒れる。友人ヤコブがリックに遺した小説「第一級殺人」は現実の物となった。
  • 430.ネイキッド.ラブ FRENCH EXIT

  • メッチェン.アミック、ジョナサン.シルバーマン、モリー.ヘイガン、ヴィンス.グラント、カート.フラー、ベス.ブロデリック、クレイグ.ヴィンセント、ダフナ.カスナー(D)/1995/89′/96.5.27
  • ロス地震の後、デービスとジーナは自動車事故で知り合う。そして、ある映画披露パーティで再び、二人は出会う。二人は偶然にも、同じ映画脚本家であった。しかし、有る映画の仕事を争うことになる。最初は変に意識していた二人だったが心を打ち明けることにより、一緒に暮らすことになる。だが、ジーナのルームメイト.アリスはデービスと昔付き合っていた。ジーナは映画プロデューサー.ステュービンに口説かれる。お互いに誤解した二人は別れを向かえる。傷心のデービスは仕事を諦め、ニューヨークに旅立とうとする。けれど、愛に気付いたデービスはジーナの元に向かうため、タクシーに乗り込む。後ろに衝撃が走った。そこにはジーナがあの日と同じようにたたずんでいた。

  • 431.彼と彼女の第2章 FORGET PARIS

  • ビリー.クリスタル、デブラー.ウィンガー、ジョー.マンテグナ、ジェリー.カフナー、リチャード.マシャー、キャシー.モリアティ、ジョン.スペンサー、シンシア.スティーンベンソン、ロバート.コンスタンツォ、ウィリアム.ヒッキー、ビリー.クリスタル(D)/1995/101′/96.5.30
  • 厳格なプロバスケットの審判ミッキーは父の弔いのためにパリへ行き、ひょんなことからエレンに出会う。二人はその後、愛しあいエレンはパリを捨て、ミッキーと結婚する。ロスで結婚生活をはじめた二人だったがミッキーの仕事のため、エレンはいつも独りぼっちであった。ミッキーはエレンのために仕事を1年間休業するが二人の愛だの溝は埋らなかった。子供のほうも彼女が不妊症のために努力をしたが報われなかった。彼女に昇進の話しが持ち上がり、引っ越す必要性に対し、夫は拒否したため、彼女は単身でパリへ飛ぶ。もう、戻らないかに見えた二人だったが親友アンディの結婚が再び、二人を結び付けた。ここから彼等の第2章が始まった。
  • 432.セブン.フォース 復讐の標的 WILD EAST

  • コンスタンチン.ヒョードロフ、ジャンナ.イシナ、アレクサンドル.アクショーノフ、ラシド.ヌグマノフ(D)/1993/98′/96.5.30
  • カザフスタン作品。7人の戦士達がある村人に頼まれ、悪党共から「太陽の子供達」を守る。食糧の問題など今の国情と似通った部分もあった。ただ、監督の熱意、役者の存在感など貧乏なのだが見るものに感動を与えるものがあるような感覚を覚えた。今の日本の映画にはないハングリー精神を感じさせる映画であった。
  • 433.ショーシャンクの空に THE SHAWSHANK REDEMPTION

  • ティム.ロビンス、モーガン.フリーマン、ウィリアム.サドラー、ボブ.ガントン、フランク.ダラボン(D)、スティーブン.キング(W)/1994/143′/96.6.1
  • アンディ.デュフレーンは妻と愛人を射殺した罪でショーシャンク刑務所に服役した。彼は無実を主張したが認められなかった。刑務所で調達屋のレッドと出会い、いろいろな意味で親交を深めた。そして、元銀行員としての経歴を買われ、裏金作りなどに利用された。その一方、図書館係として、囚人の教育などに携わり、評価を受けていた。自分が教育していたトミーから真犯人の話しを聞き、ノートン所長に報告するが自分の身を案じた彼はトミーを射殺する。これ以上、ここに入れないと判断したアンディは19年にわたって、掘り続けた穴から脱獄を試みる。成功した彼は架空の男に成り済まし、大金を手にいれ、所長らの所業を暴き、夢のためにメキシコへ向かう。そして、仮釈放されたレッドを真っ青な太平洋に向かわせる。
  • 434.状況証拠 DANIELLE STEEL'S VANISHED

  • リサ.リーナ、ジョージ.ハミルトン、ローバート.ヘイズ、ジョージ.カゼンダー(D)/1995/91′/96.6.3
  • 1929年パリ。ここでマリエールは不注意から息子を溺死させてしまった。これが原因で夫チャールズと別れ、そして、両親も相次いで死んだ。彼女は傷心のまま、ニューヨークに戻る。ここで父の旧友の実業家マルコムに仕事を世話してもらったのが縁で彼と結婚する。マリエールは周りになぜか冷たくされながらも息子テディを生んだ。しかし、チャールズと偶然、再会した直後、テディは誘拐される。チャールズが犯人として疑われ、裁判になる。だが、この事件は実はマルコムと社長秘書で愛人のサンダースが仕組んだことであった。この事件はFBI捜査官テイラーの活躍によって暴かれた。マリエールはテイラーに礼を言い、テディとニューヨークを後にする。
  • 435.オペラ座の怪人 THE PHANTOM OF THE OPERA

  • ロバート.イングランド、ジル.ショーエレン、アレックス.ハイド-ワイト、ビル.ナイ、ステファニー.ローレンス、ドワイト.H.リトル(D)/1989/93′/96.6.4
  • 悪魔に魂を売ったオペラ座の怪人エリック.デスラーは美少女クリスティーネを愛した。ファウストの主役を決めるオーディションでクリスティーネは事故によって、突然倒れる。怪人は自分の夢と彼女の夢を叶えるためといって、クリスティーネにしつこく迫る。そして、自分の邪魔をするものを全て殺す。もう一息の所で自己の願望が実現される寸前、彼は死を向かえる。ここで眠りから覚めたクリスティーネは主役を射止める。だが、怪人は実在し、生きていたのだ。彼女は恐怖に怯えながらも彼が完成させた曲を葬り去り、怪人をこの世から抹殺する。
  • 436.スタア誕生 A STAR IS BORN

  • ジュディ.ガーランド、ジェームス.メイソン、ジョージ.クーカー(D)/1954/176′/96.6.7
  • 酔いどれのスタア.ノーマン.メイン。彼は自分の出たアカデミー賞でエスターを見い出した。エスターは当時、ある楽団の歌手をしていた。ノーマンは彼女を口説き落とし、エスターも「スタア」を夢見ることにする。擦れ違いの日々が続いたがひょんなことから主役の代役を引き受け、この映画が大ヒットする。芸名もビッキー.レスターとなったエスターはスターダムを駆け上がっていく。それとは、反対にノーマンは酒により、身を持ち崩し、仕事もやめさせられる。エスターの献身的な助けにより、一時は元気を取り戻すが彼女に迷惑をかけまいと海に身を投じる。葬式もエスターが主役になるが彼女は傷心のまま出たショウで「自分はノーマン.メインの妻です。」と言い切る。エスターは大スターになってもノーマンに対する思いを忘れてはいなかった。
  • 437.若草物語 LITTLE WOMAN

  • キャサリン.ヘップバーン、ジョアン.ベネット、ポール.ルーカス、エドナ.メイ.オリバー、ジーン.パーカー、フランシス.ディー、ジョージ.クーカー(D)/1949/117′/96.6.8
  • 夫が戦地へ行っているマーチ家。その妻には4人の娘がいた。長女ジョー、次女メグ、三女べス、四女エイミーであった。母と共に4人は紆余曲折がありながらも父の留守を懸命に守る。父の帰還、メグの結婚、エイミーの結婚、ベスの病死、そして、ラストではジョーの結婚でハッピーエンドを向かえる。家族の絆は永遠のものである。この映画を見て、それを再確認させられた。
  • 438.ドクトル.ジバゴ DOCTOR ZHIVAGO

  • オマー.シェリフ、ジュー.クリスティ、ゲラルディン.チャップリン、ロッド.ステイガー、アレック.ギネス、デビッド.リーン(D)/1965/201′/96.6.8
  • ロシア革命の最中、義兄の娘を探す将軍エフグラフ.ジバゴ。その中には詩人で医者のユーリー.ジバゴの壮絶な生き様があった。両親の死のために叔父の所に母の形見のバラライカとともに引き取られたユーリーはそこの娘トーニャと結婚する。ウラルからモスクワに移り住み、医学学生になり、そこで教授との往診によって、ラーラと運命的な出会いをする。その頃、パーシャという革命家と付き合っていたラーラは母とも関係の有ったビクターに無理やり犯される。母も自殺し、ビクター殺しを失敗したラーラは傷心のため、姿を消す。革命の足音は早く、戦傷者は増えた。そんな中、野戦病院でユーリーとラーラは再会する。その後、革命の英雄ストレルニコフ(パーシャ)により状況は悪化し、ユーリーは家族と共に、ラーラは娘と田舎に疎開する。ここで二人は再び、再会し愛を確かめ会う。だが、ユーリーはパルチザンという義賊に捕まり、監禁される。ようやく逃げだし、ラーラに助けを求める。ラーラとの暮らしの中でユーリーは詩を書くことを再会する。そして、仕方なく、悪党ビクターにラーラを託し、彼女の身を案じた。ユーリーは心臓病で、ラーラは強制収容所で命を落とした。彼等にはトーニャというバラライカの天才娘が残された。
  • 439.超常殺人者 LAST GASP

  • ロバート.パトリック、ジョアンナ.パーキュラ、ビート.ルーギニス、ミミ.グレイイヴン、スコット.マクギニス(D)/1995/92′/96.6.10
  • LCC社長.レズリー.チェイス。彼は殺人部族とよばれるトーテック族長サンタ.デル.ソルに襲われた。族長は殺したがこの部族には「霊魂の再生」という言い伝えがあった。その一方、ノラという女が私立探偵レイを使って、失踪した夫を探していた。だが、ノラが関係する人物が次々と殺された。夫までも。彼女の親友ゴールディは事もあろうにレズリーを愛してしまう。しかし、ノラはレズリーがこの超常殺人の犯人だと見抜く。ノラは命懸けでレズリーを殺すことに成功する。「これで自由だ。」と言う言葉を残し、レズリーはこの世を去る。だが、彼の魂はノラの中に存在することになる。
  • 440.ジム.キャリーはMr.ダマー DUMB&DUMBER

  • ジム.キャリー、ジェフ.ダニエルズ、ローレン.ホーリー、ピーター.ファレリー(D)/1994/110′/96.6.11
  • 貧乏人のタクシー運転手ロイドは資産家の美人娘メアリーを空港まで送った。なぜかそこで、彼女のカバンを手にする。実はそのカバンはいわくつきの物だった。そうとは知らず、彼女に惚れてしまったロイドは3000キロ離れたアスペンにカバンを届けに行く。親友ハリーと珍道中を繰り広げながらもアスペンに到着する。そこで彼等はカバンの中身がお金だということに気付く。贅沢三味をしながら、彼等はメアリーに近づく。しかし、ひょんなことからメアリーはハリーと仲良くなる。これに嫉妬したロイドはハリーを陥れ、彼女に接近するが誘拐事件の犯人に監禁されてしまう。事件は解決するが彼女は戻ってきた夫の元に帰る。帰路、水着の美女も彼等の前を去ってしまう。

