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アレなんだよなぁ〜!?

23. 夕陽に赤い血を!

【出演者】松田優作、成田三樹夫、竹田かほり、山西道広、ナンシー.チェニー、結城しのぶ、渡辺とく子、磯村健治、粟津號、島村謙二、河合紘司、幸英二、前田哲朗、玉井謙介、谷本小夜子、伊藤慶子、水木恵子、山本緑、田村亮【監督】澤田幸弘【脚本】那須真知子【原作】小鷹信光

【あらすじ&工藤語録】

 工藤は愛酒ティオペペを飲みに来たあるバーでお気に入りのピアニストを見つける。彼の名は宮崎(田村亮)といい、バーテンの話だと彼は客で気の向いたときにピアノを弾いてくれるとのことであった。

 その直後、工藤はやくざの中幹部.水虫五郎に自分の女を逃がしたと因縁を付けられ、店で乱闘が始まり、その時に宮崎は工藤に手を貸してくれる。手を負傷した宮崎に工藤は気を使いながら、その上で彼のたそがれたピアノに深く感銘を受けたことを告げる。

 その工藤と宮崎は暫くして、偶然に再会する。その時、赤のスポーツカーの運転席には夕子(結城しのぶ)という女性が座っていた。彼らは再会を祝し、宮崎がピアノを弾いていた「マーニー」という高級バーで飲んだ。

 夕子は宮崎の昔の曰くツキの彼女であった。工藤が翌朝「マーニー」についての話をかほり、ナンシーと交わしているところに服部から電話が入る。内容は宮崎が傷害事件で留置所に入り、その身元引受人になれという依頼であった。

 その傷害事件とはマーニーで夕子に絡んだ金持ちの銅鑼息子を殴って怪我を負わしたというものであった。だが、その張本人の夕子は宮崎の面会にすら顔を表さなかった。

 出所後、工藤と宮崎が食事をしているとマーニーのホステス(渡辺とく子)がやってきて宮崎の退職金と夕子が金持ちの気障な山下という男と結婚したと報告しに来た。

 その翌日、工藤が事務所で睡眠中に服部と松本が現れ、寝耳に水の話を聞かされる。宮崎が夕子の前で山下を殺して逃走したとの事であった。直ぐに山下の家を訪ね、夕子に真相を尋ねる工藤だったが彼女が説明した事件の状況に疑問を抱く。

 その中で夕子は疑惑の目を向けられていた山下家を離れ、工藤を外に連れ出す。その後、自動車サーキットで兄.裕二(磯村健治)と会わせる。そして翌日、顔を腫らして工藤を訪ねた夕子は宮崎の高飛びの費用を工藤に託す。

 一方、工藤は入れ墨者に宮崎の足どりを洗わせたが依然として消息は不明であった。遅々として進まない捜査の中、工藤はマーニーのホステスのある言葉からヒントを得、宮崎の母校であった漆山小学校に向かう。

 そこのピアノの前で作曲中だった宮崎に会い、彼に夕子からのお金と気持ちを伝える。工藤が去った後、遂に宮崎は「LOST LOVE」という曲を作り終え、そこに突然訪ねてきた夕子に楽譜を渡す。しかし、そこにはもう一人の仲間の影が迫っていた...。

 工藤語録 「Fの音がEに半音下がるんだよ...あの感じなんだよ、あの感じ」「しかし、あんたのピアノたいしたもんだ。たそがれているっていうか、いかしてますよ。最高ですよ」「見てみなあの紫色の背広、これじゃないかあれ」「あんたたち、兄妹なのに全然似てないねぇ〜」「さつのだんなだ、バカ」「美人局がねぇ、柄にもなく人を殺したいらしいんだわ」「ばかなやつだ」



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