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70. さよならはいわないで
【出演者】石原裕次郎、松田優作、(関根恵子)、露口茂、竜雷太、小野寺昭、下川辰平、青木英美、有吉ひとみ、直木晶子、小原秀明、川口節子、安田泰三、松田剣、川辺久造【監督】児玉進【脚本】柏倉敏之【音楽】大野克夫(音楽)、井上尭之バンド(演奏)【原作】魔久平
【あらすじ&ジーパン心の叫び】
七曲署に花束を持って出勤するクミ。その花束はデンカに手渡される。みんなに冷やかされ、照れるデンカだったがその日は彼女・柚木麻江(有吉ひとみ)の誕生日であった。ボスから「無罪放免」を言い渡され、麻江の元へ向かおうとするところに非情にも電話が鳴る。
オオソコ倉庫裏の川岸で女性の死体が発見されたとの事だった。デンカは直ぐに麻江に電話を掛け、事件の旨を話すと準備万端だったにも関わらず、彼に心配をかけまいと彼女は電話を置く。寂しそうな表情の麻江。
七曲署の面々が事件現場に駆けつけると死後15時間経った女がそこに横たわっていた。付近に落ちていた一枚の名刺から城南商事(株)に勤める「北口初代」というOLであることが判明する。所持金に手が着けられていなかったことから行きずりの犯行ではなさそうであった。
デンカとジーパンはその会社に直行する。話を聞いた影山(川辺久造)という上司は北口のことを「いい人で後輩の面倒見も良かった」と大層嘆き悲しむ。彼女はアパートで一人暮らしをしていた。春には結婚も控えていたが管理人の証言だといつも一人ぼっちで寂しそうな人だったという。
そしてそこから「郵便貯金通帳」と「8ミリフィルム」が発見される。かなりの貯蓄額の通帳からは先月、先々月と100万円引き出されていた。8ミリには彼氏らしい人物が撮影した初代の嬉しそうな表情が満載されていた。だが、デンカの報告で彼女は何と妊娠五ヶ月という事実が判明。
小さな手を目の前で見たデンカの苦悩の表情。面々はもう一度事件を洗い直した。会社、アパートそして犯行現場を。デンカが現場で草むらを捜索中にある人影を目撃する。その人影を倉庫まで追うが突然、彼はそこで後頭部を鉄パイプで殴られる。
直後、デンカの行方不明報道をテレビで見る麻江。彼女の足は直ぐに七曲署に向かった。ボスは麻江に「シマを信じてやってくれ」と懇願する。ヤマさんとジーパンは現場に直行し、デンカの足取りを探る。そこには何故か影山が花束を持って立っていた。
初代の弔いのため、近所で聞いてここへ来たと告げる影山。一方、チョウさんとゴリは拳銃を持った赤いジャンパーの男(小原秀明)を追跡していた。そこにヤマさんとジーパンが合流。しかし、この男が所持していたのは実はデンカの拳銃だった。
漸くこの男を逮捕し、拳銃のあった場所を吐かせる。証言から倉庫に辿り着いた四人は箱の中に横たわるデンカを発見する。警察病院に収容されるデンカ。うわごとでボスに詫びるデンカを優しい眼差しで見守る麻江が看病についた。
デンカは意識を回復すると犯人の靴の踵に黄色ペンキが付いていたことを思い出す。麻江の制止を振り切り、現場へ向かうデンカ。再び草むらを捜査する彼はそこにいた子供の言葉から証拠に繋がる「赤いカフスボタン」を発見する。
証拠を掴んだデンカだったが署に戻るとボスに直ぐ彼女の元に帰るように命令される。実はボスには彼と同じような過去があったのだ。しかし、無情にも喫茶店LOTUSで会ったデンカには別れ話が告げられた。彼女は刑事の生活に我慢が出来なくなったのだった。
それでも刑事としての信念を貫くデンカ。だが、その苦悩する心情をボスに突かれる。そんな中でデンカの信念は遂に犯人に辿り着こうとしていた。赤いカフスボタンの指紋が犯人と一致したのだ。他方、ジーパンはデンカと麻江の関係修復を頼みに彼女が勤める幼稚園に行く。
「考え直してもらえませんか」というジーパンに対して麻江はにべもなく断る。赤いカフスボタンの購入者は小沢宝石店というところから判明した。それは美容室を営む女性であった。彼女はそれをある男性にプレゼントしていた。
その頃、麻江に魔の手が迫りつつあった。彼女がヒロ君という園児と遊んでいる時に「例の靴に黄色ペンキ男」が現れたのだった...。
ジーパン心の叫び 「刑事だってな何も好きで危険に飛び込んでる訳じゃないんだよ」