  • 441.殺人療法 EXQUISITE TENDERNESS

  • イザベル.グレーザー、ジェームス.リマー、ショーン.ハベール、ピーター.ボイル、マルコム.マクドウェル、カール.シュヘンケル(D)/1995/99′/96.6.14
  • 医学に幼い兄を殺された経験を持つ元医師ジュリアン.マタール。彼はその経験から、「蘇生薬」の研究を目指した。だが、成功と同時に彼は3人の医師によって、医学界を去ることになる。それがスタイン、エド、そして、テレーザだった。下半身不髄になったジュリアンだったが彼自身の薬によって、それを克服する。だが、それには人の下垂体の粘液が必要だった。スタイン、エド、その患者にも手をかけるジュリアン。警察の銃弾にも倒れず、最後にはテレーザに襲いかかるが彼女のメスが彼をこの世から消し去った。
  • 442.ドンファン DONJUAN

  • ジョニー.デップ、マーロン.ブランド、フェイ.ダナウェイ、レイチェル.ティコティン、タリサ.ソト、ジュラルディン.ペラス、ジェレミー.レヴィン(D)、フランシス.フォード.コッポラ(P)/1995/98′/96.6.15
  • ジョニーは自分でドンファン.デマルコを名乗り、ある女性のために自殺を試みる。精神科医ジャックに説得され、彼は病院に収容される。ジャックは退職寸前だったが彼の治療に該る。周りからは虚言癖だとおもわれていたがジャックは彼の真相に迫ろうとする。だんだん、彼の情熱的な話しがジャックの人生にも影響を及ぼすようになる。ジャックは彼を病院から出すことに成功し、妻を連れ、「ドンファン」とともに彼の伝説の恋人ドンナ.アンナが待つというエロス島に向かう。彼等は皆、「ロマンス病」に罹ったのだ。
  • 443.裸のクラブを持つ男2 1/2 BAD GOLF MY WAY

  • レスリー.ニールセン、ドン.アリソン、ロバート.ドンナ、リック.フリードバーグ(D)/1996/45′/96.7.1
  • レスリーはキャディのボブと組み、高慢で腕に溺れるブラッドを賭けゴルフに誘うことにより彼を陥れる。それを解説役のレスリーが面白、可笑しく説明する。最後にブラッドは余りの策略に気が触れてしまう。レスリー.ニールセンは僕の好きな役者だが、年々パワーが落ちていることは否めないと思う。だが、70才という年齢を考えると大したもんだということか...。けれど、この映画は短すぎる。
  • 444.裸のローマ帝国2000 1/2 S.P.Q.R 2000E1/2 ANNI FA

  • クリスチャン.デ.シカ、マッシモ.ボルディ、レスリー.ニールセン、ステファノ.ボルツォーニ(D)/1994/102′/96.7.1
  • イタリア映画。ミラノからローマに移ったアントニオ判事。彼はひょんなことからローマの賄賂事件に関わることになってしまった。ローマを牛耳る元老院。その中のチニコ議員とチェーザレ議員は汚職まみれになり、我が世を謳歌していた。愛人の事により、チェーザレはアントニオとともにチニコに刃を向けた。だが、結果はチニコの完全無罪だった。彼等はカプリに20年の島流しになったがスパルタクスとともにローマに戻り、復讐を誓ったが還り撃ちに合い、処刑される。そして、現代「アッピア街道」で二人は再会する。この映画はレスリーがどういう意図で作ったのか分からない。たまたま、役者として参加しただけだと思う。
  • 445.ブレイブハート BRAVEHEART

  • メル.ギブソン、ソフィー.マルソー、パトリック.マクゴーハン、アンガス.マクファーディン、メル.ギブソン(D)/1995/178′/96.7.2
  • 1280年これは勇敢な心を持ったウィリアム.ウォレスの物語である。この時代、スコットランド民衆は英国によって、虐げられていた。国王、貴族と領主によって、彼等の自由は奪われていた。これに立ち上がったのがウィリアムであった。彼は最愛の妻ミューロンを殺されながらも民衆と共に英国に剣を向ける。もう一歩の所まで追い詰めるが志なかばで彼は処刑される。この意思を継いだのがウィリアムを死に追いやったスコットランド国王に就任したロバート.ブルースだった。1314年彼と残った民衆によって、スコットランドは自由を勝ち取った。しばらく、「良い映画」を見ていなかった気がする。この映画はなにか現代人が忘れ去ってしまった熱い男の心意気を感じさせる作品であった。
  • 446.クイック&デッド THE QUICK AND THE DEAD

  • シャロン.ストーン、ジーン.ハックマン、ラッセル.クロウ、レオナルド.ディカプリオ、サム.レイミ(D)/1995/107′/96.7.8
  • エレンはリデンプションという町で「早撃ち競技会」に参加する。実はこの競技会の主催者ジョン.ヘロッドは父親の仇であった。エレンはこの男によって、父親を自分の手で殺すことになったのだ。競技は進み、ジョンは自分の息子フィーを、エレンはジョンのライバル.コートをそれぞれ殺す羽目になる。だが、この裏にはエレンがジョンに仕掛けたトリックがあったのだ。シャロン.ストーンは今まで体だけの女優だと思っていたがジーン.ハックマンとの絡みの中で迫力の有る映像を作っていたと思う。これからもたまには「演技派シャロン」を期待する。
  • 447.第一級殺人 KILLER-A JOURNAL OF MURDER

  • ジェームス.ウッズ、ロバート.ショーン.レナード、ヘラルド.グールド、オリバー.ストーン(D)/1995/91′/96.7.9
  • これは40年後(1970)に出版された実話を基にしている。内容は非常に重いものである。レヴェンワース連邦刑務所囚人カール.パンズラムの殺人に関する自叙伝である。彼は罪を免れることもできたが絞首刑を選んだ。彼は生涯を通じて、二人の人間だけを信じた。それはここの看守ヘンリーと以前の刑務所のスパッド所長だった。彼にとっては信じる人間がいただけでもこの世に生きた価値があったのだろうか?オリバー.ストーンの描く人間像は重すぎて、読み取ることができなかった。しかし、現代人は自分の足跡について、たまには考える必要があるのではないか。
  • 448.007 ゴールデンアイ GOLDENEYE

  • ピアース.ブロスナン、ショーン.ビーン、イザベラ.スコールプコ、ファムク.ジャンセン、ジョー.ドン.ベーカー、マーティン.キャンベル(D)/1995/130′/96.7.9
  • ロシアの兵器工場で死んだボンドの同僚006アレック。この死には巨大な計画が絡んでいた。ヤヌスという組織が仕組んだ「ゴールデンアイ計画」であった。英MI-6の諜報員ジェームズ.ボンドはこの計画の全貌を明らかにしようとした。そこには驚くべき秘密があった。この秘密を生き残った美人コンピューターエンジニア.ナターリアと共に暴く。007シリーズについては厳しい事を言うようだがもう当初の役割は果たしたと思う。新しい道を模索したほうがよいと考察するがいかがなものか。
  • 449.あなたが寝てる間に... WHILE YOU ARE SLEEPING...

  • サンドラ.ブロック、ビル.プルマン、ピーター.ギャラガー、ピーター.ボイル、ジャック.ウォールデン、マイケル.リスポリ、ジョン.ターテェルタン(D)/1995/96.7.16
  • 孤独な駅改札員ルーシー。ある日、密かに心を寄せるピーターをひょんなことから、助けることになる。しかし、病院で彼が寝ている間に彼女はなんとフィアンセになってしまう。だが、このことがピーターの家族の絆を強めることになる。ピーターが眠りから覚め、真実がばれそうになるが展開はルーシーとの結婚まで進んでしまう。けれども既に彼女の気持ちはピーターの弟ジャックに向いていた。結婚式は過去の事実がばれ、てんやわんやになるが......。スピードで一躍有名になったサンドラ.ブロックだが演技のほうはまだまだである。顔の表情の表わし方がワンパターンなのだ。これから一流の女優をめざすなら、顔の表情に気を使わなければ、二流の役者で終わってしまうだろう。
  • 450.仮面秘書 THE SECRETARY

  • メル.ハリス、シーラ.ケリー、バリー.ボストヴィック、ジェームズ.ルソー、レイモンド.ベーカー、アンドリュー.レイン(D)/1994/94′/96.7.21
  • 8年前の過去を引きずりながら、新しい仕事に就いた元海外ブローカー.エレン。だが、その会社には恐ろしい秘書が存在した。その秘書デイドラは親切を装いエレンに近づいた。その目的は公金横領であった。自分の目的のためには秘密の搾取、殺人や誘拐などの手段を選ばず、邪魔する人間を次から次と消して行った。しかし、エレンにその目的を突き止められ、最後は最愛の父に引導をわたされる。

  • 451.黙秘 DORORES CLAIBORNE

  • キャシー.ベイツ、ジェニファー.ジェイソン.リー、ジュディ.パーフィット、クリストファー.プランマー、ディヴィッド.ストレーセン、エリック.ボゴシアン、スティーヴン.キング(W)、テイラー.ハックフォード(D)/1995/131′/96.7.21
  • メイド.ドロレスの女主人ヴェガが死んだ。ドロレスに嫌疑がかけられた。なぞのFAXによって、NYから娘セリーナが呼び戻される。彼女ら親子には18年前の父親殺しの疑惑もかけられていた。過去と現在の事件の中で、親子は様々な葛藤に駆られる。そして、ついにドロレスはセリーナにテープによって、真実を告げる。FAXの主は18年間ドロレスを追い続けた老警部ジョンであった。ジョンはドロレスを今度こそ、「追い詰めた」と思ったが娘の愛によって、彼女は殺人の汚名を晴らす。原作スティーヴン.キングの世界が過去と現在のシーンをオーバーラップさせる映像により、うまく描かれていたと思う。この映画の根底には親子の愛が深く流れている。親子の愛とは表面上だけではなく、心からお互いを愛し合うことであるということを再認識させられた映画であった。
  • 452.スピーシーズ 種の起源 SPECIES

  • ベン.キングスレー、マイケル.マッドセン、アルフレッド.モリーナ、フォレスト.ウィタカー、マーグ.ヘルゲンバーガー、ナターシャ.ヘンストリッジ、ロジャー.ドナルドソン(D)/1995/109′/96.7.21
  • SET(地球外知能探査計画)は宇宙との交信によって、とんでもない生物を生み出してしまった。その研究所所長フィッチはその少女シル(生物)を始末することに失敗し、逃がしてしまう。フィッチは捜査隊を組織し、プレス、ダン、ローラ、アーデンはその任務にあたる。シルは大人に姿を変え、自分の生命を残すことを目的として、行動していた。生殖のため、次々と男を殺して行く。遂には隊員アーデンと性交渉をし、子どもを宿す。シルはフィッチをも殺害し、生き延びようとするがプレス、ダン、ローラの決死の働きにより、壊滅させた。しかし、その直後、舌を出したネズミが...。なかなか緊張感があり、時間もちょうど良いという感じであった。けれども、最後の地球外生物の作りがちょっとお粗末だったような気がする。その辺が2流映画の限界なのか。
  • 453.ジョニー.ディスティニー DESTINY TURES ON THE RADIO

