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24. ダイヤモンド・パニック
【出演者】松田優作、成田三樹夫、竹田かほり、山西道広、ナンシー.チェニー、加山麗子、今井健二、林ゆたか、天本英世、丹古母鬼馬二、前田哲朗、加藤春哉、榎木兵衛、草薙良一、生島斎、団巌、広京子、恵千比絽、船場牡丹、多々良純【監督】小澤啓一【脚本】宮田雪・大和屋竺【原作】小鷹信光
【あらすじ&工藤語録】
工藤は愛車ベスパで快走中にある交差点で小域暴力団.関東桜会の毒牙に罹る。3人の組員に脅され、治療代58万円を要求されるが間一髪のところで逃げることに成功する。
工藤は事務所に掛かってきた電話での要求もうまく交わしたように思えたが遂に実力行使に出た桜会は工藤を拉致する。
工藤は桜会の事務所で場違いな二人(天本英世)を見、その上で会長の真崎(多々良純)から20万円である仕事を引き受けるか落とし前のために指を詰めるかの選択を迫られる。渋々仕事を受けることにした工藤は内容を尋ねる。
内容は桜会の組員が関西の大チンジケートの組長の愛猫をひき殺したのでその手打ちのために用意したダイヤモンドを紛失し、それをチンジケートとの約束の刻限-翌日午後5時までに探して欲しいというものであった。
その何やら曰くツキのダイヤモンドは密売及び宝石鑑定人であるエノヤンから仕入れたとの事である。そして、その日、ダイヤモンドがある金庫を見張っていたのは数日前に会の杯を受けたご存じの入れ墨者とネズミだったが彼らは不覚にも午前1時から3時までの間、なんと居眠りをしてしまったのであった。
工藤は先ず、組員.矢吹、瀬戸川、阿久津のアリバイを調べた。矢吹はその時間、組長の姐さん(加山麗子)と情事の最中、瀬戸川は子供の幼稚園入学願書の受付のために徹夜で並び、そしてネズミの活躍により、阿久津の徹マンの裏も取れた。工藤は彼らと共に最初から一つ一つの事象を洗っていった。
そこで浮かび上がってきた事実は車の中でモンチッチの人形の中のダイヤモンドを抜き取れるとしたら、工藤と絡んでいた時に車に残っていた代貸しの小室以外には考えられないという事であった。
その事実から彼らは小室(今井健二)を追い詰めるが彼はダイヤを飲み込み、川に身投げをしてしまう。そして、死体は司法解剖のために警察に安置される。
これ以上手を出せないと判断した工藤は真崎会長に仕事の解約を申し出るが彼は工藤にダイヤモンドを抜き取るために小室の死体を警察から盗むよう命令する。嫌々ながら入れ墨者と警察の死体安置所に向かう工藤だったが...。
工藤語録 「関東桜会?あの小域暴力団で組員10人の」「あの2人、場違いな感じですが」「県立です、な〜んちゃって」「ひもって大変なのねぇ〜」「ゴリ、デンカ、ロッキー出動だ、行け〜」「だらしないヤクザだよ、どいつも比奴も」「やった〜、あったかそうだなぁ〜」