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7. 陽のあたる家
【出演者】松田優作、中村雅俊、坂口良子、結城美栄子、柳生博、佐藤蛾次郎、鹿間マリ、山西道広、浅茅陽子、石井富子、武智豊子、山本清、岡本隆、門脇三郎、勝部義夫、川口節子、記平佳枝、大村文武、曽我迺家一二三、北村和夫【監督】山本迪夫【脚本】桃井章【音楽】吉田拓郎(音楽)、チト・河内(編曲)、トランザム(演奏)
【あらすじ&中野の一言】
殺人課の刑事.中野とアラシが電車でスリの容疑者である若い女を見張る。だが、アラシの正義感がフライングして逆に彼女.吉野ジュンコ(浅茅陽子)に痴漢呼ばわりされる。
署に戻るといつも通りの係長のお小言に加え、スリを取り締まる第三課からの苦情。中野が反論するも小心係長には通じず。その後、中野は宮本のところにジュンコ及びスリの面々の写真を確認しに行くがその際に彼の話を全く聞かず、プライドの高い宮本を激怒させる。アラシはそのとばっちりを受ける羽目になる。
彼は上野原から情報を得、ジュンコのアパートを訪ね、そこに住むおばあちゃん(武智豊子)に茶をいただきながら待つが彼女は遂に帰宅しなかった。そのアパートは老朽化が激しく、電車の振動や赤ん坊の泣き声が筒抜けになるような現在のジュンコの人生を如実に表していた。
その頃、中野は船上でデートの真っ最中。それから中野とアラシは歩道橋で人生を語り、歌をハミングする。再び電車でスリの張り込みをする二人は髭面の男をマークし、それを補佐した中年女性も逮捕には成功した。
だが、不思議なことにすられたはずの男も被害がないと言い張り、髭面の松本(大村文武)と山下キク(石井富子)からも証拠品が見つからなかったのだ。釈放されたスリ一味も何故という考えが浮かび、財布を調べるとなんと時価1000万円の麻薬が見つかる。スリのプライドにかけて松本はこれを戻せとジュンコに命令する。
一方、中野も被害者でないと言った男.船越商事社長の船越(曽我迺家一二三)という男を洗い、アラシはスリを捕まえる時にすれ違ったような気がするジュンコのアパートを再訪する。例の茶飲みばあさんからジュンコがマンションを買うとの話を聞き、そこに向かう。
果たしてジュンコはそこにいた。アラシが彼女から親身に事情を聞くと「働き過ぎて死んだ母の末期の言葉も聞けなかった」という苦い体験から陽当たりがよく、海が見える理想的なこのマンションを必ず手に入れたかったのだと告白する。そして、アラシにはスリは絶対止めると断言した。その言葉に心を打たれるアラシ。
しかし、本当は彼女にはこの夢のマンションのために船越を強請るという欲望が渦巻いていた。その直後に絞殺される松本。そして中野とアラシは事情聴取のため、キクから財布に麻薬があったことを聞き出している最中に飛鳥の香子から健次が中野のために船越の事務所に向かったとの電話を受ける。
中野は直ぐに船越の事務所を訪ね、健次を助け出すための銃撃戦に入る。その頃、アラシは例のマンションからジュンコの姿を見つけた。公園で待つ彼女に運命を変える二人の影が近づいていた...。
中野の一言 「お前、けどとかでもとか多すぎるんだよ、自重しろ、自重」「なんだその金魚のタレ目は」「ここはやっぱり色々こう...教訓としては...人生やっぱり仲良くみんなね、歌でもうたいながら行こうじゃないか」