探偵物語--２６話　野良犬の勲章

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26.　野良犬の勲章

【出演者】松田優作、成田三樹夫、竹田かほり、山西道広、ナンシー.チェニー、峰竜太、浜田晃、前田哲朗、丘なおみ、榎木兵衛、沖田駿一、清水宏、溝口拳、玉井謙介、水木恵子、角友司郎、河野存臣、渡辺義之、水原ゆう紀【監督】飛河三義【脚本】柏原寛司【原作】小鷹信光

【あらすじ＆工藤語録】

　ピカピカの幼稚園生を恐喝して留置所に入っているイレズミ者に面会する工藤。その横には窃盗グループの主犯で逮捕された宮坂司郎(峰竜太)が留置されていた。

　その面会中の工藤に服部と松本が近づいてきて曰くアリ気の顔で一緒に地下室に来て欲しいと言う。そこには接待用のバニー姿をした婦警がいる警視庁の別館が鎮座していた。そこで数々の接待を受けた工藤は二人の仕事を断り切れなくなる。

　依頼内容は前述の一筋縄ではいかない宮坂に元警視庁副長官の勲一等瑞宝章の隠し場所について口を割らせることであった。工藤は引き受ける条件としてやり方に一切口出ししないことを挙げる。

　後日、警察の護送車で宮坂とイレズミ者を運ぶ最中に事件は起きる。なんと車が故障し、松本から修理を引き受けたイレズミ者は彼の目を盗み、宮坂と一緒に逃走する。だが、実はこれが工藤の策略であった。二人を泳がせ、宮坂に現金及び宝石、勲章の在処を吐かせるのが目的であった。

　手錠を切って別れた二人は宮坂の女.ゆみ(水原ゆう紀)の家で再会する。何とか宮坂に取り入ってお宝の場所を吐かせようとするイレズミ者。そんな宮坂を見張る連中がいた。本来は窃盗グループの主犯の自動車工場を経営する前島(浜田晃)以下二名である。

　彼らの尾行に気づいた宮坂はイレズミの言葉通りに高飛びすることを決意する。しかし、実際は金の隠し場所を知らない司郎はイレズミと共にスーパーを襲い、高飛びの金を強奪する。

　同じ頃、工藤事務所はトランプや麻雀など工藤を始めとする服部、松本、かほり、ナンシーは博打を楽しんでいた。だが、強盗の一報を耳にした博打の敗北者.服部は工藤に責任を取るように命じて、松本と現場に直行する。

　宮坂はゆみのイレズミをこれ以上巻き込まないでという助言から突然彼を殴り、振りきって逃げる。情けないイレズミはみんなから宮坂を逃がしたことを攻められる。この状況に見て工藤は宝石と勲章を売りさばくのは闇のルートであると中りをつけ、飯塚に古売屋を調べさせる。

　前島らがブツを捌こうとしたのはご存じ我らがエノヤンであった。エノヤンは彼らに厳しい目利きをおこなう。そして、前島らとエノヤンとの本取引の間に工場に潜り込んできたのは追い詰められた宮坂であった...。

　工藤語録　「しょうがないもんなぁ。後、一本だし、これやんないとこの回、終わらないもんなぁ～」「もうすぐね、お巡りさん来るからゆっくりタバコでも吸いながら待ってようじゃないの」「カータースマイル...あと一話後一話、ピース」