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アレなんだよなぁ〜!?

3. 愛が哀しい

【出演者】松田優作、中村雅俊、坂口良子、結城美栄子、柳生博、佐藤蛾次郎、鹿間マリ、山西道広、三条泰子、加藤小代子、中村俊男、内藤栄造、大和田漠、土田里美、内藤武敏、北村和夫【監督】山本迪夫【脚本】鎌田敏夫【音楽】吉田拓郎(音楽)、チト・河内(編曲)、トランザム(演奏)

【あらすじ&中野の一言】

 砂丘を歩く青いスーツに身を包んだ訳ありげな美人、そこに白いジープが近づきつつあった。これが事件の序章である。これで中野は恋人とのデートの最中に呼び出しを受ける羽目になる。

 この青いスーツの女であり、現在はモデルクラブ経営の藤井良子(三条泰子)の元に中野は彼女の妹らしき死体が見つかったと報告に行く。どうもこの死体の女は生前に公金横領をしていたようであった。中野が良子に妹のことを聞くとある事情で「あんまり仲が良くなかった」と言う。

 この死体の身元を確かめるために良子を連れて、中野とアラシは渥美半島の西端・伊良湖岬に向かう。現地に着くと渥美署の通称.熊虎(内藤武敏)という刑事課長が迎えに来ていた。だが、案内してくれる車中での熊虎の余りに脳天気な態度が中野は気に入らない。

 しかも霊安室での遺体確認もアラシがてんでだらしない。けれど、良子はこんな中でも冷静に丸焦げの死体を妹と確認。「順子」(土田里美)と書かれた遺書の筆跡もあっさり認めた。更に林(内藤栄造)というオートバイで現場を通りかかった男が「火のついた人間を見た」と証言した。

 もう事件は終わりとばかりに脳天気な熊虎に勧められて、二人は伊良湖ビューホテルに宿泊する。中野はこの時、順子の自殺した場所に疑問を持ち、アラシにぶつけるが彼は要領を得なかった。その糸口がガソリンスタンドの聞き込みで見つかる。店員(中村俊男)は「車に女が二人いた」と証言する。

 中野はアラシに焼死体の皮膚の一部を宮本に鑑定してもらうように指示する。嫌がるアラシに中野はあと二つ、捜査費用の件と良子を調べろとも命令する。何故かこの後に良子は水中翼船である島へ一時身を失せる。船から下りる姿を見つけた中野は彼女と食事をし、遠い昔にあった父と妹そして良子の苦い過去を聴く。

 一方、アラシは宮本からあの皮膚は死んでから焼かれたものだと調査結果を得る。そんな時だった篠島で目撃者の林が殺されたのは。直後、熊虎に証拠を押さえられ、淡々と喋る良子が取調室にいた。しかし、中野は良子との食事から妹殺しは彼女でないという確証を得た。そのキーワードは「きゅうり」だった...。

 中野の一言 「少しは周りに気使っていきましょうよ」「若い女が自殺する時に海の見える方を選ぶと思わないか」「あれ、少しパーじゃないか」「綺麗な顔をしているから必ずしもな綺麗な心を持っているとは限らないんだよ、分かったな」「そんなものはいらねえよ」「あら、お前何食ってんだ」「甘ったれるんじゃねいや」



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