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【来月6日没後10年 今なおファン獲得】
キムタクがテレビで物まね
10代にアピール
きょうからTVH
主演映画を特集
ブラウン管と銀幕を鮮烈に駆け抜け、39歳で急逝した松田優作。11月6日に没後10年を迎えるが、その神話はあせず、新たなファンを獲得している。回顧イベント、遺児の映画デビューなどの話題の一方、TVHは4日から主演映画を特集放送する。
松田は1973年、テレビ「太陽にほえろ!」のジーパン刑事役で人気に。185センチの長身と野性的な風ぼう。映画”遊戯シリーズ”をはじめ、殺気漂うハードボイルドで若者を熱狂させた。
80年代は性格派俳優としても国際的な評価を高めたが、89年、米国映画「ブラック・レイン」の公開直後に病死した。
死去直後から関連書籍の出版が相次ぎ、97年にはドラマ「探偵物語」の”工藤ちゃん”が缶コーヒーのCMに登場。スマップの木村拓哉が松田の物まねをしたこともあって昨年、札幌で開かれた回顧展の来場者の半分は10代だった。
今春は主演作「蘇える金狼」がテレビドラマに。ファン層の拡大を受け、5月には公式ファンクラブまで発足した。
今年の出版の目玉は、一万部限定の写真集「松田優作10thメモリアルボックス ダンス」。写真嫌いだった松田のプライベート写真役130点とフォトCDなどを特装箱に収め、11月から一般書店で販売する。先行販売した札幌の書店では、12,800円という価格にもかかわらず20冊が完売したという。
過去最大規模の回顧イベントは12月上旬、大阪市内で開かれる。松田優作事務所の主催で、作品上映やゆかりの俳優、監督たちのトークショーなどを予定している。
また同月公開される大島渚監督の13年ぶりの劇映画「御法度」には、長男・松田龍平が初出演。父譲りの長身と、あやしい色気で新撰組をほんろうする美剣士を演じている。
TVHの主演映画特集は4日から10日まで、「午後のロードショー」枠で。はまり役の殺し屋・鳴海昌平が誕生した「最も危険な遊戯」や、森田芳光とコンビを組んだ「それから」など、代表作6本を放送する。
(1999.10.4 北海道新聞夕刊より)