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62. プロフェッショナル
【出演者】石原裕次郎、松田優作、(関根恵子)、露口茂、竜雷太、小野寺昭、下川辰平、青木英美、郷瑛治、三林京子、柳生博、城所英夫、桐生かほる、大村千吉、森本三郎、大滝秀治【監督】山本迪夫【脚本】小川英・長野洋【音楽】大野克夫(音楽)、井上尭之バンド(演奏)【原作】魔久平
【あらすじ&ジーパン心の叫び】
ゴリとジーパンの前で少年を轢きそうになったのは山内ヒロシ(城所英夫)という名うての"ハコ師"であった。ゴリに咎められた途端、ヤツは逃走する。ゴリとジーパンは直ぐに追いかけ、不審な鞄を持っていた彼を別件で逮捕する。
鞄の中には予想通り、金庫破りの道具一式が入っていたが山内は取り調べに対して黙秘権を使った。そんな折りにチョウさんは榎本(柳生博)という男を街角で見かけ、ヤマさんには雀荘に尾崎(郷えい治)という男に関するたれ込みが入った。
東都大学で電気工学を専攻し、防犯装置突破に才がある榎本と元サーカスのブランコ乗りで身軽な尾崎は金庫破りを通じてどうも山内と関係がありそうであった。その二人は謎の女にある計画のため、マンションに集められている。
図面も手に入り、準備万端のようであったがただ一人到着していない男がいた。それがボスとヤマさんに執拗な取り調べを受ける山内だったのだ。二人の追求に彼は遂にある女に支度金100万円と報酬が3000万円で仕事を請け負ったと吐く。
そして山内は「三番町ホテル503号室」で女からの連絡を待っている予定との事だった。この事実を踏まえて、ボスの白羽の矢が非番でデート中だったデンカに立つ。彼は一日で一流の金庫破りに変身するために山内から教えを請うことになった。
その一方でボスは「ハコ師の名人」と言われた糸山ゲンジロウ(大滝秀治)を東京刑務所に訪ねる。ゲンジロウに探りを入れるボスだったが彼は現場から離れ、既に老いている感じであった。山内の技を修得したデンカは島田という偽名で例の503号室で女からの連絡を待った。
女は「山之内さんですね」と確認した相手が違うと分かると不信感を募らせたが交渉の結果、デンカに胸に薔薇を一輪差し、迎えの車に乗るよう指示を出す。それから尾崎が迎えに現れるが彼はデンカにアジトまでの間、アイマスクを強要した。
アジトに着くと疑心暗鬼で見る三人に対して、デンカは金庫破りの前哨戦を要求され、何とかそれをこなすと彼らも少しは氷解したようであった。その一方で何とか現場を知らせようとしたデンカだったが「明朝の決行」という言葉に飲み込まれてしまう。
その頃、七曲署ではホテルでデンカに掛かってきた女の声の中でクミの助言により特徴的なことを捉えていた。彼女は「山内」を「山之内」と言っているのだ。ボスは自分の責任でデンカを危険な状態から一刻も早く救い出そうと単独で捜査に出てしまう。
他方、謎の女達の狙いはネズミ講組織が摘発を逃れるために法改正をさせるために抱える闇の政治資金であった。盗聴器によってアジトに接近していた七曲署の面々だったがデンカが刑事であることを女に感づかれてしまう。
翌朝、尾崎、榎本、デンカの三人は水道工事人に化けて、いよいよ綿密な犯行計画の遂行に入る。アジトの新聞からジーパンとヤマさんは現場を割り出すことに成功するが強力な掃除機で吸い取られた2億円は既に消えていた。謎の女カオル(三林京子)はまんまと計画が成功したと思い、帰宅するがそこには...。
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