Yusaku Market 松田優作さんのDVD、ビデオ、CD、本などが、 詳細な年表を見ながら、購入可能です。 アレなんだよなぁ〜!? |
---|
49. 逃亡の果て
【出演者】渡哲也、(仁科明子)、松田優作、小野武彦、峰竜太、神田正輝、苅谷俊介、滝田裕介、高品格、美田麻紗子、森正親、林ゆたか、貴田和子、蟹江敬三、潮健志、滝沢双、檀喧太、亀山靖博、林孝一、照内敏晴、斉藤英雄、浦野英一、あべやすみ、若松みどり、丘みつ子、石原裕次郎【監督】長谷部安春【脚本】金子成人【音楽】GAME[FUN CITY](音楽)、ポリドールレコード(音楽協力)、鈴木清司(編曲)【撮影】仙元誠三、宝酒造(撮影協力)
【あらすじ&徳のかましギャグ】
黒サングラスの男のアップ。そこは城西署内。だが、警官が大勢見守る中、一瞬にしてそこは修羅場になった。ある刑事が左肩を撃たれたのだ。犯人は黒サングラスの男。撃たれた刑事は直ぐに渋谷病院に運ばれる。
月田(滝沢双)という刑事は現在は少年課だが元捜査課の一員であった。犯人は「捜査課の月田さんに会いたい」と連絡してきたという。上条の調べで使用された拳銃にはマエがあった。1週間前に起きた未解決の現金強奪事件に使われたモノだった。
犯人は二人組という以外に詳細は判明していなかった。一方、月田が意識を回復する。彼は犯人に心当たりがあると話す。その名前は北山シロー(林ゆたか)、彼は月田に窃盗容疑で逮捕されたのだがそれが誤認逮捕だったという経緯があった。
月田は責任を感じて、辞表を出したがそれは却下される。その後、1年前に北山は本当に強盗事件を起こして、刑務所に服役していた。その仙石刑務所を北山は5日前に出所していたという事が判明する。おそらく誤認逮捕に対する「逆恨み」が今回の動機であろう。
早速、黒岩軍団は出所後の足取りを洗い始める。彼が宿泊していた思われるドヤ街を中心に捜査は進められた。あるベッドハウスで徳吉と宮本が聞き込んだとっちゃん(潮健志)から重要な証言を得る。
北山らしき男が4〜5日前に「国に帰る前にデカに復讐する」という言葉を吐いていたというのだ。そして、彼を2人組の男たちが捜していたとも。しかし、徳吉が差し出したハイライトが空だった事にとっちゃんはへそを曲げてしまいそれ以上は証言を拒んだ。
その2人組は他のドヤでも聞き回っているようだった。黒岩は「国に帰る」という言葉から大内と宮本を北山の実家がある長崎県島原市下新町に送り込むことにする。残った面々で怪しい2人組の捜査を開始する。大内と宮本が到着して間もなく、北山は彼らによって島原で意外に早く逮捕される。
彼を島原署に連行したところで妹・ユウコ(貴田和子)が面会に来るがバツが悪そうに兄はその場を去ろうとする。しかし、このまま無事に解決しそうな事件が空港で急展開を見せる。2人組(蟹江敬三、檀喧太)がそこに現れ、近くにいた女性を人質に取り、北山の釈放を要求したのだ。
大内は人質の安全を考慮し、直ぐに北山を釈放する。そこからパトカーを盗んで逃走する2人組を追跡するが遂には振り切られてしまう。課長は面子丸つぶれのためにカンカンに怒っていた。その頃、とっちゃんを署に呼んで事情聴取をしていた。
最初は徳吉に腹を立てていた彼も新たな発言を始める。鞄とピストルを持った2人組があのベッドハウスにいたというのだ。その上、それを北山が盗んだということも。2人組は1週間前の2400万円の現金強奪した犯人に間違いなかった。
北山を逃がした尻拭いをするために黒岩軍団は枚挙して、東亜国内航空で島原に乗り込む。島原署を訪れた早々に黒岩らは北山の実家に向かう。そこには妹が一人で暮らしていた。他方、2人組と北山はある所に潜んでいた。そこは北山が少年時代に父に叱られた時によく隠れた廃屋だった。
2人組は「妹に預けた」というお金を取り戻そうとしていたが実家の近くを刑事に見張られていては容易に近づけなかった。そんなユウコは刑事の目を盗んで兄が心配のためにこの廃屋へやって来る。そういう理由から家に戻ったユウコは直ぐに取り調べを受ける。
彼女は取り調べに対して、木村リョウイチ(照内敏晴)という「婚約者と会っていた」と証言する。宝酒造島原工場工場長秘書である彼は「彼女と島原城の近くで会って、1時間前に別れた」と話した。その後、ユウコは丸山と神の尾行を巻こうと宝酒造の工場に入っていった。
黒岩は彼女の行動に気づき、発見して問い質す。彼女は「鞄と金を持っていかないと兄は殺される」と悲痛な叫びを上げる。黒岩は彼女の心情を汲み、「下手な行動は取らない」と約束する。彼女は苦悩するが遂に黒岩に兄の運命を託す決意をする。
ユウコは2人組を再び訪れ、「高いところにお金は置いてあるから自分には取れない。明日は工場が休みだから取りに来て欲しい」と彼らを誘き出す。黒岩軍団と2人組の「墨掛け」ごっこがアルコール充満する宝酒造島原工場を舞台に始まる・・・。
BGM・渡哲也「ひとり」
徳のかましギャグ 「お前、冗談がパターン過ぎる」「ケガの功名と申しますか、家宝は寝て待てと申しますか・・・」「彫りが深いな・・・(ベンケイに対して)彫りが浅いんだよお前は・・・(ボウズに対して)」