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アレなんだよなぁ〜!?

12. 海を撃った日

【出演者】松田優作、中村雅俊、坂口良子、結城美栄子、柳生博、佐藤蛾次郎、鹿間マリ、山西道広、小野進也、稲吉靖司、市村昌治、二見忠雄、小高まさる、花房徹、角友司郎、粟津號、花原照子、天野満里子、北川陽一郎、今井和雄、早川保、北村和夫【監督】出目昌伸【脚本】鎌田敏夫【音楽】吉田拓郎(音楽)、チト・河内(編曲)、トランザム(演奏)

【あらすじ&中野の一言】

 中野が立ち会ったある麻薬捜査官とホステスの死は無理心中として世間から葬り去られようとしていた。この事件が片づかない内に中野とアラシは例によって係長命令で地方に飛ばされる。場所は栃木県の足尾という田舎町であった。

 目的は逆恨みから工場裏で若い女性を刺した矢野ヒロシ(小野進也)というチンピラの護送である。麻薬捜査官の事件で一物があった中野だったがポッポデートの後にアラシの乗る列車に合流する。食いしんぼうのアラシは巨大なおにぎりを持参していた。だが二人はその穏やかな光景と反比例することが矢野のいる警察署で起こっていたことを知る由もなかった。

 それは矢野を捕まえたお手柄警官(粟津號)の目前で始まった。突然入ってきた不審な男が矢野を逃走させるのである。二人がまさに警察署から逃走しようとした時に中野とアラシは到着する。すんでの所で二人は矢野を捕まえることに成功するが不審な男は取り逃がす。

 気を取り直して、粋がる矢野を中野が攻撃しながら二人は護送を開始する。その最中に矢野は「麻薬捜査官は仲間を裏切って殺された」と呟く。その頃、飛鳥では雪子がアラシに対する愛の気遣いを見せていた。

 しかし、中野、アラシ、矢野の護送劇は再び新たな展開を見せ、3人は土砂崩れのために歩いて山を越えることを強要される。背後からその3人を襲う散弾銃を持つ男達。殺されないと粋がった矢野だが銃弾は3人を容赦なく襲った。

 その時、傷ついた矢野を何故かアラシと中野は優しく気遣った。その心を感じとる矢野。その後、散弾から命辛々逃げた彼らの乗ったトラックも実は追撃者達の罠であった。それでも今度はライフルの銃弾からも3人のチームワークで乗り切り、バスに逃げ込む。

 だがその直後、車内で行商のおばさんからの拳銃の受け渡しを拒んだ矢野の体を追撃者の銃弾が背中を貫く。救急車の中でヘロインの密造者などと告白する矢野に中野とアラシは人間として命の心配だけをしたのであったが...。

 BGM・「ひょっこりひょうたん島」

 中野の一言 「なんだとはなんだ」「俺はなぁそういう開き直られた冗談が大嫌いなんだ」「サービスしてやったんだよ」「徹底的にやったろうじゃないか」「命令ね...バカヤロー」「証拠はヤツの死体だ」



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