  • ディラン.マクダーモット、ナンシー.トラヴィス、ジェームズ.ル.グロス、クェンティン.タランティーノ、ジェームズ.ベルーシ、ジャック.バラン(D)/1995/102′/96.7.27
  • シカゴ刑務所に3年服役していたジュリアン。ジュリアンはこの時、自分の元から去ったルシールという女を探していた。彼女はクラブ経営しているトレトの女になっていた。このことを伝えたジュリアンの弟分ソローは自分が経営するプールの中にお金が消えたのではないかと疑問に思っていた。このプールの謎を説いたのがジョニー.ディスティニーであった。彼はジュリアンに別の世界が有ることを告げ、そこに行くことを勧める。ジュリアンはルシールをトレトから奪い返し、プールの中に消える。ソローとジュリアンの父は刑事の目を誤魔化し、お金を手に入れることに成功する。この映画のクェンティン.タランティーノは本当は主役のはずなのに存在感が全くない。もともと、僕自身が彼の映画を嫌いなことも影響しているとは思うが...。狂奇な役以外は俳優をやらないほうが良いと思う。監督もどうも人間の見方が甘い。現代の人には受けると思う。
  • 454.セブン SEVEN

  • ブラッド.ピット、モーガン.フリーマン、グウィネス.パルトロウ、デビッド.フィンチャー(D)/1995/126′/96.7.27
  • アメリカ北部の小さな分署に配属されたデビッド.ミルズ刑事。彼は着任早々、定年間近のウィリアム.サマセット刑事と共に奇怪な殺人事件を捜査することになる。この殺人事件のキーワードは聖書に出てくる「7つの大罪」であった。犯人は「大食」「強欲」「怠惰」「妬み」「高慢」「憤怒」「肉欲」この順番で次々と犯行を重ねて行く。二人はこの異常犯罪者ジョン.ドゥを捕まえることに成功するがジョンはデビッドに対して、「憤怒」「肉欲」の罪で陥れる。その時、デビッドは...。この映画の中で、大衆の「無関心」について、デビッドとウィリアムが語る場面がある。「無関心」というのは確かに怖いことではあるがこの犯人のように殺人を以て、罪を償わさせるというのはあまりにも短絡的すぎるのである。日本でも「オウム」などはまさに集団でこれを行った事件である。日本人は聖書について、深く知らないのでこの映画についてはブラッド.ピットの映画ということで人気があったのだろう。だが、この監督はもしかすると「無関心」ということに関心を持たせたかったのではないか。モーガン.フリーマンによって、ブラッド.ピットも大人の演技が出来ていたような気がする。
  • 455.暴走特急 UNDER SIEGE 2

  • スティーブン.セガール、エリック.ボゴシアン、エバレット.マクギル、キャサリン.ヘイグル、モーリス.チェストナット、ジィオフ.マーフィー(D)/1995/100′/96.7.27
  • 海軍特殊工作員でコックのケイシー。姪サラとの汽車旅行の中でまたしても事件に巻き込まれる。この事件の張本人は元空軍秘密情報部デインであった。デインは賞金稼ぎの軍人ペンと組み、衛星を使い、「ワシントンDC」を爆破することが目的であった。ケイシーは200名の人質と姪を助けるために命懸けの救出作戦を展開する。スティーブン.セガールはこのシリーズにおいて、完全に自分の地位を獲得したと思う。本当の意味のヒーロー。僕が昔描いていたヒーローという感じがする。彼の出る映画は本当に痛快である。また、これは余談だが「アップルのニュートン」を使い、連絡を取っていたところが何となく今風で記憶に残った。
  • 456.サブリナ SABRINA

  • ハリソン.フォード、ジュリア.オーモンド、グレッグ.キンナー、ナンシー.マーチャント、ジョン.ウッド、シドニー.ポラック(D)/1995/127′/96.7.28
  • ロングアイランドにララビー家の大きな邸宅があった。そこに運転手の娘でサブリナという女の子がいた。サブリナはララビー家の次男ディヴィッドにずっと恋していた。恋は叶わず、サブリナはパリに旅立つ。パリから戻ったサブリナは大人になっていた。ディヴィッドはその時、婚約をしていたがサブリナの変化を見て、心ときめく。しかし、会社を取り仕切っていた長男ライナスは事業のためにディヴィッドの婚約は不可欠だと考えた。ライナスは芝居を打ち、サブリナを遠ざけるがいつしか彼の心が彼女に向いてしまった。一度が諦めた恋だったがディヴィッドの応援もあり、「自分の生活」を見つけるためにサブリナが待つ、パリへ飛び立つ。これは「麗しのサブリナ」というオードリー.ヘップバーン主演の映画のリバイバルだが、最初は女優の存在感のなさが目についたが後になるほど、少しづづ彼女にのめり込んでいった。生真面目なライナスはハリソン.フォードにははまり役だと思う。最後の場面で現在を象徴して、船がコンコルドになっていたりしていたが個人的には昔の船の方が情緒を感じさせると思う。
  • 457.ザ.インターネット THE NET

  • サンドラ.ブロック、ジェレミー.ノーザン、デニス.ミラー、ダイアン.ベーカー、ウェンディー.ガゼール、アーウィン.ウィンクラー(D)/1995/114′/96.8.4
  • 個人で「バグ」の検査をするアンジェラ.ブロック。ソフト社から送られたウイルスのFDが彼女の人生を変えた。「ゲートキーパー」というコンピューター保安プログラムの政府売り込みのために「プレトリアン」というコンピューター.テロリストが彼女のFDを狙って動き始めた。まず、ジャックという男を使い、彼女に近づくが気付かれ、アンジェラは逃亡する。ジャックはコンピューターのデータを操作することにより、彼女を別の人間に仕立て上げ、追い詰めて行く。アンジェラは危機一髪、コンピューターにアクセスが成功し、「ウイルス」によって、彼等の陰謀を闇に葬る。今のインターネットブームによって、作られた映画である。コンピューターに因る情報でしか、自分を証明出来ない。近未来はこの方向で確実に進んでいると思う。これはかなり大げさに描いている部分もあるが人間が機械に頼りすぎるとこのような事は現実になるのである。大切なのは機械を絶対に過信すること無く、人間が人間としての道を踏み外さないことなのである。「機械」はあくまでも、「機械」でしかない。この映画はそのことへの警鐘なのである。
  • @タバタクの採点 3/5

    458.コンゴ CONGO

  • ディラン.ウォルシュ、ローラ.リニー、アーニー.ハドソン、ティム.カーリー、フランク.マーシャル(D)/1995/108′/96.8.4
  • 通信会社トラビコムはコンゴにダイヤモンドの採掘のために派遣していた社員が何者かによって、殺された。捜査のために社名により、カレンが送られた。なぜか、言語を理解するゴリラ.エイミーを持つ、猿学者ピーターと胡散臭い探検者ホモルカと一緒に。この事件の犯人は多数の灰色のゴリラであった。彼等は幻の都「ズィンジ」のダイヤモンドを守っていたのだった。しかし、火山の爆発と共にゴリラ達とダイヤモンドは地中に沈んだ。エイミーも自然に戻る。人間の欲望は自然により、阻止されたのだ。灰色のゴリラ達がレーザー光線によって、殺される場面とエイミーがボスゴリラに連れられて、帰る場面は思わず、涙腺が緩んだ。
  • @タバタクの採点 3.5/5

    459.ストレンジ.デイズ STRANGE DAYS

  • ラルフ.フィエンネス、アンジェラ.バセット、ジュリエット.ルイス、オム.シズモア、マイケル.ウィンコット、ビンセント.ド.オノブリオ、グレン.プランマー、ブリジット.バコ、リチャード.エドソン、ウィリアム.フィットナー、ジョセフ.ソンマー、キャスリン.ビゲロー(D)/1995/145′/96.8.5
  • 1999年12月30日-31日ロスは異様な雰囲気に包まれた。元刑事のレニー.ネロは現在、違法であるヴァーチャル.リアリティ体験ディスク販売を生業としていた。そして、ある黒人指導者が殺される。この殺人には「死のディスク」にまつわるいわくが渦巻いていた。アイリス、ガント、そして、フェイスとレニーの周りの人間が関係していると思われた。レニーはメイスと共にこのディスクの謎を追う。昔の女フェイスに未練を残しながらも。だが、そこには意外な事実が隠されていた。果たして、人類は無事、2000年を向かえることが出来るのだろうか...。 最後の真相を究める場面はかなりの迫力があるシーンの連続であった。145分と多少長い気がするがなかなかの佳作であった。
  • @タバタクの採点 3.65/5

    460.バッド.ボーイズ BAD BOYS

  • マーティン.ローレンス、ウィル.スミス、ジョー.パントリアーノ、ティア.レオーニ、チェキー.カリョ、テレーザ.ランドル、マイケル.ベイ(D)/1995/118′/96.8.7
  • マイアミ市警麻薬課のマーカスとマイク。ある日、マイクに関係がある娼婦マックスが殺された。これを目撃した友人ジュリーは犯人達から追われることになる。この裏にはフーシェという男が仕切る麻薬組織が絡んでいた。 3人は取り引きを阻止するため、捜査を始める。、マーカスがマイクに成り代わって...。本人達も映画の中で言っているようにTVドラマ「スタスキー&ハッチ」の黒人版である。軽い刑事物アクションがお好みの方はそれなりに楽しめます。
  • @タバタクの採点 3/5


  • 461.覗く女2 BODILY HARM

  • リンダ.フレンティーノ、ダニエル.ボールドウィン、グレッグ.ヘンリー、ビル.スミトロビッチ、トロイ.エバンス、ジョー.レガルブート、ミリー.パーキンス、シャノン.ケニー、ジェームズ.レモ(D)/1994/91′/96.8.9
  • 覗く女シリーズ2作目。(1作目386.覗く女)ラスベガスの駐車場で殺人事件が起きた。そこにはスペイン語で「神の手」という意味深なメッセージが残されていた。捜査をするのはラスベガス警察のリタとJD。容疑者はクラブ.オーナーで元二人の同僚サムだった。二人はサムを追ううちにもう一件の殺人事件に出会う。サムは追及を交わしながらリタとの仲を復活させる。そして、リタはその仲を続ける内に8年前の殺人事件にたどり着く。これが事件に関係有るのは確かだったが...。1作目の方がスリリングな展開であった。どちらかというと2作目は刑事ドラマという印象が濃い。覗くシリーズがどんな路線を目指しているのか分からないが普通の映画としてはまあまあというところか。
  • @タバタクの採点 3/5

