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15. 炎の土曜日
【出演者】渡哲也、(仁科明子)、松田優作、小野武彦、峰竜太、神田正輝、苅谷俊介、小山田宗徳、高品格、舛田紀子、森正親、白川望美、美田麻紗子、鮎川賢、柴田恭兵、中島葵、長谷川弘、加地健太郎、清水国雄、氷室浩二、佐藤了一、里木佐甫良、稲川善一、溝口順子、伊原昭子、戸塚孝、永野明彦、石川弦志、(丘みつ子)、石原裕次郎【監督】村川透【脚本】佐治乾・大原清秀【音楽】GAME[FUN CITY](音楽)、ポリドールレコード(音楽協力)、鈴木清司(編曲)【撮影】仙元誠三
【あらすじ&徳のかましギャグ】
夜中3時に轟音を鳴り響かせてバイクを走らせる数十人の暴走族。その背後に大内と徳吉のパトカーが追尾していた。徳吉の説教?が効を奏してというよりはサイレンによって彼らは散りぢりに散る。そこに無線が入る。それは警官が「陸軍跡で不審な火を発見した」との情報だった。
その直後、無線からは銃声と撃たれる警官の声。二人は現場に急行した。目前にはもの凄い火の勢いで燃え盛る車があり、近くで2人の警官が射殺されていた。凶器は焼け方からして1200度くらいの高温を出すモノ、そして付近にバイクのタイヤ跡が発見された。
上条の知識から近くに「マッドポリス」という200人くらいの暴走族のリーダー・大谷という男が住んでいることが分かった。早速、彼を訪ねると深夜、車が手当たり次第にいたずらされ、金目のモノが盗まれたと言う。
それは対立するグループ「ワイルドマン」ではないかとの事だ。丁度その頃、バイクショップで盗品のカーステレオを売りさばく男がいた。メットを2つ買って、そいつは女と2人で「スタジオ・ハッチ」というワイルドマンのたまり場に到着した。黒岩、徳吉、宮本の3人はそこへ踏み込み、グループを一網打尽にした。
署に戻り、取り調べ前に楯を突いたのが盗品を売りさばいていた酒田シン(柴田恭兵)という男であった。その時、現場では専門家による検証が行われ、凶器は火焔放射器でそれも日本では販売されていない「ABCM9型」ではないかと特定した。
一方、黒岩と徳吉は酒田を徹底的に締め上げ、当日にドイツ軍の鉄兜に軍服という妙な格好の人物を目撃したと証言する。
他方、この酒田というのは丸山の住む町内会会長の甥であった。彼は定年後の就職を考慮し、黒岩に酒田を任せてくれと頼む。捜査は鉄兜に軍服というキーワードから都内のミリタリーショップをあたる。
その一軒の名簿から関口勇造(長谷川弘)という58歳の男が毎週土曜日に大きな荷物を抱えて陸軍跡に行っているという事を聞き込む。果たして彼は土曜日に陸軍跡に現れた。軍服を着て、銅像に御神酒をかけ、その前で軍歌を唄う。
警察が近寄って来ると驚愕した表情になるが彼は「ビルマ戦線の残党で全滅した隊の冥福を祈っていたのだ」と熱弁を振るう。大内と上条は火焔放射器の線から探っていた。ダウンタウンのコールガール・佐々木クミコ(中島葵)がそれを持っていたという。
彼女はそれをベトナム帰りのGIから借金の形にもらい、それから頭文字がKSという男に10万円で譲ったという。しかし、クミコの記憶はあやふやであてにならなかった。そして、丸山が再び酒田を取り調べていた。彼はある写真のところで表情が変わった。
それは宍倉光一[K.S](鮎川賢)という22歳の予備校生であった。その後はなに食わぬ顔で丸山の取り調べを終えた酒田はこの宍倉に脅迫電話を掛け、20万円要求する。松ヶ枝では黒岩と宗方が世の中の動きを考えて、犯人像を語っていた。
宗方は犯人が大人しく真面目で現実生活への不満が鬱積して起こしたのではないかと医者らしく見立てる。更に自殺する可能性も示唆する。そんな折りに酒田は脅迫が失敗し、火焔放射器によってやけどを負い、渋谷病院に駆け込む。彼は軽傷で済むが丸山に叱責を受けながら身柄を確保される。
遂に宍倉はゲルカインという火焔放射器特有の燃料から足がつき、黒岩らは実家を捜査するが彼は既に別荘がある御殿場に逃走していた。原因は受験ノイローゼ、一度は排気ガス自殺に向かった光一だったが...。
BGM・ダウンタウン・ブギウギバンド、渡哲也「ひとり」
徳のかましギャグ 「コラコラコラコラコラ〜、前方を走っている自動二輪のおにいちゃん達。何時だと思っているんだい、3時だよ〜もう〜。早く帰って、くそでもして寝なさい」「しかし、もったいない話ですなあ。エクスタシーなんてもんは女に感じるものですよねえ、クロさん」