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47. 黒いライセンス
【出演者】渡哲也、(仁科明子)、松田優作、小野武彦、峰竜太、神田正輝、苅谷俊介、滝田裕介、高品格、美田麻紗子、森正親、矢吹二朗、晴海勇三、村上幹夫、入江正徳、篠田薫、笠井心、池内優子、永野明彦、氷室浩二、清水国雄、和田芳則、花城隆、北上忠行、石川弦志、榊原辰巳、丘みつ子、石原裕次郎【監督】村川透【脚本】峯尾基三【音楽】GAME[FUN CITY](音楽)、ポリドールレコード(音楽協力)、鈴木清司(編曲)【撮影】仙元誠三
【あらすじ&徳のかましギャグ】
ドクロの旗、マークがボンネットにペイントされたスカイライン2000GT。その直前を黒色サングラス、メットのバイクの男が急に蛇行運転を始める。彼はそのまま行き止まりの壁まで車を誘導し、大破炎上させる。火まみれになって降りてくる若い男。
それをあざ笑うかのようにバイクの男は彼を轢いて、その場を立ち去った。車の男は小西ススムといい、暴走族ドクロ会のメンバーで参謀格だった。遺体は焼け焦げた上に内臓破裂まで起こしていた。第一発見者は交通課白バイ隊員の杉山アキラ(矢吹二朗)であった。
先ず、ドクロ会の対立グループであった「コマンチ」という暴走族がリストアップされる。彼らは先週、青山通りで抗争を起こした末、ドクロの大勝利で終わっていた。コマンチには7名の重軽傷者が出たという。黒岩軍団は直ぐにコマンチのメンバーを捕まえ始める。
その中でなかなか見つからなかった野村オサムという行動隊長的な幹部を杉山が捕まえてくる。彼の歯切れが良い説明、溌剌とした行動に課長はすっかり惚れ込んでしまう。一方、徳吉の前で無謀にも弁護士を要求する野村。
だが、彼らのバイクからは血液反応は出なかったし、アリバイも全て証明される。その野村が今度は犠牲者になってしまう。これはドクロ会の報復と考えられた。黒岩は度重なる暴走族の死に「囮作戦」を決意する。その危険な任務に志願したのが上条だった。
その上条を交通課でたまたま見た杉山は「奴らはプロ級の腕なので上条には無理」と分析し、自ら名乗り出る。「暴走族摘発は自分の任務でもある」という言葉に課長はしびれる。その現場、原宿街道では黒岩軍団も待機。
ドクロの旗を付けて、精力的に走り回る杉山に徳吉も大層感心していた。暴走族の動きがないまま、早朝に捜査は打ち切られる。城西署で疲れた面々が休んでいる時に電話。それはまたしても原宿街道で暴走族が轢かれたというものであった。
渋谷病院に運ばれたガイ者は既に息絶えていた。宗方はその酷い殺し方に憤っている。その後、徳吉と神は暴走族の集会を見つけ、直ぐに解散させる。しかし、その直後、4人目の犠牲者が出てしまう。それは集会にいた須藤ケンイチという男だった。
徳吉は「情報が漏れているとしか考えられない」と呟く。この事件の第一発見者はまたしても杉山だった。現場で彼のブーツの先に血痕が付いていたのを黒岩は見逃さなかった。シャワーを浴びていた杉山のロッカーから黒岩はブーツを盗み出し、鑑識で調べる。
その靴からAB型の血液反応が出る。それはガイシャのものと一致していた。杉山の事実を課長に報告する黒岩。「それはガイシャを轢いた時の返り血だ」と課長を説得する。彼らは自分達の同僚でもある杉山の身辺調査を開始する。彼は真面目で暴走族の検挙率がずば抜けてトップであった。
しかし、その検挙率は二ヶ月ではちょっと異常と呼べるものでもあった。白バイ隊の研修時代も練習熱心で雨の日も欠かさずにバイク通勤していたというほど異常な執念。また、その上、メカの勉強までしていた。
杉山が以前働いていた職場の江川という友人は「彼には6年前に高野サナエという彼女がいた」と重要な証言を得る。しかし、彼女は暴走族の抗争の中で車にはねられて、下半身不随になってしまう。調べてみるとサナエは既に昨年のクリスマスイブに飛び降り自殺をして亡くなっていた。
その復讐のためにこそ、杉山は白バイ隊を志願したのだ。この証言から課長は黒岩に「依願退職を奨めたらどうか」というが彼は「署の体面より犯人逮捕を優先させる」と主張。その最中、地下歩道でバイクの下敷きになって死んだ中野ユタカという男の事件が勃発する。
その現場には何故か玉砂利が撒かれていた。その玉砂利が決定的証拠になる。丸山建設作業場から玉砂利を盗んだ男が杉山だと確認されたのだ。彼を捜し出し、彼をパトカーで取り囲む黒岩軍団の面々だったが...杉山にフラッシュバックする「想い出の鈴の音」。
BGM・渡哲也「ひとり」
徳のかましギャグ 「速やかに徐行しないと怒ったりするぞ」「てめえ、日頃から俺のことを・・・」「こら〜おまえ、弁護士ってつらかぁ〜」「しかし、あいつは若いのによくやるわ。俳優の千葉真一に良く似てるなあれな」「さっきのヤツだったらクロさんに怒られるなぁ〜」「あのガキデカ」