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51. 北九州コネクション
【出演者】渡哲也、(仁科明子)、松田優作、小野武彦、峰竜太、神田正輝、苅谷俊介、滝田裕介、高品格、美田麻紗子、森正親、川内民夫、今井健二、八名信夫、中田博久、片桐竜次、外野村晋、相原巨典、和田端穂、十時じゅん、丘みつ子、石原裕次郎【監督】長谷部安春【脚本】永原秀一【音楽】GAME[FUN CITY](音楽)、ポリドールレコード(音楽協力)、鈴木清司(編曲)【撮影】仙元誠三
【あらすじ&徳のかましギャグ】
エレベーターにむさ苦しいコートの男が3人。2人の男が1人の男を脅していた。脅されていた男の口から「宇野」「梶」「矢崎」という名前が聞き取れる。その男はどうも東京にシャブを売り捌きに行き、刑事に尾行されるという失態を犯したらしかった。
そして宇野の肘撃ちによって気絶させられた男は若戸大橋の前まで運ばれた。真ん中あたりから彼は川に落とされる。運良くそこに漁船が通り、男は九死に一生を得る。梶は様子を確かめに行き、宇野は矢崎が待つ車に乗り込んだ。
その現場に北九州まである捜査のためにやって来ていた徳吉と宮本が到着する。徳吉は担架の男を確かめる。それは彼らが東京から追って来た安岡俊次(川内民夫)に間違いなかった。43mから墜落し、共立病院に運ばれた安岡は全身打撲の上、肋骨や足の骨にひびが入るという重傷だった。
徳吉は「覚醒剤の密売組織解明のために絶好のチャンス」と東京の黒岩に連絡したが課長が彼らの行動を阻む。課長は「北九州出張を経費の無駄遣い」とまで言い切る。安岡には覚醒剤取締法違反で逮捕状が出ていた。
だが、入院した彼は何故か生きようとする意志を失い、全ての治療や食事を拒んでいた。院長は何とか治療を受けさせようと安岡のガン治療痕から渋谷病院の宗方が執刀したことを知り、彼に電話を掛け、「北九州まで来て欲しい」と懇願する。
宗方が直ぐに彼のカルテを調べると手術後、放射線治療に来なくなって既に四ヶ月経過していた。「もしやガンの再発?」そんな事も脳裏に浮かんだ。意を決し、宗方は北九州に飛ぶ。早速、安岡に面会した宗方は「悪運が強いヤツだ」と独特の励まし方をする。
そんな元執刀医を粋に感じた安岡は「橋から落とされた」と正直に告白を始める。そして、宗方の顔を立てて、治療を受けることになる。当初、宗方が懸念していた「ガンの再発」はなかった。宗方の出現に驚く徳吉。宗方は彼に安岡が「橋から落とされた」と告げられた事を話す。
その上、彼が組織が自分を始末したければ病院にまでも乗り込んでくるとも。安岡の身に危険を感じた徳吉は部屋を移動させるという処置に出た。それは効果を示し、その夜、3発の銃弾を安岡がいるはずのベッドに撃ち込んだ殺し屋が現れる。
徳吉は現場を押さえ、直ぐに逮捕。一方、「クラブ小倉」では一人の女を挟んで矢崎、宇野、梶の密会が行われていた。ボスの矢崎が「取引まであと3日だからバタバタするのはよそう」と2人を説得していた。
警察には何も話さないと思っていた安岡は殺し屋の出現で遂に重い口を開き始める。その頃、漸く城西署で北九州出張が決まった。黒岩軍団の前で安岡はまず密売団がボス格の矢崎テツオ(今井健二)、宇野ヒロシ(八名信夫)、梶ミツヒコ(中田博久)の3人で構成されることを吐く。
彼らは朝鮮から覚醒剤を密輸してそれを売り捌いていたのだった。前科はなし。殺し屋は矢崎が鉄砲玉に使っている花松(片桐竜次)であろうと答えた。彼らの隠れ家はおそらく宇尾町のエスペランサというクラブホステス・ユキエという梶の女が知っているだろうと告げる。
そして、安岡は事件の核心を語り出す。20日にシャブの取引が玄界灘で行われる。それはお互いに漁船を使い、海の真ん中で取り引きするというものだった。詳細については安岡にも分かっていないようである。
だが、花松の取り調べが遅々として進まない状況から黒岩は打開策として「ある作戦」を決行する。それは徳吉を囮に使って、花松を逃がし、矢崎らの隠れ家を探す作戦だった。それは功を奏し、黒岩軍団は遂に隠れ家「クラブ小倉」の前に立つのだが...。
BGM・渡哲也「ひとり」
徳のかましギャグ 「どうせあの課長のバカでしょ?」「部下の出張費なんかケチリやがって・・・ほんとあいつは小者だなぁ」「あいつもそろそろ首にせにゃいかんなぁ〜・・・10円玉拾っておけよ」「分かった分かった。お前の奥目はたいしたもんだよ」「看護婦、口説くなよ」「鬼だなぁ〜全く」