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アレなんだよなぁ〜!?

95. 愛のシルクロード

【出演者】石原裕次郎、松田優作、関根恵子、露口茂、竜雷太、小野寺昭、下川辰平、青木英美、杉田景子、山西道広、青木敏夫、森本三郎、尾崎八重、佐藤勝貫、荒井一雄、小坂育男【監督】木下亮【脚本】長野洋【音楽】大野克夫(音楽)、井上尭之バンド(演奏)【原作】魔久平

【あらすじ&ジーパン心の叫び】

 小田急線下で殺人事件が起きた。凶器のナイフに血痕。最初はチンピラ同士のいざこざと思われたがある大学生の学生証が発見されてから事件は思わぬ方向に発展する。それには伊藤啓一(山西道広)という名が記されていた。被害者はヤマさんが洗った。

 本名・中村マサオ、通称マー坊、矢追町界隈を根城にする強請り、たかりの常習犯で愚連隊の一味だった。シンコとチョウさんは伊藤について調べた。二年前に普通免許を取得。そして、遂に凶器の指紋と伊藤のモノが一致した。昭南大学文学部史学科で青森県出身。

 スナックで一時アルバイトをしていたが元来は真面目な学生らしかった。現在は平荘というアパートに住む。彼の部屋にはシルクロードの写真が所狭しと貼ってあった。そして、関連本の中から女性の写真が発見される。追川弥生(杉田景子)。ジーパンとシンコは彼女に事情を尋ねる。

 弥生は最初「知らない」と言い張る。昨年の5月に別れた恋人であることは認めたが今は全然関係がないので殺人を犯したことを告げてもつっけんどんな態度を取り続けた。ジーパンは弥生は事件に関係ないと判断したがシンコは女の勘で本当は知っているのではないかと推測した。

 ボスは彼女の勘を信じて、ゴリとジーパンに弥生の張り込みを命じる。シンコは伊藤の交友関係、ヤマさんはマー坊の線からチョウさんとデンカは青森に向かう。ゴリとジーパンは弥生のアパート前にある建築中のビルで張り込みを開始。彼女は特別な動きをしなかった。

 張り込みを始めて5日目、シンコは昭南大学の学生として講義を受け始める。ボスは長引く捜査の中で「最後の一つ」に賭けていた。一週間が過ぎ、弥生を訪ねたのは叔父さん夫婦だけ。一方、デンカが青森から戻り、母親の再婚に拘っていた「伊藤が故郷に帰る可能性は低い」と報告する。

 遂に土砂降りの雨の中、事件は動く。三人のチンピラ達が車に弥生を拉致しようとしたのだ。張り込んでいたジーパンは直ぐに彼女を助けに走った。助けられた弥生は黙って血が出ているジーパンの右手に白いハンカチを巻いてくれた。

 彼女の優しさに打たれたジーパンは伊藤とはもう関係がないと勘を披露する。だが、彼はその気持ちを買われて?「堂々デート」の命を与えられる。ハンカチを返しに来たジーパンが言い出せなくて、おどおどしていたのを弥生は優しく部屋に招き入れてくれる。

 その後、買い物に付き合ったり、ゲームをしたりする二人。ふと拳銃に気づいた彼女は決意したかのように伊藤の事を話し始める。「自分よりシルクロードを取ったのが彼と別れた理由だ」と切り出す。しかし、何故かジーパンはそれ以上の言葉を遮った。捜査は少し進展。

 伊藤はそれほど思っていたシルクロードを出発直前に止めていた。その同じ時期にマー坊が矢追町から姿を消し、方々で豪遊していたという噂。その頃、気まずくなったジーパンと弥生は神社でおみくじ。そこには・・・。

 小田急の車両にはジーパンと弥生、それとあの男の姿が認められた。彼女はジーパンから拳銃を擦り取り、その男に渡した。下北沢で下車したジーパンは漸く重大な事に気付く。彼女のアパートにはゴリの姿だけ。打ちひしがれるジーパンを叱咤激励するシンコ。

 デンカの調べだと伊藤は預金を全額引き出していた。ヤマさんはマー坊の兄貴分で川越(青木敏夫)という男がいたのを思い出す。彼は弟分殺害の直後から姿を消している。どうも彼が事件に絡んでいるのは間違いなかった。

 他方、シンコの励ましでジーパンはある場所を思い出す。果たして、弥生はそこに舞い戻っていたのだが...。

 BGM・クラシック

 ジーパン心の叫び 「いや〜これがうなぎって言うんですねぇ・・・いや〜まるでラーメンみたいですね。ヒヒヒヒヒッ」「あんた、愛してると言ったな。その愛してる男をむざむざ殺してもいいのか。どうなんだ!」



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