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31. 殺人計画NO.4
【出演者】渡哲也、(仁科明子)、松田優作、小野武彦、峰竜太、神田正輝、苅谷俊介、小山田宗徳、高品格、森正親、舛田紀子、白川望美、美田麻紗子、蟹江敬三、夏圭子、武藤章生、田中加奈子、福原秀雄、近江大介、大矢兼臣、金子勝美、高杉哲平、竹内靖、宇乃壬麻、麻ミナ、玉手良一、松永俊行、角谷三佐子、丘みつ子、石原裕次郎【監督】澤田幸弘【脚本】山本英明【音楽】GAME[FUN CITY](音楽)、ポリドールレコード(音楽協力)、鈴木清司(編曲)【撮影】仙元誠三
【あらすじ&徳のかましギャグ】
車のヘッドライトが照らされた中、思い詰めた表情で歩く一人の男。そのサングラスはある交番の前で光った。そいつがポリバケツに投げ込んだ時限爆弾が爆発したのだ。警官二人とその時、取り調べを受けていた酔っぱらいが犠牲になる。
渋谷病院に運ばれる途中で白川巡査長と酔っぱらいの飯島ツヨシ(東和鉄工社員)というが亡くなってしまう。鈴木巡査は何とか一命を取り留めた。そしてこの交番は何と城西署に来る前、ベンケイこと宮本刑事が勤務していたところだった。
落ち込む宮本を叱咤激励する黒岩。その非常事態に早朝出勤した黒岩軍団の前に一本の電話。それは「マンションが爆破された」の一報だった。死者は松井明子(田中加奈子)という女性。送られてきた小包の菓子缶の中に時限爆弾が仕込まれていた。ガイシャの名前から宮本はある事実を思い出していた。
それは3年前に彼自身が関わった事件である。井上カズエという少女を誘拐したという罪で河合正明(蟹江敬三)なる男を逮捕した。それを通報したのが同じマンションに住んでいた松井明子という女性だったのだ。河合は結局、カズエの母が告訴を取り下げなかったために3年の刑に服していた。
その仮釈が丁度今時期のようだった。だから、交番を狙ったのは「宮本を殺害する目的」だと推測された。だが、感情的になる宮本に黒岩は署での待機を命じる。脳天気な課長は無責任にも「3年前の宮本のやり方が行き過ぎだったのでは」などと口走る。
そんな中で居たたまれなくなった宮本は単独で捜査を開始する。戸籍を調べてみると既に離婚したが河合には順子(夏圭子)という妻がいた。その順子に仮釈後、一度だけ正明から電話があったという。
そして、彼女が3年前の事件を持ち出すと「その時の警官が自分だった」と潔く名乗る宮本。彼がそこを去ろうと車に乗り込む時に突然、ナイフで刺される。それは正明の犯行だった。捕まえようとした宮本は目の前で母といた少年を人質にした正明を見る。
正明はその少年をもナイフで傷つけ、逃走してしまう。渋谷病院で勝手な単独捜査を黒岩に責められる宮本。その最中、マスコミに発表していないはずの「河合正明」の名前が何故か「毎朝新聞」だけに掲載されていた。直後、城西署に河合からメッセージが入る。
「あと二人、やるヤツが残っている」と不敵な宣言。それに血走ってしまった宮本は電話を遮ってしまう。宮本は黒岩に自分が標的になっても捜査することを進言する。彼の心情を考え、受け入れる黒岩。
宮本の炎は刑事として、松ヶ枝での宗方の言葉通り「1000万人の都民に紛れ込んでしまった河合」に向けられた。徳吉と宮本はまず毎朝の川島の警護から開始する。その頃、課長は「栄転?」のために本庁に呼ばれていた。河合の捜査は宿泊先だと思われるドヤに絞られた。
本庁から戻った課長は何故かしょんぼりしていた。黒岩に話があると。課長は頻りにぼやいていた。実は栄転ではなくて左遷らしい。その姿に使われている身の悲哀を感じた黒岩にもそれ以上継ぐ言葉はなかった。一方、署で待機していた宮本に順子から連絡があった。
彼女は「マグー」という自分がやっている店の二階で河合が寝ていると告げた。宮本は今度は書き置きを残し、順子の元へ向かう。だが、そこで宮本は河合のダイナマイト攻撃を受け、渋谷病院で全治二週間と診断される。あるたれ込みによって河合の宿泊先が「朝日舘」と判明。
そこには誘拐罪で捕まった河合への非難の葉書と毎朝新聞のスクラップがあった。そして、徳吉は山本山海苔の箱に4人の名前と住所が記されていることを発見する。「宮本」「松井明子」「川島功」「井上伸子」。殺しの予定リストであった。
次の標的は「井上伸子」そう誘拐事件の被害者・カズエの母だった。その頃、伸子は家族3人で読売ランドに出掛けていた。河合の復讐から伸子を守るために黒岩軍団は読売ランドに集結するのだが...。
BGM・渡哲也「ひとり」
徳のかましギャグ 「早メシ、早グソ、早バナシ?これ私の信条」「武井さん、今度のヤマのケリがついたら盛大な歓送会でもやりましょうかね?」「しかし、クロさん、本当にベンケイにやるの?(花)また〜とぼけちゃって〜一人いるじゃないすか一人」