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96. ボスひとり行く
【出演者】石原裕次郎、松田優作、(関根恵子)、露口茂、竜雷太、小野寺昭、下川辰平、青木英美、赤座美代子、今井健二、野々浩介、杉山元、香月淳、下塚一二、笹尾一行、池田宗博、茂木正、松田剣、信欣三【監督】斉藤光正【脚本】長野洋【音楽】大野克夫(音楽)、井上尭之バンド(演奏)【原作】魔久平
【あらすじ&ジーパン心の叫び】
ガスバーナーで作業をする男達。ボスたちが現れると彼らは途端に敵意を露わにした。ボスはその鉄工所を経営する三田村平吉(信欣三)という旧知の男に会いに来たのだった。ボスはある事件で彼の息子を捜していた。読みではこの父親が息子を匿っているのは間違いなかった。
ボスは昔、一家を張っていた時、嘘をつかなかった事を信条にしていた話を持ち出し、平吉を説得する。果たして、息子タツオは物置に匿われていた。しかし、悲劇は起きる。親父に警察に売られたと感じた息子は銃で彼の左足を撃ってしまう。タツオは尚も逆上し、銃を乱射。
ボスが彼の右肩を撃って、それを押さえようとしたがタツオは窓ガラスに飛び込み、自ら死を選んでしまう。息子の墓参りの最中、平吉はボスに「あんたさえ来なければあいつを説き伏せて自首させるつもりだった」と恨み節をぶつ。
ボスはその帰りに車の運転中、ダンプカーに襲われる。何とか川沿いに逃げたがその時に左腕を負傷してしまう。署に戻るとボスのケガを心配したチョウさんが「三田村の若い奴らがボスを狙っている節がある」と告げる。その中の一人が今朝から行方不明との事だった。
それを示すかのようにその後、ボスは工事現場や自宅マンションで危険な目に遭遇する。最大限に現れたのが唇の絵の巨大看板「ふれる心・・・・こわれた夢が中を舞う 人が人を愛する時」が頭上に降って来た時であった。直前でそれを避けることに成功し、何とか命拾いをする。
その一部始終を目撃していた女性。彼女は向かいのビルの「芸術工房Q」というデザインスタジオに働いていた。悲鳴を上げる彼女の姿を見ていた男が二人。一人はボスでもう一人はロープを切った犯人だった。女は恐怖心から外へ飛び出す。
地下通路を歩く彼女を車で襲ったのはあの犯人であった。彼はもう一歩の所で女を殺すことに失敗する。その女は運良く病院に運ばれる。最悪の場合は「記憶喪失もあり得る」という重傷だった。これは計画的な犯罪だと推測される。
女性の氏名は定期券から神田キミエ(赤座美代子)と判明した。だが、本人に確認すると上村コトエ(赤座美代子2)だと言い張る。「熊本出身で夫と5歳の子供がいる」とも証言する。医者の説明によると「二重記憶喪失ではないか?」との見解だった。
ボスは彼女が「芸術工房Q」に勤務していると聞き、あの時の女性だと思い出す。部下の前でこの事件は「自分と関係がある」と告白する。七曲署の面々は再び一丸となって捜査にあたる。それが実を結び、チョウさんがコトエを襲った車種の限定に成功したことから高野(野々浩介)という梶田組組員にぶち当たる。
梶田組は竜神会の下部組織。また高野は昔、愚連隊だった頃に三田村鉄工の若い連中と面識があった。だが、彼はコトエが記憶喪失だということを知っていると見えて、なかなか口を割らない。そんな折りにヤマさんがボスにある血判状を見せる。
そこには「七曲署の藤堂を消せ 工場の権利をやる 三田村平吉」と平吉の筆跡で書かれていた。意を決して、ボスは三田村鉄工へ乗り込む。三田村鉄工の若い衆はおやじさんが警察に引っぱられたと思い込んでいた。おやじさん思いの彼らの言動も加味し、ボスは平吉が誘拐されたと断定。
病院で彼はコトエの嘘を見破るがそれ以上迷惑を掛けられないと判断する。デンカに拳銃を渡し、ボスは竜神会・大滝(今井健二)の罠に自ら填って行くのだったが...。【「探偵物語」に関する役者がかなり出演!!】