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22.　ブルー殺人事件

【出演者】松田優作、成田三樹夫、竹田かほり、山西道広、ナンシー.チェニー、寺田農、片桐夕子、沢田情児、結城マミ、かわいのどか、鶴岡修、恵千比絽、北野清治、広田正光、伊尾地隆吉、和泉喜和子、金子勝美、新井英騎、芳村昭一郎、花田圭祐、志賀勝【監督】澤田幸弘【脚本】田中陽造【原作】小鷹信光

【あらすじ＆工藤語録】

　レストランで大金を叩いて食べていた鶏が飛んでしまい？ブルーになる工藤。その工藤を事務所で待ち受けていたのは全身青尽くめの超ブルーなやつ.やくざの黒沢組準幹部.青井健二(志賀勝)だった。

　彼は7年半の刑期の途中、病気のため入院加療が必要ということで出所していた。青井の依頼内容は自分の服役中に浮気の疑いがある女房ゆき(片桐夕子)の素行調査であった。青井の指示により工藤はゆきを働かせているというクラブ「レディー・ファースト」に向かう。

　そこで工藤はバーテンにゆきの素行を尋ねるがそこでは悪い噂は出てこなかった。だが、その帰り、工藤はゆきが怪しい男と公園のベンチで逢い引きしている場面の写真を撮ることに成功する。

　早速写真を青井に見せるが男の正体は自分を捕まえた警視庁の刑事.浜田(寺田農)で女房は自分の現状を報告するためにあったのだと言う。その上、もう少し真面目にやれとどやされる。

　青井との報告の現場をその浜田刑事に目撃された工藤は捕まり、彼に剣道によるリンチを受ける。事務所に戻り、ナンシーとかほりに看病を受けていた工藤に青井から電話が入り、女房の浮気相手が分かったので今から殺しに行くと言う。

　その相手は青井と同じやくざで東栄会準幹部.玉島(沢田情児)という男であった。警察に成り済まし、東栄会本部で玉島の居所を突き止め、現場である渋谷のストリップ小屋に向かう。そこで工藤が観音様を見ている間に青井が何者かによって刺殺される。

　その捜査に来たのが服部と松本。その二人に工藤は犯人は玉島であると告げる。しかし、翌日に彼らはぶっちょ面で工藤の事務所を訪れ、玉島のアリバイの証人が浜田刑事であると捨てぜりふを残して行く。

　この事実がどうも腑に落ちない工藤は浜田とゆきがやはり関係があると中りを付け、玉島のマンションに証拠の品を探しに出掛ける。そこで血染めのシャツを見つけるがその直後、玉島が帰宅し、証拠は隠滅されてしまう。

　その後、工藤は玉島を尾行し、援助交際相手の女子大生に会い、それから浜田刑事にも工藤独特のブラフを掛けた。その帰りに工藤は発砲され、そこに正当防衛ということで現れた浜田が発砲相手だった玉島を射殺してしまう。

　そんなブルーな工藤の元に件の女子大生から電話が掛かり、玉島から預かったものがあるとの事であった。それは何の変哲もないキャベツだったが中から浜田を追い詰める証拠が見つかる...。

　工藤語録　「その日、俺はブルーだった」「お前のとこの鶏は飛ぶのか」「やな感じだ。比奴はリアルにブルーだ」「あなた、癌でしょう...何となく感じで」「バカヤロー、そり上げのブルボンやくざ」「円月殺法...カァ、カァ、カァ」「ネガ？そんなものネ〜ガ」「まんず、ドライだべ」「そっちが嘘をついているか、こっちが間違っているか。二つに一つですな」「どいつもこいつもブルーだよ。全く！」

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