Yusaku Market
松田優作さんのDVD、ビデオ、CD、本などが、
詳細な年表を見ながら、購入可能です。


アレなんだよなぁ〜!?

18. 暁の凶弾

【出演者】渡哲也、(仁科明子)、松田優作、小野武彦、峰竜太、神田正輝、苅谷俊介、小山田宗徳、高品格、美田麻紗子、森正親、舛田紀子、山西道広、渥美国泰、檀喧太、清水宏、野瀬哲男、谷川みゆき、高尾礼子、松浪志保、山田禅二、千葉聡、桜山規夫、赤石和香、金子勝美、松島二美、丘みつ子、石原裕次郎【監督】舛田利雄【脚本】永原秀一【音楽】GAME[FUN CITY](音楽)、ポリドールレコード(音楽協力)、鈴木清司(編曲)【撮影】仙元誠三

【あらすじ&徳のかましギャグ】

 代々木公園で若い女を追いかける変質者風の男。彼は性行為に及ぼうとナイフで脅しながら女をベンチに倒す。城西署と目と鼻の先なので大内と宮本が現場に駆けつけ、直ぐに男を押さえるがその時、ベンケイは内股を噛まれた。

 署でこの男・三浦ヒロシ(野瀬哲男)を取り調べの最中に被害者の女性はポロっと「ヒロシ」と零してしまう。そうこれはパクられることを前提とした狂言だった。この事実がバレルと三浦は真相を語り始めた。これには何と誘拐事件が絡んでいたのだ。

 標的は東洋銀行頭取の娘。その話を三浦はスッカラカンになった競馬場で持ちかけられたという。相手は村上(山西道広)と井上(清水宏)という二人組。それと計画では村上の弟(檀喧太)が加わるらしい。確かに頭取の八田(渥美国泰)には娘がいた。彼女は城南大学英文科に通うアキコ(谷川みゆき)という女性であった。

 課長の制止を振り切り、黒岩と徳吉は直ぐに八田邸に向かった。最初、八田頭取は娘の誘拐事件を否認した。だが、ある少年に持たせ、犯人達から送られて来た荷物の中には誘拐を裏付けるようにアキコの髪の毛と下着が入っていた。観念して頭取は誘拐の事実を認める。

 「2時間前に身代金として5000万円を要求された」と証言する。直後、黒岩軍団は緊急配備を八田邸周辺に引く。彼らはガス工事人に変装して所定の場所で待機した。荷物を持ってきた少年の証言から渡した男は風体から村上弟であるらしかった。

 犯人達はその体制の中で第二の要求を突きつけてきた。それは「5000万円を持参し、渋谷駅前ハチ公の前に来い」というものであった。どうも犯人達は「金を受け取るヤツ」と「人質を見張るヤツ」が別にいるらしいと推測された。要求に応じる頭取は「娘の命を第一に」と黒岩に嘆願する。

 ハチ公前で待つ八田頭取の前に現れたのはポルノを売る少女と浮浪者。その浮浪者の言で右から2番目の電話に犯人からの連絡が入る。そして、更なる要求で上着を脱いだ頭取のピンマイクから警察の尾行がばれてしまう。

 その後、ハンカチを振った軽トラに乗った二人の犯人は5000万円を鞄を何とか奪取することに成功する。結局、宮本の味噌付きからその後の尾行にも失敗し、犯人達を逃がしてしまう。その上、金に仕掛けていた発信器を捨てられる。

 アジトに戻った村上兄と井上はもう足手まといになる人質を殺そうとするが村上弟がそれを拒む。そして、殺す前に井上がその人質アキコに性行為をしようとすると村上弟がそれを阻止しようとし、井上に拳銃で太股を撃たれる。村上兄はその治療に渋谷病院を選んだ。

 彼らは今日子を二人目の人質とし、宗方に治療を強要する。治療が終わると宗方だけを降ろし、そのまま救急車ごと逃走する。この経緯を城西署で全て話す宗方。今日子の安否を気遣う黒岩。その頃、犯人達は休校していた日向谷学園に立て籠もる。宗方から預かった薬で今日子は急場を凌ごうとするのだが...。(ターザン徳吉)



17←→19

yusaku@unlimit517.co.jp