Yusaku Market
松田優作さんのDVD、ビデオ、CD、本などが、
詳細な年表を見ながら、購入可能です。


アレなんだよなぁ〜!?

3. 白昼の狂騒

【出演者】渡哲也、(仁科明子)、松田優作、高品格、小野武彦、峰竜太、白川望美、粟津號、(佐藤慶)、小池朝雄、(佐藤オリエ)、三上寛、伊佐山ひろ子、武藤章生、阿木五郎、永野明彦、結城マミ、戸川暁子、富山一徳、(丘みつ子)、石原裕次郎【監督】村川透【脚本】永原秀一【音楽】GAME[FUN CITY](音楽)、ポリドールレコード(音楽協力)、鈴木清司(編曲)【撮影】仙元誠三

【あらすじ&徳のかましギャグ】

 長い間あたりを付けていた渋谷のホステス殺人事件の犯人・山崎。そのヤサに黒岩部長刑事(渡哲也)、通称・クロと徳吉刑事(松田優作)、通称・トクは遂に踏み込んだ。だが、何者かの新聞へのリークにより山崎は直前に逃亡していた。

 黒岩はその新聞社に文句を言い、その上でリークした人間を取調室に呼んだ。それは大内刑事(小野武彦)、通称・坊主であった。徳吉と平原刑事(粟津號)、通称・ヒラの懸命な捜査が頭にあった黒岩に厳しく追及される大内。しかも捜査に当たる姿勢「度胸と根性」まで指摘された上で辞表を書けとまで極論される。

 しかし、その時に山崎は逃走途中の東名高速で逮捕されたと吉岡課長(小池朝雄)が黒岩に告げる。それで黒岩は少し冷静になり、最後に「サラリーマン根性じゃデカは勤まらない」と大内を諭す。黒岩は昼食を例の小料理屋"松ヶ枝"にとりに行き、渋谷病院外科医の宗方(石原裕次郎)と会話をする。

 だが、食事の途中に急用で黒岩は呼び出され、「刑事は因果な商売」という宗方もポケベルが鳴る。その黒岩の事件とは警官を撃ち、「ウィーン」というバーで改造ショットガンを持ったモヒカン刈りの男が一人の女性を人質に取り、立て籠もっているというものであった。

 男の名前は手塚(三上寛)といい、女は加山ミドリ(伊佐山ひろ子)という女店員であった。手塚は元々岩手県の作業場の労務者であったがそこで50万円それと猟銃や弾などを強奪した上で上京してこの店でミドリと知り合ったのだった。

 その時から彼は彼女に一目惚れし、店に通うようになっていた。手塚は直ぐにBGMを要求し、そして3日に一度は来ていた田舎者の自分の純情な思いを馬鹿にしたミドリの服を脱がせて音楽に合わせ踊らせた。

 この場面に吉岡課長(小池朝雄)は短絡的な考えから犯人逮捕と人質救出を最優先に打ち出してBGMを切り、説得にあたるがやはり失敗に終わる。それを見てホステス事件の責任を感じていた大内は度胸を根性を持ち、拳銃、手錠、警察手帳を全て置き去り、ミドリと人質を入れ替わろうとする。

 その頃、手塚に撃たれた警官が死亡していた。ミドリはその後、釈放されるが黒岩は自己の判断で手塚の要求から用意した車を人質となった大内は怪我したままで運転することになる。手塚は極度の高所恐怖症の大内を連れて東京タワーに逃げ込む。

 この時、丸山刑事(高品格)に上司の判断を仰ぐべきだと忠告された黒岩だったが徳吉を射撃者として大内を救出すべく最後の決戦に臨むのだった...。

 BGM・ベートーベン「運命」、訳の分からない洋楽

 徳のかましギャク 「あのハゲブタ、曲を選んでるタマか」「いや〜まいったまいった、自慢の美しい顔が課長みたいになるところだった」



2←→4

yusaku@unlimit517.co.jp