    462.愛の疑惑 BETRAYED BY LOVE

  • メア.ウイニングハム、スティーヴン.ウェーバー、パトリシア.アークエット、ペリー.ラング、ネッド.ヴォーン、クリストファー.カリー、ランディ.オグレスビー、ジム.ヘイニー、ダン.ベル、ジョン.パワー(D)/1995/92′/96.8.9
  • FBI捜査官ジェフ.エヴァリは同僚ハリーとウイルソン家を訪ねた。そこの妻ディアンヌとジェフは禁断の不倫関係になる。何回も密会を重ねる二人。しかし、ジェフはロスに転勤になる。二人はお互いの家族を捨てることを誓うが...。妊娠をしたディアンヌを置き去りにしようとジェフは考える。だが、彼女は彼を忘れることが出来なかった。心配する姉デイナをしり目にディアンヌはジェフに再会するのだがそこには。パトリシア.アークエットの色気だけが目立つ映画であった。だから、彼女がスクリーンから消えた後は特に見るべきものが無くなってしまった。脇役の連中はそれなりに緊張感を持ち、演技をしていたのだがいかんせん、ストーリーの練り方が甘かったと言わざろう得ない。
  • @タバタクの採点 2.3/5

    463.フォー.ルームス FOUR ROOMS

  • ティム.ロス/1995/99′/96.8.11
    (お客様は魔女 HONEYMOON SWEET)サミー.デーヴィス、ヴァレリア.ゴリノ、マドンナ、イオン.スカイ、リリ.テイラー、アリシア.ウィット、アリソン.アンダース(D)
    (間違えられた男 ROOM404)ジェニファー.ビールズ、デヴィッド.プロヴァル、アレクサンドル.ロックウエル(D)
    (かわいい無法者 ROOM309)アントニオ.バンデラス、タムリン.トミタ、ラナ.マッキザック、パトリシア.ヴォン.ロドリゲス、ダニー.ヴェルツコ、サーマ.ヘイク、ロバート.ロドリゲス(D)
    (ハリウッドから来た男 PENTHOUSE)キャシー.グリフィン、クエンティン.タランティーノ、メリサ.トーメイ、ジェニファー.ビールズ、ポール.カルデロン、ブルース.ウィルス、クエンティン.タランティーノ(D)
  • ペントハウスのベル.ボーイ-テッド。彼は一日で非常に特徴のある4つの部屋と関わりを持つ。テッドはベル.ボーイの使命を果たそうとするが欲望の前でそれは潰える。それぞれが短編仕立てになっているタランティーノ他3人の監督の作品。普通、短編というのは集中が途切れず見れるものだがたびたび、飽きが来た。とくにタランティーノの作品はドタバタコメディという感じで最後まで彼が何を言いたいのか分からなかった。生理的に受け付けないと思いながらも彼のフィルムを見るのだが今回も理解するには至らなかった。
  • @タバタクの採点 2/5

    464.暗殺者 ASSASSINS

  • シルベスター.スタローン、アントニオ.バンデラス、ジュリアンヌ.ムーア、ケリー.ローワン、リード.ダイアモンド、リチャード.ドンナー(D)/1995/133′/96.8.12
  • No.1暗殺者ロバート.ラス。彼は依頼者から2度仕事を引き受けるが2度とも同一人物に仕事を邪魔される。その男の名前はミゲル.ベイン。彼もまた、暗殺者であった。ロバートは3度目の仕事で遂に自分の命を狙われる羽目になる。暗殺者はもちろん、ミゲルであった。ロバートは2度目の獲物だった天才女性ハッカー.ジェン.エレクトラとともにメキシコに賞金を取りに行く。その場所は15年前の親友ニコラスをロバートが暗殺した所であった。ここでロバートとミゲルは火花を散らす。だが、そこには意外な事実が...。この映画は近頃、珍しく133分にしては短く感じた。2人の暗殺者、それに絡む一人の女。設定が単純なだけに緊張感が最後まで持続したような気がする。アントニオ.バンデラスはスタローンに対して、非常に迫力のある演技をしていた。スタローンも最近はマンネリが続いていたが相手役を選ぶことによって、息を吹き返した。ジュリアンヌ.ムーアも不安定な顔が印象に残った。
  • @タバタクの採点 4/5

    465. 8 1/2 OTTO E MEZZO

  • マルチェロ.マストロヤンニ、アヌーク.エーメ、クラウディア.カルディナーレ、サンドラ.ミーロ、フェデリコ.フェリーニ(D)/1963/132′/96.8.16
  • イタリア映画。グイド.アンセルミは映画監督であり、脚本家だった。しかし、前衛的を自認する彼の映画はだんだん、批評家や市民の非難を受けることになる。疑心暗鬼の彼は妻ルイザの愛も素直に受け入れることが出来なくなっていた。愛人クラウディアや他の女性に現をぬかすうちにグイドは現実を逃避していく。そして、空想にはまり込む彼を待ち受けるものは...。これはフェデリコ.フェリーニの心の叫びだと思う。彼自体が映画作りに非常に悩んでいたのではないか。悩みながらも次々と変化する人々の表情の描き方は彼ならではの素晴しいものであった。このような映画を見ると今の映画の人間描写の甘さなどが痛切に感じられる。
  • @タバタクの採点 4.25/5

    466.タクシードライバー TAXI DRIVER

  • ロバート.デ.ニーロ、シビル.シェパード、ジョディ.フォスター、ハーベイ.カイテル、マーチン.スコセッシ(D)/1976/114′/96.8.18
  • ニューヨークのタクシードライバー.トラヴィス.ビックル。離婚をした彼には満たされない日常があった。NYの街、人々、酒場さまざまなことがトラヴィスにとっては憂鬱の種であった。その中で、選挙応援をするベッツィに恋をする。だが、その恋は呆気なく終わる。失意の中でトラヴィスは娼婦アイリスに出会う。彼女の世話を焼くことで心を埋めようとする。しかし、標的はついに大統領候補とアイリスの周りのギャングに向いた。彼はアイリスに置手紙を残し、計画を実行に移す...。飄々とトラヴィスを演じるデ.ニーロ。そこに流れるサックスの調べ。こんなお洒落な映画があるだろうか。そこに写し出されるNYの飾らない街並。マーチン.スコセッシが描き出す映像美にはただ、感嘆があるのみである。また、ジョディ.フォスターの13才でのいい意味で大人をこ馬鹿にした演技もこの映画の演出には欠かさないものである。ニューヨークを語るときにこの作品は不可欠なものである。
  • @タバタクの採点 4.75/5

    467.スタンド.バイ.ミー STAND BY ME

  • ウィル.ウィートン、リバー.フェニックス、コリー.フェルドマン、ジェリー.オコーネル、リチャード.ドレファス、スティーブン.キング(W)、ロブ.ライナー(D)/1986/88′/96.8.25
  • 作家ゴーディは自分の少年時代を振り返る。そこには甘酸っぱい思い出があった。12歳の時、ゴーディはキャサルロックというアメリカの田舎町に住んでいた。ある日、彼は悪友のクリス、テディ、バーンとともに4人で冒険の旅に出た。そこでの様々な経験は彼等の友情をますます深めた。しかし、冒険を終え、帰途に着いた彼等を待っていたものは...。ゴーディはこの出来事を機にそれから本当の友人を持つことが出来なかった。バックに流れる60年代アメリカン.ポップス。たかだか、10年前の映画なのに人々に少年時代の郷愁を感じさせる。勇気、冒険、悪戯、背伸び、友情...。一度は通る道である。だからこそ、通らなければならない道だとも言える。そこを通らない現代の少年達は何を心に持って生きて行くのだろうか。それにしても若くしてこの世を本当に去ってしまったリバー.フェニックスの冥福を祈らずにはいられない気持ちにさせるフィルムであった。
  • @タバタクの採点 4.1/5

    468.サーチ&デストロイ SEARCH&DESTROY

  • グリフィン.ダン、ロザンナ.アークエット、デニス.ホッパー、イレーナ.ダグラス、イーサン.ホーク、クリストファー.ウォーケン、ジョン.タトゥーロ、マーティン.スコセッシ、デヴィッド.サーレ(D)/1995/91′/96.8.30
  • 「ダニエル.ストロング」-ワクスリング博士によって書かれたこの本が実在の人物の人生をも狂わせる。フロリダの芸能会社社長マーティンはこれを映画化しようとした。彼は借金を背負い、妻ローレンと別れてまでも実現させようとした。博士に会うが交渉は失敗し、そこの秘書マリーとともにニューヨークへ向かう。そこでヤクの売人キムと資金を集めようとするが現実は映画の世界を超えていた...。彼の意思は実現したのだろうか。本のストーリーが同時進行で進む。サーチ&デストロイという方向へ、主人公が歩んで行く。その心理描写はいったい何を意味するのだろうか。分かるようで分からないというのが見終わった時の正直な感想である。それぞれに個性の有る俳優ではあるが描くことがあまりにも、難しすぎたのではないか。デニス.ホッパーといえども役柄に馴染んでない気がした。
  • @タバタクの採点 2.78/5

    469.コピーキャット COPYCAT

  • シガニー.ウィーバー、ホリー.ハンター、ダーモット.マーロニー、ウィリアム.マクナマラ、ウィル.パットン、ジョン.ロスマン、J.E.フリーマン、ハリー.コンニック.JR、ジョン.アミエル(D)/1995/123′/96.8.31
  • 大学で講義を行なう精神分析医ヘレン.ハドソン。その彼女にシリアル.キラー.ダリルが襲いかかった。その事件をきっかけにヘレンは殺人分析の道から引退する。だが、彼女が住むサンフランシスコで連続殺人が起こる。その事件を担当するモナハン刑事とルーベン刑事はヘレンと関わり合うことになる。彼女らをあざ笑うかのようにコピーキャット.キラー(人まね殺人犯)は次々と犯罪を重ねる。最後はヘレンにその触手を伸ばそうとする。しかし、ヘレンへの復讐はこれで完結するのだろうか...。最初の殺人シーンが一番迫力があった。シガニー.ウィーバーとホリー.ハンターはそこそこの演技をしていたと思う。Xファイル以来、犯罪心理や連続殺人を扱ったものは多いがこの映画は及第点は与えられると思う。ただ、今後、このような映画を作る場合にはなんらかのエッセンスが必要だろう。
  • @タバタクの採点 3.64/5

    470.ニクソン NIXON

  • アンソニー.ホプキンス、ジョアン.アレン、J.T.ウォルシュ、ジェームス.ウッズ、E.G.マーシャル、アナベス.ギッシュ、パワーズ.ブース、ポール.ソルヴィーノ、エド.ハリス、ラリー.ハグマン、オリバー.ストーン(D)/1995/192′/96.9.1
  • 貧しい少年時代-兄弟の死によって行けた法律学校時代-副大統領時代-J.F.ケネディとの大統領選-カリフォルニア知事選-政界引退-最出馬-大統領時代-ウォーターゲート事件-失脚。大統領時代の功績-ベトナム戦争の停止、中国、ソ連との国交締結、軍事費削減...。数々の業績を上げながらも嫌われつづけた男ディック(リチャード.ニクソン)。彼の胸にいつも去来したのはがんこな父と聖人のような母であった。彼が等身大の人生を歩んだのは失脚後、妻パットと旅した時だったのかもしれない。この映画に関して、オリバー.ストーンがニクソンを題材に上げたことをまず、評価したい。彼を取り上げることはかなりの冒険だし、脚本に関しても詳細な練り上げが必要であろうことは想像に難くない。正直言って、魅力のない人間の部類に入るだろう。前半の部分については192分と長いこともあり、退屈な場面が多かった。感動したのは最後の10分だけといってもよい。しかし、それがニクソンという人物を一番表わしているのだろう。
  • @タバタクの採点 2.82/5


