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18. 狂乱のロック
【出演者】松田優作、中村雅俊、早川保、結城美栄子、柳生博、佐藤蛾次郎、鹿間マリ、山西道広、大村千吉、谷本一、末永明光、藤野章、佐藤貞昭、丹古母鬼馬二、やかた和彦、清水宏、前田哲郎、小原秀明、皆川妙子、佐々木勝彦、蟹江敬三、夏純子【監督】沢田幸弘【脚本】畑嶺明【音楽】吉田拓郎(音楽)、チト・河内(編曲)、トランザム(演奏)
【あらすじ&中野の一言】
船の汽笛が響く山下公園でデートをする中野。署に戻ると高校の同級生だった吉本明(佐々木勝彦)という男の妻リエ(夏純子)から電話が入っていた。彼女は中野に買い物の間に吉本がいなくなったと不安を伝える。
様子を見に中野は新築したばかりの吉本の家を訪ねる。リエに状況を尋ねると出る前はレコードを聴いていた夫が置き手紙も無しに4時間も外出しているという。だが、探しに行った中野の目の前にあったのは吉本の変わり果てた水死体であった。
その時、彼の脳裏には吉本とリエと一緒に過ごした高校山岳部の光景が浮かんだ。そして、死体の解剖結果が宮本の口から発せられる。死体は殺された後、海中に捨てられ、爪の間から珍しい木屑であるアラスカの糸杉が発見されたとの事であった。
中野はその木屑を頼りに海中の材木置き場のおやじから犯行当日にマイクロバスから大きな物を海中に捨てる4人組を見たとの証言を得る。それから吉本の霊を弔いに行った中野はリエが妊娠していることを確認する。その時、隣家から耳をつんざく強烈なロックのリズム。
それは黒木(蟹江敬三)というあるロックバンドのリーダーの家であった。その直後、犯人が捕まったの報であったが山下が取り調べるその男(丹古母鬼馬二)は吉本の財布を拾っただけ。しかし、この男は材木オヤジの目撃した物と一緒と思われるマイクロバスを見ていた。
中野は遂にこのマイクロバスが黒木の所有であることを突き止める。彼らが出演するライブハウス「BP」に乗り込んだ彼は沢村という男から当日、黒木の家には大野、岩田、戸川というメンバーがいたと確認。
彼らが使用するコンガという楽器からアラスカの糸杉の出所もハッキリし、その上でそこにやってきた大野を締め上げ、中野は彼らが親友の吉本を殺した犯人だと確信する。しかし、大野を執拗に追い詰め暴走する中野を山下が制止した。
この一件で彼は捜査から外されてしまう。その一方で他の3人のメンバーは既に逃走していた。諦めきれない中野は飛鳥で風車を眺め、吉本のことを思い出す。そこに健次が貴重な情報を運ぶ。それは逃走した一人の男・岩田の女で原田トモコ(皆川妙子)についてであった。
中野とアラシが彼氏とデート中のトモコを尋ね、強引に問いただしたところ、最初はもう別れたと言っていた彼女の口から岩田と戸川を建設中のアパートに匿っていると聞き出すことに成功する。
そして、二人を逮捕した中野は最後の標的の黒木逮捕を彼が別れた息子に対しての愛情に賭ける。事件は片づくが中野の前には非情な現実が待っていたのだった...。
BGM・モーツァルト、ドングリコロコロ、ザ・スパイダース「フリフリ’66」(兼定将司様より)
中野の一言 「面白いのは顔だけにしておけタレ目」「人の命、お前なんだと思っているんだ」「アラシ、最後まで俺にやらせてくれよ、あと一人」「動くな!」