Yusaku Market
松田優作さんのDVD、ビデオ、CD、本などが、
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アレなんだよなぁ〜!?

9. おとり

【出演者】渡哲也、(仁科明子)、松田優作、高品格、小野武彦、峰竜太、美田麻紗子、粟津號、佐藤慶、小池朝雄、(佐藤オリエ)、白川望美、森正親、舛田紀子、綿引洪、黒部進、清水国雄、近江大介、森下明、西内彰、藤田康之、沢柳廸子、麿のぼる、山岸えみ子、玉川伊佐男、丘みつ子、石原裕次郎【監督】澤田幸弘【脚本】金子成人【音楽】GAME[FUN CITY](音楽)、ポリドールレコード(音楽協力)、鈴木清司(編曲)【撮影】仙元誠三

【あらすじ&徳のかましギャグ】

 渋谷病院に深夜、急患が運ばれた。その男は山田良一(清水国雄)という21歳の青年で左腕の多数の注射痕からシャブの常習犯と判明した。入院してまもなくシャブが切れてきた頃、山田は突然とんでもない行動に出る。

 それは何と吉野看護婦を襲って、病院のモルヒネを手に入れようとしたのだった。そして翌日の夜に又急患が運ばれた時、山田はその機会を狙って薬局に忍び込み、再びモルヒネを手に入れようとするのだが純度が高かったために量を打ち過ぎて、山田はショック死してしまう。

 彼の担当は襲われた吉野だったが当日、彼女はある事情で早退していた。その頃、城西署では山田に関係がある本山伸夫(綿引洪)という男から黒岩と徳吉が事情聴取していた。彼は横浜にある日の出商事の営業部でパチンコの景品卸の仕事をしていると語った。

 しかし、本山は弟(山田)の死は病院側に落ち度があると渋谷病院に豹変して乗り込む。しかも梶山院長と宗方に対して、この行状を新聞に投書すると言った上で慰謝料をよこせと脅しを掛ける。二人は吉野に早退の事情を聞くが彼女は私用とだけ答える。

 その後、宗方は黒岩との話の中で横浜あたりの病院で麻薬中毒患者が増えていることを告げる。そして、本山は次のターゲットとして遂に吉野に手を伸ばしてしまう。電話で彼女を「スカラ座」という喫茶店に呼び出し、過去にあった啓仁大学病院での彼女の失態をネタにモルヒネを都合してくれと脅かす。

 それも週に2〜3回という無理な強要をする。どうも、彼のバックグランドには横浜のバーテンダー時代に知り合った野辺サキオ(黒部進)という男が絡んでいるらしかった。野辺は元シバキ組というヤクザ組織の組員だった。

 その一方で吉野は本山の要求を無視したところ、彼に自宅に踏み込まれ、再び脅される。思いあまって、宗方に迷惑を掛けるので病院を辞めたいという吉野。けれど、彼は彼女の過去を知った上で叱咤激励をする。宗方は吉野が脅されていることを黒岩に報告する。

 そんな折りに本山は吉川荘というアパートを引っ越し、更に吉野を利用し、野辺との関係を深めようとしていた。本山はその足で吉野からせしめたモルヒネで野辺と公園に於いて取引をする。この状況で城西署の深町次長は麻薬密売組織を壊滅させるために吉野を利用しようとするが宗方は彼女を危険に陥れることを断固として拒む。

 黒岩は課長から吉野を説得せよと命令される。喫茶店・泉で彼女は黒岩のために囮になることを承知する。後日、囮としてスカラ座という待ち合わせ場所にいる彼女の前に本山が現れる。城西署の面々は彼を即座に逮捕する。

 本山はきつい取り調べの中で黒岩と徳吉からもう一度、野辺と取り引きすることを強要される。渋る本山を命の保証をするからという条件で彼らは説得する。野辺との取引の話は付いたが彼は本山に吉野の同行を要求する。芝浦卸売センターB棟で展開される城西署と野辺の攻防の軍配は...。

 徳のかましギャグ 「心配すんなよ。おめえも野辺も楽しいムショ生活が待ってるんだよ」



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