  • 471.ショーガール SHOWGIRLS

  • エリザベス.バークレー、カイル.マクラクラン、ジーナ.ガーション、グレン.プランマー、ロバート.デヴィ、アラン.ラーチンス、ジーナ.ラヴェーラ、ポール.ヴァーホーヴェン(D)/1995/131′/96.9.2
  • ダンサーを夢見、ラスヴェガスを目指すノエミ.マローン。彼女の初日はスーツケースの盗難から始まった。しかし、たまたま駐車場で会ったモリーに世話になる。ノエミは「チーター」というクラブでストリッパーとして出発した。モリーは裁縫の勉強をしながら、ノエミの面倒を見ていた。ノエミはその時、既にスターで在ったクリスタルの口利きで「スターダスト」でダンサーとしての第一歩を歩んだ。そこの興行重役ザックと愛し合い、ついにはトップスターの座を射止める。だが、そこには裏があった。そして、その後、ノエミはショービジネスの汚い部分を見ることになる。彼女にとっての幸せとは何だったのか。ジュディ.ガーランドが昔やった「スター誕生」という映画を思い出させた。主演のエリザベス.バークレーに特に魅力があるという事は無いと思う。ただ、踊りに関しては迫力は十分に伝わってきた。カイル.マクラクランも存在感のない演技がよかった。最初と最後の場面はよく有る作りだが効果的であったと思う。エンターテーメントとしては楽しめる映画だ。
  • @タバタクの採点 3.14/5

    472.わが目の悪魔 A DEMON IN MY VIEW

  • アンソニー.パーキンス、ウエ.ボーム、ソフィー.ワード、ストラトフォード.ジョーンズ、ブライアン.ボーヴェル、ジェームス.オーブリー、キャロル.ヘイマン、ペトラ.ハフター(D)/1992/109′/96.9.5
  • アンソニー.パーキンスの遺作。ロンドンの大学生アンソニー.ジョンソンは不倫の恋に悩んでいた。彼女はハンブルクに住むヘレンであった。アンソニーはたまたま自分と同じ名前を持つ人物がいるアパートで暮らすことになった。そこに20年以上住む謹厳実直なアーサー.ジョンソン。しかし、彼の心の中には幼い頃に宿った悪魔が住み着いていた。ロンドンで次々と起こる「ケンボーンの殺人鬼」による殺人事件。それはやがてアンソニーの不倫関係と結び付くことになる...。サイコ3にも出演していたアンソニー.パーキンス。この映画もサイコ.キラーの部類に入るだろう。極めてマニアックな映画なので一般の人には推奨できない。だが、人間の深層心理の中にはこのような感情が潜んでいるのだろう。それにしてもアンソニー.パーキンスはこの映画で見る限り、ハリソン.フォードに似ている。
  • @タバタクの採点 2.5/5

    473.ストーカー異常性愛 STALKING LAURA

  • リチャード.トーマス、ブルック.シールズ、ヴィヴェーカ.デーヴィス、ウィリアム.アレン.ヤング、リチャード.ユニギス、スコット.ブレイス、リンダ.エモンド、マイケル.スイッツアー(D)/1995/96′/96.9.8
  • 実話に基づく映画。ようやく夢が叶い、シリコンバレーにあるKEiに就職したローラ.ブラック。そこには恐るべき男が勤務していた。彼の名はリチャードといい、同じ部署で働くことになった。彼は彼女に近づくために様々なアプローチを試みるが悉くローラに無視され続けられる。彼女は引っ越しまでして、リチャードを避けようとするが、それにも拘わらず、彼の行為はだんだんエスカレートしてゆく。会社もようやく重い腰を上げ、リチャードを解雇する。しかし、彼女を永久に自分の物にしようとするリチャードは遂に最後の行動に出るため、会社に乗り込む...。これが実際に起きた事件ということが信じられないほどすごい現実である。日本でも振られた男がいたずら電話をしたり、嫌がらせをすることはよくあるがここまではとてもとても...。こんなことで犯人は本当にこの重大な事件を起こしたのだろうか。おそらく、映画の決められた時間の中では描き切れなかったのだろう。けれど、一映画としては最後まで緊張感が持続し、佳作の範疇にはいる作品であろう。
  • @タバタクの採点 3.92/5

    474.恋人はマフィア ME AND THE MOB

  • ジェームス.ロレンツ、トニー.ダロー、ジョン.コステロ、ヴィニー.パストール、フランク.ギオ、リチャード.ブライト、サンドラ.ブロック、スティーブン.リー、フランク.レイノン(D)/1992/86′/96.9.8
  • 売れっ子作家から転落したジミー.コロナ。恋人ロリからも愛想をつかされた彼は一発逆転の「実録犯罪物」を書くためにマフィアの叔父トニーを頼り、ギャングの世界に身を置くことになる。相棒ビリーと共に金の取り立てや殺人などに手を染めることになる。ところがFBIに捕まり、ボス.フランキーを差し出すことを条件に釈放される。だが、仲間に盗聴がばれ、殺されそうになる。危機一髪でトニー、ビリーと一緒に逃げだし、最後の手段でこのことを至急、作品に仕上げ、世に問うことを目指した。しかし、出版社についた一行を待ち受けていたものは...。そして、どんでん返しが。軽快でコミカルなギャング.ストーリー。なかなか楽しめた。バックグランド.ミュージックも映画の雰囲気に合っていて良かった。B級映画だが時間も短いし、手軽に楽しみたい方にはお奨めしたい。
  • @タバタクの採点 3.58/5

    475.陽のあたる教室 MR.HOLLAND'S OPUS

  • リチャード.ドレファス、グレン.ヘッドリー、ジェイ.トーマス、オリンピア.デュカキス、W.H.マーシー、アリシア.ウィット、タレンス.ハワード、デーモン.ウィタカー、ジーン.ルイーザ.ケリー、アレクサンドラ.ボイド、アンソニー.ナテール、スティーブン.ヘレク(D)/1995/143′/96.9.10
  • 久しぶりに大泣きしてしまった。こういう感動学園物は冷静な気持ちで見ることが出来ない。単純な男である自分は。さて、ストーリーは1965年ジョン.F.ケネディ高校へ新任の音楽教師グレン.ホランドがやってくるところから始まる。グレンは作曲の合間に教師をしようという軽い気持ちだったがだんだん、生徒達の教育に傾倒してゆく。オーケストラ、マーチング.バンドと彼の教育は順調に進んでいた。自分の人生を変えたジョン.コルトレーンの名を付けた息子コールも生まれ、グレンの人生は順風満帆に見えた。しかし、生まれた息子は実は耳が聞こえなかったのである。悩みながらも教育に邁進するグレン。けれど、ベトナム戦争は彼から卒業生を容赦なく奪った。1980年ガーシュインのショウで生徒ロウィーナに恋心を抱く。自分が息子を理解していないことを気付く。「耳の聞こえない人にも音楽を...。」しかし、遂に彼は1995年予算削減のために60歳で学校を追われることになる。最後まで戦うが現実は如何ともし難かった。だが、彼のこれまでの人生が正しかったことは彼のOPUS(作品)達が証明した。ベトナム戦争の映像とオーバーラップした「イマジン」の演奏には思わず涙してしまった。そして、効果的に挿入される曲は映画を盛り上げるのに非常に役だっていた。それにしてもリチャード.ドレファスの飄々とした演技はこの映画にベスト.マッチだったと言わざろうえない。取り巻く先生方の体育教師ビルと女教師サラも脇役ながら、非常に良い演技をしていた。そして、心に残った言葉はグレンが語った「音楽教育を生徒達から奪うことによって、ものを考えず、ものを創り出すことの出来ない人間を育てるのか。」というものだった。これは現代の日本の教育界にそのまま、御進呈申し上げたい。賛否両論あるかもしれないが私は下記の評価をこのフィルムに与えたい。
  • @タバタクの採点 5/5

    476.ブラインド.デート BLIND DATE

  • キム.ベージンガー、ブルース.ウィルス、ジョン.ラーロクエット、ウィリアム.ダニエルズ、ジョージ.クー、マーク.ブラム、フィル.ハートマン、ステファニー.ファラシー、ブレーク.エドワーズ(D)/1987/95′/96.9.14
  • 不動産鑑定師ウォルター.デイビス。彼は大クライアントのパーティにとんでもない女を連れて行ってしまった。 彼女は兄嫁の友人ナディアであった。予想以上の美人ということに気をとられて、ウォルターは「酒を飲ませるな。」という重要な忠告を無視してしまった。ナディアは次々と彼の人生を壊していった。そして、追い打ちをかけたのが彼女に付きまとう弁護士デビッドだった。この二人によって、ウォルターは留置所に送られた。ナディアは反省し、ウォルターを無罪にするという条件でデビッドとの結婚を決意する。しかし、ウォルターはギターによって、自分を取り戻すとこの結婚式に対して、一つの仕掛けを決行する...。最初のパーティで日本人のヤカモトという男が出てくるが相変わらず描写の仕方が「フジヤマ、ゲイシャ、メカケ」である。いつもそうなのだが映画に日本人が登場するのが恥ずかしいと感じるのは僕だけなのであろうか。確かに映画においては誇張しなければ、ならない事も有るとは思うが何十年前と同じというのは日本のイメージは変化していないということを示していないだろうか。キム.ベージンガー、ブルース.ウイルスはそこそこの演技をしていたと思うが前記の件が最後まで心に引っかかった作品であった。
  • @タバタクの採点 2.67/5

