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9. 重い拳銃
【出演者】松田優作、中村雅俊、柳生博、結城美栄子、佐藤蛾次郎、鹿間マリ、桑原嗣雄、山西道広、佐藤英夫、高城淳一、降旗文子、玉川長太、戸塚孝、永野明彦、萩原紀、土屋嘉男、北村和夫【監督】降旗康男【脚本】桃井章【音楽】吉田拓郎(音楽)、チト・河内(編曲)、トランザム(演奏)
【あらすじ&中野の一言】
例の如く、中野は殺人の容疑者である立花ノブオを強引な発砲と暴力によって逮捕した。係長からは批判され、立花の草津温泉におけるアリバイ証明も署長からの3日間の謹慎最後通告によって不可能になる。
係長は上野原の現場から立花の指紋が発見されたという発言にも拘わらず、このアリバイ証明をアラシに命令する。嫌々ながら命令に従うアラシはこの折に宮本室長から前橋署への届けものを頼まれる。二人は飛鳥で一服した後に中野は更に心を静めるためにデートへアラシは草津へ向かう。
アラシはその途中の前橋で山之内(土屋嘉男)という刑事に宮本からの届けものを渡す。そして草津署に着いた直後にアラシはその刑事に似つかわしくない身なりから村田捜査課長(高城淳一)に「男性化粧品のセールス」に間違えられる。そこに初老の丸山(佐藤英夫)という刑事が入ってくる。実はアラシを向かいにいったのだが都会の風を見失ってしまったのだ。
そして、このドジでのんびりとした丸山の案内により立花のアリバイ場所である奈良屋旅館を調べるが証言の日その旅館は社員の慰安旅行のために休日だという。それに追い打ちを掛けるように相模では立花が自白する。
事件はあっけなく解決を迎え、苛つくアラシは係長からの言葉にも乗り、温泉での骨休みを決意する。草津署の面々にもその夜、接待を受け、良い気分で丸山の家に泊まるために到着した途端、そこには長い間家出をしていた丸山の一人息子.和彦(桑原嗣雄)の姿があった。そして直ぐに姿を消した和彦の身を心配する丸山の話をアラシは布団の中で聞くことになる。
翌朝、湯船につかる二人に村田課長からの呼び出し。署に戻るとそこには元.丸山の同僚で前橋の山之内刑事がいた。過日、前橋で殺害されたチンピラの死体の側になんと和彦の国体に出場した時のメダルが落ちていたという。
その事実に愕然とする丸山。この時にアラシは山之内から丸山が元射撃の名手で直前に撃たれた右手のために国体出場を辞退した旨を知る。彼は自分が果たせなかった夢・青春を息子のジャンプに賭けたのである。
その一方で逃げる和彦は元の恋人であり、ホテル従業員の篠原トモコ(降旗文子)に直ぐ会いたいと電話をする。だが、和彦はこの時に自分のことに気づいて逮捕しようとした警官を射殺してしまう。
アラシはホテルを訪ねてトモコを何とか説得し、和彦の元に向かう。だが、彼女の態度に逆上した彼は拳銃を向ける。そして、和彦が登山者を人質に取ろうとした時、アラシが構えた拳銃とは別方向から銃声が...。
中野の一言 「どこにいるんだ、そういうのが」「署長室ですね、おとうさん」