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6. 傷だらけの逃走
【出演者】渡哲也、仁科明子、松田優作、高品格、小野武彦、峰竜太、粟津號、(佐藤慶)、小池朝雄、(佐藤オリエ)、舛田紀子、杣山久美、森正親、磯村健治、四方正美、弘松三郎、久遠利三、吉原正浩、阿藤海、沢美鶴、田畑善彦、三縄智、青木富夫、遠藤浩、新井一夫、石橋わたる、十時じゅん、市川千恵子、金子勝美、田代みどり、和泉喜和子、小坂生男、西内彰、永井正、丘みつ子、石原裕次郎【監督】舛田利雄【脚本】石松愛弘【音楽】GAME[FUN CITY](音楽)、ポリドールレコード(音楽協力)、鈴木清司(編曲)【撮影】仙元誠三
【あらすじ&徳のかましギャグ】
チンピラ達が腹を刺されて逃げた男を追う。その男は何の因果か渋谷病院に運ばれる。目覚めた彼を待ちかまえていたのは黒岩と徳吉だった。何故か頑なな男から調書が進まない病室に植松組というヤクザの木島という男らが入って来た。
彼らは強制的に彼を連れ去ろうとするが宗方らに制止させられる。署へ戻ると黒岩は課長に調書がうまく取れなかったことで嫌みを言われる。その夜、植松組の組員と思われる人間が病室に侵入し、怪我をした男を殺害しようとするがすんでの所を黒岩が押さえる。
その上、二人の男(阿藤海ほか)が拳銃で看護婦を襲い、猿ぐつわを噛ませるがそれも徳吉らの活躍により何とか事なきを得る。一段落つき、逮捕した男について入院中の男に尋ねている最中に突然、彼のことを「サブちゃん」と呼ぶ女が見舞いに現れる。
タマちゃん(四方正美)というその女はサブ(磯村健治)と呼ばれた男の田舎で中学校の同級生であった。しかし、彼女が持参した見舞い品の中の輸入煙草には何と青酸カリが含まれていた。徳吉はその後、彼女が働くキャバレー「メキシコ」にも捜査に出向くが青酸カリに繋がる証言は得られなかった。
その頃、植松組の取引先で「金井」という密輸業者の用心棒であった武藤シンジという男が川から溺死体で上がった。これをネタに黒岩と徳吉はサブを訪ねるが非協力な態度に業を煮やし、帰ろうとしたところ、彼は遂に「武藤は俺がやった」と吐く。
植松組と金井のヘロインの取引現場でガキ扱いされたことが原因だという。早速、黒岩軍団は植松組に手入れをすることによって別件で組長以下2名を逮捕した。その時、病院では上条がサブとタマエの策略に引っかかり、その隙にサブは病室から姿を消す。
城西署は二人(本名:井上三郎と小島タマエ)を緊急指名手配にする。集団就職で信州から出てきた三郎とタマエはラブホテル「ペリカン」で都会でのお互いの傷を嘗め合う。その折りに課長は植松組の弁護士に痛い腹をつつかれ、結局圧力に屈し、植松らは釈放される。
それを聞いた黒岩らに彼らを追跡するのは「命懸けの勝負」という緊張感が走る。その頃、車を盗み、轢き逃げまで起こし、自棄になって必死に逃げる二人には警察以外にも追っ手がいた。それは植松組の2人で彼らは警察無線を傍受しながら二人を追い詰めていった。
両方から追い詰められた窮地に立たされた三郎とタマエは団地に逃げ込み、子供を人質にしてしまう。そして、そこに駆けつけ懸命な説得を続ける黒岩の向こう側には三郎に対する銃身が光っていた...。
徳のかましギャグ 「お上げしたんだよ、お前に俺の大事な血を」「これもあれも仕事なの。ちゃんと見なさい、ちゃんと」