    477.バスケットボール.ダイアリーズ THE BASKETBALL DIARIES

  • レオナルド.ディカプリオ、マーク.ウォルバーグ、ロレイン.ブラッコ、アニー.ハドソン、ブルーノ.カービー、ジュリエット.ルイス、スコット.カルヴァート(D)/1995/102′/96.9.14
  • 本人の実話に基づく自伝的日記が原作。セント.ヴィータス高校バスケットボール部ジム.キャロル。彼はバスケットボールに青春を賭けながら、一方で悪ガキと共に青春の落し穴にはまり込もうとしていた。ジムは友人ミッキー、ペドロ、ビルと街を徘徊し、ドラッグ、セックス、盗みなどに手を染めていった。親友ボビーが白血病でこの世を去り、バスケットも取りあげられた頃からジムはドラッグに完全に傾倒してしまった。実家も追い出され、一度は黒人レジーに助けられるが再び、薬に溺れ、母の前で警察に捕まる。獄中で薬を断ち切ることに成功し、この日記を完成させる。この日記は現代の若者に蔓延するドラッグに本人が身を持って経験したことを警鐘の意味で映画化したのだと思う。若者が自分の人生をドラッグに溺れることにより、簡単に転がり落ちてゆく。アメリカでは、これがもう日常の風景になりつつあるのだ。日本も遅ればせながら、このような状況が出現しつつある。良いところは真似しないくせにこんな非人間的行為はすぐ真似したがるのだ。頭が悪いとしかいいようが無い。その様な人はこの映画を見て、是非、猛省してもらいたい。それにしてもレオナルド.ディカプリオは若いのに存在感の有る役者である。デニーロと共演していた「ボーイズ.ライフ」で母とバスでの別れのシーンは今でも心に残っている。これから経験を積み、どんどん役者としての可能性を開花させて欲しい。
  • @タバタクの採点 3.21/5

    478.新L.A.大捜査線 L.A. TASK FORCE

  • ロッド.ケイ、アンドリュー.ビス、ロッキー.フェレーラ、マット.ディアゴスティン、ダリル.マック、アレックス.デミール、グリート.ラマエカーズ、スティーヴン.リーブ(D)/1994/83′/96.9.19
  • ロスで次々と起こる絞殺による殺人事件。ロス市警はこの犯罪を解決するために精鋭を集め、特捜班を急遽結成した。メンバーはルー、ビンス、ジョーイ、シンディの4人であった。この事件の被害者はモデル、女優など若くて、美貌を誇る女性達であった。この殺人鬼の正体は売春組織を経営する男であった。最初から犯人が分かっており、なぞを解いていく興味もない。かといって、迫力の有るシーンの連続ということもない。音楽も場を盛り上げることはない。一体何のために作った映画だか分からない。時間が短いというだけが唯一の救いか。
  • @タバタクの採点 1.82/5

    479.9か月 NINE MONTHS

  • ヒュー.グラント、ジュリアン.ムーア、トム.アーノルド、ジョアン.キューザック、ジェフ.ゴールドブラン、ロビン.ウィリアムス、クリス.コロンバス(D)/1995/103′/96.9.20
  • 子供嫌いの小児精神科医サミュエル.フォークナー。それが事もあろうに同棲していたレベッカが妊娠してしまった。彼は日夜、悪夢にうなされ、「赤ちゃん」を拒んだ態度を取り続けた。レベッカはその態度に愛想をつかし、赤ちゃん肯定派マーティ一家に身を寄せる決意をする。レベッカを失ったサムは悩むが一本のビデオによって、自分の考えを改める。そして、マーティ夫妻の取り計らいにより、結婚までこぎ着ける。だが、満月の夜、サムとレベッカを待ち受けていたのは病院と恐怖のロシア人医師コスタヴィッチだった。ロシア人医師を演じるロビン.ウィリアムスの脇役ぶりがこの映画を非常に盛り上げていた。ヒュー.グラントも情けない男をやらせたら、天下一品だ。最後の出産シーンはどたばたのコメディだったがそれなりに楽しめた。出産率の下がった日本でも再び、「赤ちゃん」に脚光を浴びる日は来るのだろうか。などと余計な事を考えてしまった...。
  • @タバタクの採点 3.06/5

    480.X-ファイル セカンド8 THE X-FILES SECOND SEASON

  • デヴィッド.ドゥコブニー、ギリアン.アンダーソン、クリス.カーター(E.P)/1995/91′/96.9.21
  • NO.215 新鮮な死体 FRESH BONES/ロブ.ボウマン(D)
    ノースカロライナ州フォークストンの難民キャンプ。ここで働く海兵隊のマカールピンが不可解な交通事故で死んだ。そこには「ブゥードゥー教」のシンボルが残されていた。事件の鍵を握るのはブゥードゥー教を操る政治亡命者のボウマンと海兵隊の大佐であった。
  • NO.216 入植Part1 COLONY/ニック.マーク(D)
    北極圏ボーフォート海にロシアの戦闘機が墜落した。それはこの事件の序章であった。全米で妊娠中絶をする医者が次々と殺された。そこには異星人がクローン人間を使い、地球を植民地化する恐るべき計画が隠されていた。モルダーは副長官から事件から手を引くように言われたが無視し、捜査を続ける。その彼に異星人の魔の手が迫る。その時、スカリーは...。
  • @タバタクの採点 5/5


  • 481.X-ファイル セカンド9 THE X-FILES SECOND SEASON

  • デヴィッド.ドゥコブニー、ギリアン.アンダーソン、クリス.カーター(E.P)/1995/91′/96.9.22
  • NO.217 入植Part2 END GAME/ロブ.ボウマン(D)
    ポーフォート海で米潜水艦による海底探査が始まった。モルダーは長い沈黙から戻った妹サマンサ?と異星人の捜査を続けていた。しかし、彼等の手は容赦無く、モルダーとスカリーを襲う。スカリーは死因が「レトロ.ウィルス」である事を発見する。その事がウィルスにやられたモルダーを救う。超常現象に対する科学。だが、この事件の中でモルダーは「信じる心」を取り戻す。
  • NO.218 恐怖の均整 FEARFUL SYMMETRY/ジェームス.ホイットモア(D)
    アイダホ州フェアフィールドで突然ガラスが割れるという事件が起こった。この原因は動物園の動物らしかった。二人は捜査を進める内に動物園に勤務するウィラとエド、そして、WAO(再動物野性化組織)に目を付けた。だが、この動物園で出産が行われていない事としばしば、動物がいなくなる事実から原因は他にあるらしかった。それは異星人による「種の保存」という目的によるものなのか...。
  • @タバタクの採点 5/5

    482.X-ファイル セカンド10 THE X-FILES SECOND SEASON

  • デヴィッド.ドゥコブニー、ギリアン.アンダーソン、クリス.カーター(E.P)/1995/91′/96.9.23
  • NO.219 歪み DOD KALM/ロブ.ボウマン(D)
    ノルウェー海で米海軍駆逐艦アーデントが遭難した。カナダ船が乗組員一名を救助したが28歳とはとても思えない老人に変身していた。この北緯65度の海域では6隻ほど船が行方不明になっていた。この背後には軍の「フィラデルフィア計画」が絡んでいた。この計画は「時空に穴を開け、物質を瞬間的に移動する」というものだった...。
  • NO.220 サーカス HUMBUG/キム.マンナーズ(D)
    フロリダ州ギブソントン-魚鱗症というハンデを持った男が殺された。この男は見世物小屋の芸人であった。この町はサーカスで生計を立てている者が多かった。しかし、この不可解な殺人はその後も犠牲者を出すことになった。この犯人は人間では不可能な場所から侵入し、相手を噛み殺すという手口を使っていた。
  • @タバタクの採点 5/5

    483.青いドレスの女 DEVIL IN A BLUE DRESS

  • デンゼル.ワシントン、トム.シズモア、ジェニファー.ビールス、ドン.チェアドレ、マウリー.チェイキン、テリー.キンネイ、メル.ウィンクラー、アルバート.ホール、カール.フランクリン(D)/1995/101′/96.9.24
  • 1948年夏、黒人復員兵エゼキエル.ローリンズ(イージー)は失業中であった。そこに友人ジョッピーから仕事の話しが舞い込む。しかし、白人オルブライトが絡むこの仕事は曰く付きの物であった。依頼は白人女性ダフネ.モネを探すということである。だが、青いドレスを着るダフネの周りでは殺人が連続して起きた。理由は市長選に関するスキャンダルと彼女自身の問題であった。イージーは刑事に追いかけられながらも悪友マウスと共に真相を究明するが...。一流の映画に出ているデンゼル.ワシントンとは別の面が見られる。彼は演技の幅が狭いのでこういう「二流の作品」に数多く出ることにより、演技の幅を広げて欲しい。そうすると次に一流の作品に出た時、もっと深みの有る演技が出来ると思う。彼の今後に期待したい。
  • @タバタクの採点 2.87/5

    484.アメリカンプレジデント THE AMERICAN PRESIDENT

  • マイケル.ダグラス、アネット.ベニング、マーティン.シーン、マイケル.J.フォックス、アンナ.ディヴェア.スミス、サマンサ.マティス、シャウナ.ウォルドロン、ディヴィッド.ペイマー、アン.ハニー、リチャード.ドレファス、ロブ.ライナー(D)/1995/114′/96.9.26
  • 激務に耐える男やもめのアメリカ大統領アンドリュー.シェパード(アンディ)。彼は選挙間近、環境問題を論じる一人の女に惚れてしまった。その女の名前はシドニー.ウェイド。アンディは人目もはばからず、彼女に求愛をした。このスキャンダルは対立候補ホブ.ラムソン(リチャード.ドレファス)の格好のネタになった。アンディの支持率は下がりだし、支持者も減りつつあった。これに危機を感じたA.J以下ルイス(マイケル.J.フォックス)、ロビン、レオンなどのスタッフは大統領に信念を取り戻すよう助言する。すんでのところでアメリカンプレジデントそして、アンディは2つの物を無くすところであった。一つは大統領の椅子、もう一つは...。一人のプライベートな生活を欲してもそれを許さない大統領の職務の非情さ。だが、必要なのは妥協ではなく、信念を貫くことなのだ。最後の二人のラブシーンには思わずほろっとさせられる。大統領を描いた映画はたくさんあるがこれは肩が凝らずに楽しめると思う。
  • @タバタクの採点 3.92/5

    485.マネートレイン MONEY TRAIN

  • ウェズリー.スナイプス、ウッディ.ハレルソン、ジェニファー.ロペス、ロバート.ブレイク、クリス.クーパー、ジョセフ.レーベン(D)/1995/109′/96.9.27
  • クリスマス、ニューヨーク、地下鉄。おとり捜査で安全を守る公安官賢いジョン&ドジなチャーリー。彼等は黒人と白人の兄弟であった。彼等は相棒としてラテン系美人グレースを得る。一方、パターソン局長が走らせる地下鉄料金収集列車「マネートレイン」。一見関係がないこの取り合わせが事件を招いた。ドジなチャーリーが借金、失恋、失業からとてつもない計画に走ってしまう。弟を見放した兄であったが最後の場面で兄弟の絆は永遠であった。そして、二人は新年を向かえることが出来たのだろうか...。最初から最後の場面まで随所に緊迫のシーンが織り混ぜられ、楽しむことが出来た。各自がある程度、自分のキャラクターを押し出した結果だと思う。拳銃強盗も場面を盛り上げる意味では効果的だったと思う。
  • @タバタクの採点 3.88/5

