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アレなんだよなぁ〜!?

17. 子守唄

【出演者】松田優作、中村雅俊、結城美栄子、柳生博、佐藤蛾次郎、鹿間マリ、山西道広、服部妙子、磯村建治、原泉、黒部進、袋正、野瀬哲男、重松収、小幡利三、永野明彦、北村和夫【監督】降旗康男【脚本】桃井章【音楽】吉田拓郎(音楽)、チト・河内(編曲)、トランザム(演奏)

【あらすじ&中野の一言】

 ある駐車場で白いスーツに白いネクタイのヤツが黒い車に乗る男に弾丸を発射した。ヤツは守衛を振りきり、逃走する。逃げたヤツは響組というヤクザ組織の室田タクオ(磯村建治)というチンピラで殺されたのはその組と対立するキャバレーの社長であった。

 この事件には響組の江藤(黒部進)という男が黒幕として存在した。彼はこれ以外にも様々な事件に絡んでいたが何時も表舞台には出てこなかった。早速、係長は江藤の捜査から彼に激しい敵意を燃やす中野を遠ざけた。

 中野はアラシと共に無駄だと思われる室田のアパートの張り込みを命じられる。それを聞いた健次は慕う中野の窮地を救おうとするが氷水作戦は失敗に終わる。

 その一方でアラシは少し前の福山市のヤクザ同志の抗争で室田がそこで原田タエコ(服部妙子)という女性と知り合ったことを掴む。彼は室田が頼るであろうタエコの実家がある鞆の浦への出張を係長に進言するがにべもなく断られる。

 呆然とするアラシに中野は入れ知恵をし、そのためにアラシは響組でひと暴れする。この事で係長とひと悶着起こし、中野の作戦は成功するが彼もアラシと一緒に出張に行かされる羽目になる。中野のブリッジデートの後で二人は鞆の浦に出発する。

 アラシはやる気満々だったが中野は遊び気分で全くやる気無しであった。中野には構わず、アラシはタエコの実家を訪ねる。彼女の祖母(原泉)に居場所を尋ね、彼女が働く工場に向かう。しかし、そこで会った彼女は手紙を読んでくれとアラシに言うだけで室田の事は何か話したくなさそうであった。

 手紙の内容は乱暴された慰謝料の請求であった。この事実からアラシはもうこれ以上、鞆の浦にいる必要はないと判断したが係長がそれを許さなかった。中野は軽い気持ちで開き直り、アラシは少し血が頭に昇った。  翌日、のんびりと釣りを楽しむ中野を眺めていたアラシの側にタエコが現れる。彼女はまたしても室田の話を拒んだ。だが、そんなタエコを逃走中の室田がじっと見つめていた。実はその時、タエコは妊娠していたのである。それと同時に中野は船から数人のチンピラを確認していた。

 彼はチンピラ達を捕まえ、鞆の浦署に連れ込み、強引に吐かせた。一方、アラシは安産を祈る兜観音で室田とタエコの姿を発見する。けれど、何故かタエコは体を張って、室田を逃がす。中野は地元の刑事(永野明彦)と室田の足どりを追い、アラシは彼女の実家を再訪する。実家でアラシは子守唄を歌う祖母に子どものことを告げるが彼女は父親が分かるだけでも幸せだと宣う。

 その時、中野は遂に拳銃を乱射し終わった室田を逮捕し、警察に連行する。そこで最後にタエコと室田は顔を合わせる。しかし、この事が彼に唾を浴びせられたタエコに不幸をもたらすことになるのだが...。

 中野の一言 「I think so, you think so」「ホームラン王が!」「そうですね、もう慣れました。行きましょう」「頑張れよ、ミスターポストマン」「これで何回目?女に惚れるの」「そりゃ向こうにはおらんでしょ。こっちにおるんだから」「そん中で水浴びしてろお前」



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