    486.カットスロート.アイランド CUTTHROAT ISLAND

  • ジーナ.デーヴィス、マシュー.モディーン、フランク.ランジェラ、モリー.チェイキン、パトリック.モレイデ、スタン.ショウ、レックス.リン、ポール.ディロン、レニー.ハーリン(D)/1995/123′/96.9.28
  • 1668年カリブ海ジャマイカ-ここに兄弟で祖父の宝物を狙う一族があった。それはその父の意思を継いだ女海賊モーガン.アダムズとモーガンの父と兄モデカイを殺して、宝物を独り占めにしようとするドーグの争いになった。二人の目指す場所は「カットスロート.アイランド(頭蓋骨の島)」というおどろおどろしい島である。モーガンは地図を解読するための男ショーを連れ、自分が父の船の船長になり、島を目指す。それを横取りしようとするドーグ。彼はモーガンの手下や市長までも仲間に引き入れ、宝物に執着を示す。遂に最後は姪と伯父の骨肉の戦いとなる。その中で生まれる愛とは...。ジーナ.デーヴィスはこのじゃじゃ馬の女海賊にピッタリだった。時代背景は古いのだがあまり古いということを感じさせなかった。だが、この映画ではそれが良い方に出ていたと思う。あまり、話しの内容は好きな部類ではないのだが最後の30分は画面を集中して見ることが出来た。それがこの映画を物語っているのだろう。
  • @タバタクの採点 3.55/5

    487.ブロークン.アロー BROKEN ARROW

  • ジョン.トラボルタ、クリスチャン.スレーター、サマンサ.マティス、デロイ.リンダ、ボブ.ガントン、フランク.ワトリー、ホウィー.ロング、ジョン.ウー(D)/1995/109′/96.9.30
  • 米空軍の上官.ビック.ディーキンズ少佐とその部下.ラリー.ヘイル大尉。大型貨物輸送機ステルスによる核弾頭2機積み込みの実験飛行は彼等をも2つに分けた。ディーキンズはヘイルを排除し、計画を実行した。その計画は「ブロークン.アロー(第4緊急事態-核兵器紛失)」を伴った。ヘイルはすんでのところを公園監視人テリーに助けられ、この縁で彼女と二人でディーキンズを追うことになる。ディーキンズは二人を始末すると同時に2億5千万ドルを国に要求し、核を爆破させ、国外逃亡を計ろうとする。しかし、急死に一生を得たヘイル、テリー、そして軍のケリー大佐は団結し、鉄道上でディーキンズを追い詰めるが...。最後を分けたのはヘイルがビックによく負けていたボクシングというのは皮肉だった。久しぶりに体が硬直するほどの緊張感を覚えた。ビック.ディーキンズ少佐を演ずるジョン.トラボルタの狂気的な演技は非常に良かった。どちらかというと「大根役者」だと思っていたが少しは見直した。クリスチャン.スレーターも生き生きと動いていた。2流のアクション映画だと思っていたがどうして、どうして、恐れ入りました。
  • @タバタクの採点 4.12/5

    488.スカーレット.レター THE SCARLET LETTER

  • デミ.ムーア、ゲイリー.オールドマン、ロバート.デュヴァル、リサ.ジョリフ-アンドー、エドワード.ハードウィック、ロバート.プロスキー、ロイ.ドトリス、ジョアン.プロウライト、ロランド.ジェフィー(D)/1995/135′/96.10.1
  • 1666年マサチューセッツの植民地にて...。この地にキリスト教における「新しいエルサレム」を作るという理念であったが実際は重い秩序と男尊女卑に包まれていた。少し収まったとはいえ、英国人(白人)とインディアン(原住民)の対立もあった。そこに英国より単身でヘスター.プリンという女性が現われる。夫を待つヘスターは夫が事故で死んだと聞かされると「姦通」という神に背く罪を事もあろうにアーサー牧師と犯してしまう。彼女は裁判にかけられたが女としての自己主張を決して曲げようとしなかった。そして、アーサーとの罪は二人の胸の中にしまわれた。ヘスターは牢に入れられ、そこでパールという娘を出産する。だが、夫ロジャーは生存していたのだ。そして、「スカーレット.レター(姦通の印)」を入れられたヘスターに復讐をしようと決意する。アーサーは彼女との罪を悩み、一方ロジャーは白人とインディアンの対立に目を付け、長老達を焚き付け、最終の目的を遂げようとする...。父アーサーと母ヘスターの愛を娘パールが語る形で話しは進められる。115分ぐらいはつまらない映画だと思う。最後の20分くらいに女性問題、人種問題、宗教問題など様々な問題が入り交じる。最近の快楽的な映画だけでなく、少し重いテーマに挑戦して見たい方にはいいフィルムかもしれない。しかし、ただデミ.ムーアのファンという方にはあまり奨められないかもしれない。けれど、人種問題というのは決して、遠い世界の出来事ではないのだ。(北海道にもアイヌという先住民族がいる。)もしかすると沖縄の基地問題も人種問題なのかもしれない。
  • @タバタクの採点 2.5/5

    489.タッカー TUCKER-THE MAN AND HIS DREAM

  • ジェフ.ブリッジス、ジョアン.アレン、マーティン.ランダウ、フレデリック.フレスト、マコ、エリアス.コーティーズ、クリスチャン.スレーター、ニナ.ジーマツコウ、ジョージ.ルーカス(P)、フランシス.フォード.コッポラ(D)/1988/111′/96.10.6
  • アメリカ版本田宗一郎というところか。1945年ミシガン州。幼い頃から空想や発明が好きだったプレストン.タッカー。彼はその夢を実現させようとした。彼は自分の設計した車を叔父エイブに託した。叔父は嫌な顔をしながらもタッカーの車会社を設立するために「政治的」に動いた。だが、この政治的という事が後で命取りになる。派手な宣伝活動や株を買わせるための動きは大企業を刺激してしまう。そして、上院議員に圧力がかかり、タッカーは詐欺師の汚名を着せられる。最後は裁判になるが彼は発想と夢を捨てる事はなかった...。ベンチャー.ビジネスの始まりと言ったら言葉が軽すぎるか。自民党が日本には夢がなさすぎるTVCMをやっているが日本人は全部とは言わないが周りの環境によって、自己の夢を簡単に捨ててしまう。それが大人として評価される。このタッカーの様な人物は幼児性が抜けきらないという事で低く評価される。周りとの折り合いをつけて、生きていく事が自分の人生を生きるということなのだろうか。この映画は二人の巨匠が作ったものというよりは彼等の「夢を追い続けろ!」そして、「発想することを忘れるな!!」というメッセージを強く感じた。彼等自身がこのタッカーという人物に良きアメリカを感じていたのかもしれない。したり顔で映画を興味の対象としか見ていない人々-このフィルムを見て、自分の夢についてもう一度考えてみないか。最近はアクション物が多いジェフ.ブリッジス、少し幼いクリスチャン.スレーターと「新.蘭の女」で娼婦役だったニナ.ジーマツコウも出ている。それと前半で出てきた3人での電話の場面が妙に印象に残る。
  • @タバタクの採点 3.56/5

    490.愛に迷った時 SOMETHING TO TALK ABOUT

  • ジュリア.ロバーツ、デニス.クェイド、ロバート.デュバル、ジーナ.ローランズ、カイラ.セヴィック、ブレット.カレン、ヘイリー.オール、ラッセ.ホールストロム(D)/1995/106′/96.10.19
  • 父ワイクーが経営する牧場に働くグレイス.ビション。彼女は娘キャロラインとの車上で夫エディーの浮気現場を目撃する。グレイスはこの事に激情し、実家に戻る。父はエディーとの土地に絡む商売の関係から早期に仲直りすることを望むがグレイスの怒りは収まらない。料理本の集会や母に関係者の浮気までも暴露する。そして、夫に毒料理で復讐をし、夫はこのことで離婚を決意する。この原因は日常生活のすれ違いだった。しかし、このすれ違いは父や娘が出場した乗馬の大会で心の隙間を埋めることになる。グレイスは夢であった獣医の勉強を再開する事を決める。簡単に言うと夫婦喧嘩を乗馬および娘によって解決するという映画。脚本も単純。ただ、印象に残るのがロバート.デュバルの飄々とした演技と姉役のカイラ.セヴィックがジュリア.ロバーツの顔を小作りにしただけで非常に似ていたというだけである。暇があったら、ご覧くださいと言うしかない。ジュリア.ロバーツのファンも退屈する一本だと思う。
  • @タバタクの採点 1.32/5


  • 491.カジノ CASINO

  • ロバート.デ.ニーロ、シャロン.ストーン、ジョー.ペシ、ジェームス.ウッズ、ドン.リックレス、アラン.キング、ケビン.ポラック、マーチン.スコセッシ(D)/1995/178′/96.10.31
  • 何か風邪をひいて体が具合悪く久しぶりに映画を見た。体力がないとやはり映画を集中して見ることが出来ない。この映画は今から13年前のまだ、カジノが昔の状態にあったときの実話である。 日本での競馬でもそうだが本来賭け事というのは暗い部分があるものである。僕自身は今のように明るい賭け事ということに違和感を感じる世代である。さて、映画のほうだがロバート.デ.ニーロとシャロン.ストーンの共演ということで話題になったフィルムである。内容はユダヤ人のサム.ローススティーン(通称エース)のカジノにおけるサクセスストーリーである。しかし、彼は持ってはいけない者(物)を二つ所有する。一人は妻ジンジャーで、もう一人は幼馴染みニッキーであった。妻は愛人にニッキーは権力と金に走ってしまう。サムは最後まで「愛の鍵」を持つことが許されなかったのか...。締めくくりの場面でかかるアニマルズ「朝日のあたる家」がこの映画を象徴しているように感じられた。ロバート.デ.ニーロのカジノを去った老人の姿は役作りの上でさすがと思わせた。そして、相変わらずシャロン.ストーンは全編を通じて、色っぽく「したい」という気にさせた。人の物語を通して、カジノの衰退?を監督マーチン.スコセッシが描きたかったのだろう。
  • @タバタクの採点 3.85/5

    492.ミリー 招かれざる母 MILLY

  • マリリン.アダムス、ジョー.エステペス、サンディ.スナイダー、ダレル.ガイルビュー、レベッカ.ラッセル、トニー.ジティ.ギル(D)/1989/94′/96.11.2
  • ルイジアナ.バトンルージュの精神病院から脱走したミリー。彼女は数日後、溺愛する息子ビリーのところへ出没した。次第にエスカレートするミリーの行動。その事にビリーの妻アーリーンが感づく。お手伝いを殺害したところで病院へ送り返すことに成功するのだが...。ミリーの行動の原因にはフランスでの結婚生活が影響していた。彼女の心の底には人間不信があったのだ。映画としては三流のサイコパス作品である。しかし、親子の情だとか家族の愛を再考するのにはいいフィルムだと思う。
  • @タバタクの採点 2.61/5

    493.ジュマンジ JUMANJI

  • ロビン.ウィリアムス、カースティン.ダンスト、ディヴィッド.アラン.グリアー、アダム.ハン-バイド、ボニー.ハント、ジョナサン.ハイド、ベベ.ニューワース、ジョー.ジョンストン(D)/1995/103′/96.11.2
  • 1869年-1969年-1995年。名門パリッシュ家の弱虫アラン。彼は父の会社の工事中にとんでもないゲームを見つけだした。その「ジュマンジ」というゲームは26年間アランをジャングルに閉じこめ、ガールフレンドのサラを精神的に追い込んだ。そして、両親は彼のために既に墓の中にいた。26年後、ジュデイとピーターという子供によって、彼らは再びそのゲームのテーブルに着くことになる。ゲームを進める中で彼らの前にあらわれる現実は想像を絶するものであった。彼らを救う道は唯一つ、そのゲームを終了することであった。死の恐怖の中で彼らはゲームを進行する。いったい彼らのゲームは終了を迎えるのだろうか...。この映画はもしかするとしたり顔をする日本の映画評論家には理解できないかもしれない。この一見ふざけた映画の中にはいろいろなペーソスが含まれていると思う。心を蔑ろにする現代文明、勇気という名のもとに行われる人間の心を無視した言動、行動。子供も大人もメルヘンという事を忘れ去っている現実。僕はこの監督がこのゲームを通して、様々なことに不満を持っていることを感じた。このフィルムはただの娯楽ではないと思う。それを感じとるのは見る人の感受性だ。それにしてもロビン.ウイリアムスと子供の取り合わせは絶妙である。日本でこれが出来るのは「池中玄太80キロ」の頃の西田敏行くらいであろう。日本でもテクニックに囚われて、心を蔑ろにした映画を作るのはもうこれ以上、勘弁して欲しい。
  • @タバタクの採点 4.23/5

    494.誘う女 TO DIE FOR

  • ニコール.キッドマン、マット.ディロン、ジョアクイン.フェニックス、カーシー.アフレック、イリーナ.ダグラス、アリソン.フォランド、ウェイン.ナイト、ホランド.テイラー、ガス.ヴァン.サント(D)/1995/106′/96.11.2
  • アメリカ.ニューハンプシャー州.リトルホープ。そこにテレビで有名になりたい病の女スーザン.マレットが生まれた。彼女はイタリア系の父を持つラリーという男と結婚した。しかし、新婚旅行までも有名になるために利用するスーザンには夫は邪魔者でしかなかった。弱小の地方局で天気キャスターをしながら、彼女が企画した物で知り合った若者ジミー、ラッセル、リディアを利用し、夫を始末することを計画する。計画は成功したかに見えたがスーザンはラリーがイタリア系だということを計算に入れていなかった。彼女を尻目に有名になったのは意外な人物であった...。これからの時代にはいかにも出てきそうな女である。こんな女と一緒になったら、一生が台無しである。しかし、男というのは顔がきれいで、セックスアピールのある女に溺れるものである。この役にニコール.キッドマンははまり役である。彼女の場合、演技的にはほとんど、大根役者に近い。だが、適材適所という言葉もあるようにはまれば、それなりの映画は撮れると思う。けれど、それは絶対に二流の域は出ない。
  • @タバタクの採点 2.49/5

    495.ユージュアル.サスペクツ THE USUAL SUSPECTS

  • スティーヴン.ボールドウィン、ガブリエル.バーン、ケヴィン.ポラック、ケヴィン.スペーシー、ベニチオ.デル.トロイト、チャズ.バルミンテリ、ピート.ボスルスウェイト、ブライアン.シンガー(D)/1995/106′/96.11.5
  • ニューヨークで銃を積んだトラックがハイジャックされた。この容疑者として元汚職警官キートン、他4人(マクマナス、フェンスター、キント、ホックニー)が挙がった。しかし、これはカリフォルニアのサンペドロで起こる恐怖の事件の序章であった。その事件の黒幕はカイザー.ソゼという伝説の男である。この事件の生き残りであるキントを関税査察官クイヤンが執拗な取り調べで追いつめるがついにカイザー.ソゼの正体は掴めなかった。この黒幕は実はふつうの容疑者だったのだが...。事件の背景や事実関係を認識するまでに時間がかかった。日本で言う推理小説に近い感覚である。それなりに画面には緊張感があったが最後はなんだか尻切れ蜻蛉のような印象を与えた。
  • @タバタクの採点 2.55/5

    496.勇気あるもの RENAISSANCE MAN

  • ダニー.デヴィート、グレゴリー.ハインツ、クリフ.ロバートソン、ジェームス.レマー、リロ.ブランカート.JR、スティシー.ダッシュ、カディーム.ハーディソン、リチャード.T.ジョーンズ、ハリル.ケイン、ピーター.シモンズ、グレッグ.スポルター、マーク.ウォルバーグ、ベン.ライト、アランナ.ウーバック、ペニー.マーシャル(D)/1994/128′/96.11.8
  • 自分もビルの授業を受けているような気分になった。こんな授業があったらなというのが見終わっての正直な感想である。内容は広告代理店で賞まで取った男ビル.レイゴーが失業してしまうことから物語が始まる。こともあろうに教師経験のないビルが陸軍の教師になってしまうのだ。彼が教えるのは軍の問題児8人。ビルは周りの反発を買いながらも生徒に「シェークスピア」を教える。途中で生徒のアクシデントがありながらもビルは彼らの意識を改革することに成功する。自分の能力に自身を持った7人(8人)の生徒たちはビルに感謝しながら、陸軍という学舎を後にする。正直言って、最後の場面には涙なしでは見ていられなかった。ビルと娘の姿、それと生徒たちの最敬礼の姿が目に焼き付いて離れない。
  • @タバタクの採点 5/5

    497.トゥルー.ナイト FIRST KNIGHT

  • ショーン.コネリー、リチャード.ギア、ジュリア.オーモンド、ベン.クロス、ジェリー.ズッカー(D)/1995/133′/96.11.9
  • 国を守る第一騎士に纏わる話。美しき平和の都キャメロンは第一騎士だったマラガント公の反乱によって、国が分裂状態に置かれていた。その時期にレオネス公国の王女グイネヴィアがキャメロンを統治するアーサー王のところに嫁に行こうとしていた。しかし、彼女の心の中には命を助けてくれた剣で生計を立てる放浪人ランスロットの影があった。ランスロットは姫になろうとするグイネヴィアに求愛するが彼女は頑としてそれを受け入れはしなかった。ランスロットは勇気を王にかわれ、騎士の仲間入りをする。だが、魂胆は姫に近づくことであった。マラガントとの一戦で国を去ろうとしたランスロットだったが最後のグイネヴィアとの求愛の場面をアーサーに目撃される。ランスロットは姫とともに裁判にかけられることになるのだが...。内容的にはあまり好きなものではない。けれど、私の場合リチャード.ギアが好みの俳優ということもあり、結構集中してみることが出来た。それに絡むショーン.コネリーの重厚な王様役もはまっていたと思う。ただ、ジュリア.オーモンドはお姫さまにしては貧相な感じは否めないと思うのだが。リチャード.ギアの飄々とした演技は他の作品でも見られるのだが「演技」ということを感じさせずに演技するということは非常に難しいことなのである。昔、身の程知らずに俳優を志したものとしては羨ましくさえ思う。
  • @タバタクの採点 3.91/5

    498.フェア.ゲーム FAIR GAME

  • ウィリアム.ボールドウィン、シンディ.クロフォード、スティーヴン.バーコフ、ミゲル.サンドヴァル、サーマ.ヘイエク、アンドリュー.サイプス(D)/1995/91′/96.11.10
  • フロリダのマイアミ警察の刑事マックス.カークパートリック。元恋人から荷物を返される男。彼はある犯罪で美人弁護士ケイトに出会う。しかし、そのケイトはある組織の標的にされていた。その組織とはロシアKGBのイリア.カザフをボスとする一味であった。彼らの目的はキューバで非合法に取得したお金を自分たちの手に取り戻すことである。このお金に弁護士のケイトが絡んでいた。イリアは仲間とともにコンピューターを屈指しながら、ケイトを追い詰める。それを補佐するマックスだが...。有名なスーパーモデルのシンディ.クロフォードの出演作品である。お遊びで作ったといったら怒られるかもしれないがそれほどの価値しかない映画である。話題の作品が見たくて、時間がある方にはどうぞというしかない。
  • @タバタクの採点 2.11/5

    499.デンバーに死す時 THINGS TO DO IN DENVER WHEN YOU'RE DEAD

  • アンディ.ガルシア、ガブリエル.アンウォー、クリストファー.ウォーケン、スティーヴ.ブシェーミ、クリストファー.ロイド、トリート.ウィリアムズ、ゲイリー.フレダー(D)/1995/116′/96.11.13
  • 私がビデオになるのを心待ちにしていたアンディ.ガルシアの作品である。監督もこれが一本目のフィルムということで随所にいい映像が見られたと思う。内容はデンバーで「AFTERLIFE ADVICE」という意味有りげな会社を経営する”聖人”ジミーの物語である。ジミーは弱みを握られている組織の”ボス”からボスの息子に絡む依頼を受ける。ジミーは昔の仲間を4人召集するが仕事は失敗に終わる。その仲間はボスの「血の処刑」によって次々とデンバーの地で殺される。ジミーはバーで知り合ったダグニーと恋に落ちるが彼の事情がそこから遠ざけていった。ジミーはギャングの夢である「ボートで乾杯」がいつの日か出来るのだろうか...。それは天国?地獄?1.その物語を若者に話す老人。2.随所に挿入される「AFTERLIFE ADVICE」のビデオ。3.人生の教訓を述べる出演者達。1-3のこの演出が効果的だったと思う。しかし、最後のシーンはどういう狙いだったのか。僕は映画が終わっても理解不可能であった。
  • @タバタクの採点 4.15/5

    500.ヒート HEAT

  • アル.パチーノ、ロバート.デ.ニーロ、ヴァル.キルマー、ジョン.ヴォイト、トム.シズモア、ダイアン.ヴェノーラ、アミー.ブレネマン、アシュリー.ジャッド、マイケル.マン(W、D)/1995/171′/96.11.23
  • 500本を飾るに相応しい映画であった。「お金の絡むやまを踏む」プロの頭ニール.マッコーリを演じるロバート.デ.ニーロ。それを執念で追いかけるアル.パチーノ演じるLAPDの辣腕刑事ヴィンセント.ハナ。この二人のやりとりだけでも十分に見応えがある。特に中盤のコーヒーを飲みながらの二人の会話は実に重厚なセリフのやり取りである。内容はロスで無記名の債券を積んだ装甲車が襲われる。その実行犯はネイトから仕事を請け負ったニール、クリス他4人であった。その捜査に当たるのが「仕事に憑かれた」警部ハナ。ニールは次々とやまを踏もうと計画する。それを阻止せんとするハナ警部。二人の間には「別の生き方が出来ない男達」の悲哀があった。ニールは最後の大きいやまである銀行を襲うが敵は思わぬ処にいた。そして、恋人イーディとの結末は...。そして、犯罪の合間に起こる夫婦、親子、男女の問題。二人の大俳優のアクションや演技だけでなく、脚本家兼監督のマイケル.マンの人間模様の描き方も秀逸であった。それぞれに登場する女達も個性的である。これを見ると男と女のあり方や夫婦の絆などをふと考えてしまう。仕事をするのは自分だが周りにも自分の事を考えてくれる人間がいることを忘れてはならない。
  • @タバタクの採点 4.36/5



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